Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

説明させる算数 2

2011-05-01 01:42:18 | 算数
 今までの学力観では,式を書き,計算し,答えさえあっていればよかった。
 取りあえず下のようになっていれば,満点であった。


 しかし,いま問われているのは,説明する力である。
 どのように考えたのかを説明できなければならない。

 「発問→挙手→指名」形式での口頭の説明では駄目である。
 全員が授業中に説明できるはずはない。
 これだと一部の子だけの発表に終わってしまう。
 しっかりとノートに書かせ,「発問→作業→確認→指名」で進めていく。

 「作文せよ」と言われて,「えーっ」と言う子どもたち。
 今まであまりそのような授業を受けていないのだから,当然の反応であろう。

 どう書いていいのか分からないようなので,型を示した。

 ①まず~(初めに~・最初に~)
 ②次に~(それから~・そして~)
 ③よって~(だから~・最後に~)

 型を示したことで,子どもたちは書きやすくなったようであった。

 先の子のノートには,次のように説明が付け加わった。


 他の子のノートも見てみる。




 授業時間が足りなくなり,発表はできなかった。
 ノートを集めてチェックした。
 子どもたちにとって,考え方を説明する作文を書くのは初めてであったと思うが,思ったよりよく書けていたと思う。

 「みました」のはんこを真っ直ぐに押したものと,横向きに押したものがある。
 これは意図的である。
 横向きに押してある子の意見を,次の時間に取り上げ,共有化していくようにしたい。

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