Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

計算の補助の書き方 3

2011-05-19 23:38:44 | 算数
2年生のひき算



 私が書かせてきたのはキである。
 1年生でのウのような書き方からのつながりを考えると,キのようになる。

 読み方は,次のようになる。

63ひく27は,3ひく7はできない,十の位の6を5にして10もらう,10ひく7は3,3と3で6,5ひく2は3,答え36です。

 クの書き方は,似ているが少し違う。
 10-7=3の「3」が見えないのである。
 見えない3ともとの3をたすのが困難な子がいる。

 ケのような方法で書かせる教師もいる。
 「13-7」を暗算でしなさいというのである。
 これは飛躍し過ぎている。

 実は私は自分が2年生のとき,このように「13-7」を暗算でするように指導された。
 それでひき算が分からなくなった経験がある。
 これが私の小学校生活における最初の挫折であった。
 自分の経験から確信しているのだが,このような方法では相当落ちこぼれが出てくるのではないだろうか。


3年生のひき算

3年生になって桁が増えると,次のようになる。



 コは次のように読む。

673ひく495は,3ひく5はできない,十の位の7を6にして10もらう,10ひく5は5,5と3で8,6ひく9はできない,百の位の6を5にして10もらう,10ひく9は1,1と6で7,5ひく4は1,答え178です。

 サは次のように読む。

504ひく126は,4ひく6はできない,十の位からもらえない,百の位の5を4にして10もらう,十の位の10を9にして10もらう,10ひく6は4,4と4で8,9ひく2は7,4ひく1は3,答え378です。

 サのような場合に,十の位の上にいきなり9を書かせる教師がいるが,私は反対である。
 なぜ9になるのか,説明できない子が多いからである。

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