通常の体育の授業で,バトンパスをどのように指導しているだろうか。
一般的には次のような指導がされている。
「右手でバトンをもらい,その後左手に持ち替えて走る」
私が子どもの頃もこのように指導されてきたし,教師になってからもこのように指導してきた。体育の準教科書でも,このように書かれている。
常識といってもよいほど浸透している。
しかし,これは本当に有効なのだろうか。
1
右手でバトンを受けるためには,フィールドに背を向けて待つことになる。
そうすると,レースの様子を把握するためには,首の向きを変えなければならない。視線が途中で遮断されることになる。
校庭のトラックで走る場合には,カーブが終わるとすぐにテイクオーバーゾーンになることが多いので,尚更この傾向が強くなる。
フィールドに背を向けていては,コーナーを回ってくる前走者を捉えにくい。
常識に反して,左手でバトンを受けるようにした場合はどうなるだろうか。
フィールド側に体を向けて待つことになる。
内側に体を向けていれば,レースの様子が把握しやすい。
コーナーを回ってくる前走者をとらえやすいので,スタートが容易になる。
一般的には次のような指導がされている。
「右手でバトンをもらい,その後左手に持ち替えて走る」
私が子どもの頃もこのように指導されてきたし,教師になってからもこのように指導してきた。体育の準教科書でも,このように書かれている。
常識といってもよいほど浸透している。
しかし,これは本当に有効なのだろうか。
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右手でバトンを受けるためには,フィールドに背を向けて待つことになる。
そうすると,レースの様子を把握するためには,首の向きを変えなければならない。視線が途中で遮断されることになる。
校庭のトラックで走る場合には,カーブが終わるとすぐにテイクオーバーゾーンになることが多いので,尚更この傾向が強くなる。
フィールドに背を向けていては,コーナーを回ってくる前走者を捉えにくい。
常識に反して,左手でバトンを受けるようにした場合はどうなるだろうか。
フィールド側に体を向けて待つことになる。
内側に体を向けていれば,レースの様子が把握しやすい。
コーナーを回ってくる前走者をとらえやすいので,スタートが容易になる。