Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

計算の補助の書き方 4

2011-05-20 00:09:47 | 算数
3年生のかけ算

 このように書かせてきた。



 たし算のときと同様に,3×6=18の18は,「1」→「8」の順で書かせる。
 これを「8」を先に書かせる場合があるが,子どもの思考としては81と書いているような感じになるので,おかしなことになってしまう。

 シの読み方は,次の通りである。

26かける3は,さぶろく18,さんにが6に1をたして7,答え78です。 

 自分で問題だと思うのは,3×2=6の「6」が目に見えないことである。
 自分の娘が計算しているのを見たら,繰り上がりの1の隣に6が書いてあった。
 このような方法もあるのだと思った。
 だが,どうもごちゃごちゃしていると感じる。
 私の指導経験では,この6は書かなくてもできることが多かった。
 
 スの場合はこうなる。

678かける2は,にはち16,にしち14に1をたして15,にろく12に1をたして13,答え1356です。

 2桁×2桁になると,次のようになる。



34かける67は,しちし28,しちさん21に2をたして23,ろくし24,ろくさん18に2をたして20,8たす0は8,3たす4は7,2たす0は2,0たす2は2,答え2278です。



 たし算の繰り上がりを,カのように上に書いていると,タのようになってしまう。

 タのように書くと,かけ算の繰り上がりの1なのか,たし算の繰り上がりの1なのか分からなくなり,最後のたし算で間違ってしまう。
 補助の数字を全部足してしまって,答え3598などと書いてしまうような子も出てくる。
 
 ソのように書けば,=の線の上にあるものがたし算の繰り上がりであるから,それだけを足せばよいのでミスが少なくなる。

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