Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

前転ボールキャッチ 1

2011-06-07 00:48:12 | 体育
 「前転ボールキャッチ」の授業を行った。

 「第4回杜の都のTOSS体育セミナー2009」の模擬授業で行った教材である。
 実際に子ども相手に実践するのは初めてである。

 まずは,リズム太鼓を使った準備運動で,逆さ感覚や腕支持感覚などの基礎感覚を鍛える動きづくりを行った。
 4月から継続して行ってきているので,動き方そのものはだいぶ身についてきている。

 その後,体ほぐしとして「大根抜き」を行った。
 子どもたちがバスケットサークル内で足を外側に向け,がっしりと腕や肩を組んで座る。
 鬼になった子が足を引っ張ってサークルの外に出していく。
 サークルから出てしまった子も鬼となる。
 制限時間内にサークル内に残っていられた子がチャンピオンとなる。
 男女関係なく足を引っ張る姿が見られ,スキンシップを取ることができた。

 子どもたちは既に汗びっしょりである。
 体も心もスイッチがオンになっている状態で,メインの「前転ボールキャッチ」に入った。

 3人組を作らせ,マットを準備させた。
 体育館を広く使うために,神経衰弱のようにバラバラに用意させた。

 初めに前転をさせ,子どもたちの実態を把握しようとした。
 5年生になってからマット運動は初めてであるから,子どもたちの実態が分からない。
 様子を見ていると,手を使って起き上がっている子も少なくない。
 また,頭頂部を着いている子もいる。

 頭のどこを着いたら,まっすぐスムーズに回りやすいでしょうか。
  ①頭頂部
  ②後頭部
  ③頭は着かなくてよい


 予想させると,②が多かった。
 実際に試させた後に聞いてみても,②が多数であった。

 ②で正解です。③のようなつもりで行うと,結果的に後頭部を着けて回ることができます。

と説明した。

 また,手を着いて起き上がる子が多いので,

 手を着いているのでは,でんぐり返しです。
 手を前にスッと出して,起き上がってみましょう。


と投げ掛けた。

 これでようやく前転らしい動きができてきた。

 前転リレーをします。
 1人目が終わったら,2人目がスタートします。全員回り終わった「フィニッシュ」と言って座ります。


 示範させながら説明した。
 前転ボールキャッチができるようにするには,すばやい前転も大切である。
 すばやく前転しなければ,ボールをキャッチすることができない。
 リレー化することで,楽しみながらはやく回る練習ができた。