Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

運動会全体練習 1

2009-05-29 23:03:07 | 特別活動
 勤務校で運動会の全体練習を行った。1年生から6年生までおよそ500人での練習である。全体指揮は私が行った。

 内容は,開会式,閉会式の入場と退場,全校でのフォークダンス「タタロチカ」の指導である。

 運動会は学校だけでなく,地域の運動会との共催である。平成6年度から共催で行っているとのことである。その影響もあるのか,ピシっとした雰囲気ではなく,どことなくだらけていると聞いていた。

 初めに開会式の入場である。「前へ…進め」と号令を出し,入場させた。
 今年度異動してきた私は初めて見たのであるが,お世辞にもしっかりしているとは言えない状況であった。
 それぞれの場所に着くと,足踏みをやめてしまい,おしゃべりをする子が見られる。前後の間隔も詰まりすぎている。
 これでは駄目である。

 まず,「全体…止まれ」の号令があるまではその場で足踏みを続け,止まった後は指揮台に体を向けることを指導した。
 また,大きく「前にならえ」をさせ,間隔をつかませた。
 
 ここで終わったのでは,指導したことにならない。これでは言っただけと変わらない。
 前代未聞であろうが,やり直しをさせた。
 
 2回目は,幾分良くなった。足踏みを続け,間隔を考えている。
 1度の指導でこれだけよくなるのであるから,もともと持っている能力は高いのである。
 よくなったことをほめ,評価した。点数を付け,評定してもよかったかもしれない。
 
 退場の練習では,「まわれ…右」がめちゃくちゃであった。
 1の動作の指導→2の動作の指導→1・2の動作を続けて→3の動作の指導→1・2・3の動作を続けて,と指導していった。
 動きは見違えるほど良くなった。
 
 タタロチカもやり直しをさせた。
 学校全体の一体感を醸し出さなければならない全校ダンスなのに,ふざけた動き,危険な動きが目に付いたからである。

 一番問題だったのは,手をつないで横に移動する動きである。
 手をつながない児童がいる。一つには,私が事前に描いた円が大きすぎたということがあった。これは私のせいである。
 しかし,恥ずかしいという理由などからつながない子も多いように見受けられたのである。
 
 さらに,大股で速く動くために,手が切れるというのも目に付いた。腕が引っ張られ,危険な状態である。仲間と動きを合わせようとしない自分勝手な動きである。
 こういう動きを黙認していては,けがをする子が出てくる。
 
 「小股で動きます」「速く動くと,けが人が出ます」と指導し,やり直しをさせた。
 2回目の動きは,1回目より良かった。指導の成果がある程度表れたといえるだろう。

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