Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

宝運びゲーム 第3時間目 1

2009-10-19 21:33:35 | 体育
 3時間目。今日から宝運びゲームである。
 スケッチブックに描いたイラストを見せながら,ルールやゲームの方法を説明した。

・攻撃側は1人1個宝(紅白玉)を持つ。タグを取られずにゴールラインまでたどり着いたら宝置き場に宝を置く。
・宝を置いたら,スタートラインに戻り,再度宝を持ってスタートする。
・途中で鬼にタグを取られたら,タグを返してもらってスタートラインに戻り,再度スタートする。
・守備側は「じゃまじゃまゾーン」から出られない。
・多くの点数を取ったチームの勝ちとなる。

 その後,デモンストレーションとして,赤対黄の試合を行い,実際に見せることでルールを確認していった。
 質問を受け付けた後,試合開始である。

 子どもたちはやる気満々であった。
 赤チームからは「円陣を組もう」という声が挙がっていた。

 このあと,特に教師からの投げ掛けはなかったのだが,それが当たり前であるかのように,全チームがそれぞれ作戦タイムを始めた。
 これは驚きである。
 このゲームには作戦が必要だということを自然と認識したのであろうか。

 黄チームは作戦をめぐって,激しい言い争いをしていた。
 本気になっている証拠である。
 本気でなければ争いも生じない。
 このチームは,作戦がまとまるのも一番早かった。

 いよいよゲームのスタートである。

 最初,一気に突破しようとする動きが多く見られた。
 守備側が攻撃陣の動きについていけず,タグを取ることができない。

 しばらくすると,1対2や2対2の状況が生まれてきた。
 ここがこのゲームの真骨頂である。
 どのような作戦を立てたかが試されるところである。

 Mさんの攻撃時の動きを見ていて,私は「あれ?」と思った。
 じゃまじゃまゾーンの手前に立って,守備者を撹乱しているだけで,なかなか突破しようとしないのである。
 しかし,これは作戦であった。
 Mさんが相手をひきつけている間に,ほかの子がゾーンをすり抜けていくのである。

 1回目のゲームの時点で,このような高等な戦術が出てくるとは驚いた。

 20対14,14対13という結果であった。
 大変盛り上がった。

最新の画像もっと見る