Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

開脚跳びの指導

2008-05-28 23:59:38 | 体育
 跳び箱運動で開脚跳びの指導を行った。
 4年生では,シンクロ開脚跳びや台上前転へとつなげていきたいと思っている。そのための実態把握も兼ねて行った。

 まずは,準備運動で基礎感覚づくり。腕支持回り,かえるの足打ち,かえる倒立,かえるのダンス,うさぎ跳び,手押し車,壁倒立などを,テンポよく次々に行っていった。
 これらの動きは4月からずっと行っている。基礎感覚はすぐに身につくものではない。繰り返し継続して取り上げていく必要があると思っている。

 用具の準備は4分ほど掛かった。
 「3分でできたら新幹線はやて,4分でできたら新幹線やまびこ,5分掛かったら普通列車です」と投げ掛けた。
 ユーモアを交えたこの指示は,子供たちにとっては初めてであり,笑いも聞こえた。ユーモアで心もほぐしていく。

 設置したのは,小跳び箱の縦3段×1,縦4段×1,中跳び箱の縦4段×2,横4段×2である。合計6箇所である。
 最高で4段というのが,子どもの欲求に合っていないのではないかとブーイングも想定していたが,全く聞かれなかった。

 3分ほど自由に跳ばせ,実態を大まかにつかむ。
 開脚跳びができない子が3名いた。
 Aさん,B君の治療は簡単そうであるが,C君はなかなか手強そうである。
 B君には踏切を指導するだけでOKである。
 Aさん,C君には向山A式,B式で指導していくことにする。
 AさんはA式だけでクリアーである。
 C君にはB式を繰り返して,体重移動の感覚をつかませていく。10回ほどほめながら繰り返していって,ひとまずクリアーである。
 この子の場合,体重移動も問題だったが,左右のバランス感覚やリズム感覚の問題の方が大きい。左右の足の同時着地ができないのである。こちらの問題はまだ残っている。

 さて,個別指導をしている間,できる子たちにどんな課題を与えるかが問題である。
 向山氏の実践を追試した。
 跳び箱と踏み切り板,マットを離し,「無駄な力が入っていなければ,踏み切り板もマットも動きません」と投げ掛けたのである。

 ここで個別評定をしていく必要があったが,C君の指導もあったため,できなかった。次回,取り入れていくこととする。

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