社会で「国土の気候の特色と人々の暮らし」の授業を行っている。
現在,沖縄のくらしを扱っている。
この単元でぜひ行ってみたい授業があった。
有田和正氏のパイナップルの授業である。
今まで実践の機会がなかったが,ついにチャンスが巡ってきた。
まずは,いつも通り地図帳を使っての地名調べから始めた。
5年生の初めの段階で子どもたちは地図帳の使い方について,あまり理解していない様子だった。
地名調べはできるものの,人口や産業,動物,歴史,活火山・休火山なども調べられるということを分かっていなかった。
地図の面白さを感じ取っていなかったのである。
それでほぼ毎回取り入れている。
今日調べさせたのは,「磐田」「いわき」,そして「名護」である。
初めの2つは本題とは関係ない。つかませたいのは「名護」である。
名護を調べた子はすぐに「人口が10万人未満」「パイナップルが取れる」「近くの宜野座というところでもパイナップルが取れる」などと発表していった。
沖縄を南北に分けるとすると,パイナップルがよく取れるのはどちら側ですか。
と聞くと,北側であるという。
「パイナップルづくりが盛んなところは全部で5箇所あるけれど,全部北側」「南側にはパイナップルが取れるところは一つもない」などと発表した。
「南側にはパイナップルはないが,サトウキビはある」となかなか鋭い着眼点を持っている子もいる。
「そうです。沖縄の北側の方では,パイナップルづくりが盛んです。これです」と言って,事前に廊下に隠しておいたパイナップルを取り出した。
「おー!」「本物?」と俄然盛り上がる子どもたち。
社会ではやはりモノがあると子どもの目の輝きが違う。
「日本ではほとんど沖縄でしか取れません」と説明した。
「今から食べるの?」という子がいたので,「今から出す問題に正解した人がいたら食べられるかもしれません。でも,とても難しいですよ。挑戦してみますか」と言った。
すると,「やる」という。
そこで問題を板書した。
パイナップルはどういうかっこうで実がついていますか。
「ノートに絵を描きなさい」と指示した。
「そのパイナップルを見てもいいですか」という子がいたので見せたところ,真剣に観察していた。
現在,沖縄のくらしを扱っている。
この単元でぜひ行ってみたい授業があった。
有田和正氏のパイナップルの授業である。
今まで実践の機会がなかったが,ついにチャンスが巡ってきた。
まずは,いつも通り地図帳を使っての地名調べから始めた。
5年生の初めの段階で子どもたちは地図帳の使い方について,あまり理解していない様子だった。
地名調べはできるものの,人口や産業,動物,歴史,活火山・休火山なども調べられるということを分かっていなかった。
地図の面白さを感じ取っていなかったのである。
それでほぼ毎回取り入れている。
今日調べさせたのは,「磐田」「いわき」,そして「名護」である。
初めの2つは本題とは関係ない。つかませたいのは「名護」である。
名護を調べた子はすぐに「人口が10万人未満」「パイナップルが取れる」「近くの宜野座というところでもパイナップルが取れる」などと発表していった。
沖縄を南北に分けるとすると,パイナップルがよく取れるのはどちら側ですか。
と聞くと,北側であるという。
「パイナップルづくりが盛んなところは全部で5箇所あるけれど,全部北側」「南側にはパイナップルが取れるところは一つもない」などと発表した。
「南側にはパイナップルはないが,サトウキビはある」となかなか鋭い着眼点を持っている子もいる。
「そうです。沖縄の北側の方では,パイナップルづくりが盛んです。これです」と言って,事前に廊下に隠しておいたパイナップルを取り出した。
「おー!」「本物?」と俄然盛り上がる子どもたち。
社会ではやはりモノがあると子どもの目の輝きが違う。
「日本ではほとんど沖縄でしか取れません」と説明した。
「今から食べるの?」という子がいたので,「今から出す問題に正解した人がいたら食べられるかもしれません。でも,とても難しいですよ。挑戦してみますか」と言った。
すると,「やる」という。
そこで問題を板書した。
パイナップルはどういうかっこうで実がついていますか。
「ノートに絵を描きなさい」と指示した。
「そのパイナップルを見てもいいですか」という子がいたので見せたところ,真剣に観察していた。