最後はマットでの練習である。
根本氏の指導案では「マットから跳ぶ」となっていたが,ロングマットの数の関係で用意できず,床からマット目掛けて跳ぶという形になった。
ある程度練習をさせた後,3つのポイントができているかどうか個別評定をさせる予定であった。
しかし,評定はせずに記録測定へと移っていった。
S氏によると,評定を入れると時間不足になると判断したとのことである。
前日の指導で,S氏には個別評定の重要性についてレクチャーしていたので,これは残念であった。私の見たところ,時間不足という感じはしなかった。評定に自信が持てず,やめたのかもしれない。
記録を計測してみると,ほとんどの子が伸びていた。
肥満型のA君は110㎝から170㎝に伸びた。
「60㎝も伸びた。奇跡が起こった」と私のところにニコニコしながら報告に来た。
182㎝だったBさんは,200㎝の大台に達した。
発達障害のC君は,朝の計測では80㎝だった。この時間の計測では50㎝前後であった。
自己肯定感が低いので「どうせおれなんか駄目なんだ」という態度になってしまった。
そこで,私が指導してみたが,70㎝に達するのがやっとであった。
フォームを意識するあまり,ぎこちない動きになってしまっているのが原因だと思われる。
結果は,次の通りである。
●指導前の平均記録 138.0㎝
●指導後の平均記録 157.2㎝
●伸びた平均記録 18.0㎝
昨年度の体力・運動能力調査の全国平均は,男子153.44㎝,女子145.2㎝であるから,それを上回る結果が出たということがいえる。
根本氏の指導案では「マットから跳ぶ」となっていたが,ロングマットの数の関係で用意できず,床からマット目掛けて跳ぶという形になった。
ある程度練習をさせた後,3つのポイントができているかどうか個別評定をさせる予定であった。
しかし,評定はせずに記録測定へと移っていった。
S氏によると,評定を入れると時間不足になると判断したとのことである。
前日の指導で,S氏には個別評定の重要性についてレクチャーしていたので,これは残念であった。私の見たところ,時間不足という感じはしなかった。評定に自信が持てず,やめたのかもしれない。
記録を計測してみると,ほとんどの子が伸びていた。
肥満型のA君は110㎝から170㎝に伸びた。
「60㎝も伸びた。奇跡が起こった」と私のところにニコニコしながら報告に来た。
182㎝だったBさんは,200㎝の大台に達した。
発達障害のC君は,朝の計測では80㎝だった。この時間の計測では50㎝前後であった。
自己肯定感が低いので「どうせおれなんか駄目なんだ」という態度になってしまった。
そこで,私が指導してみたが,70㎝に達するのがやっとであった。
フォームを意識するあまり,ぎこちない動きになってしまっているのが原因だと思われる。
結果は,次の通りである。
●指導前の平均記録 138.0㎝
●指導後の平均記録 157.2㎝
●伸びた平均記録 18.0㎝
昨年度の体力・運動能力調査の全国平均は,男子153.44㎝,女子145.2㎝であるから,それを上回る結果が出たということがいえる。