Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

前転ボールキャッチ 2

2011-06-08 00:51:53 | 体育
 ボールを準備させた。

 ボールの種類はゴム製のソフトバレーボールが最適だと考えている。
 しかし,数が十分になかったのでやむを得ずバレーボールを使用することにした。

 いきなり前転ボールキャッチをさせるのは難しい。

 前転したあと,友達に投げてもらったボールをキャッチします。

 示範を見せてから行った。
 これは前方からボールが来るので,容易にキャッチできる。
 この後の動きを考えるなら,後方からボールを投げてもらい,キャッチする動きを取り入れるとよかった。

 いよいよ前転ボールキャッチである。

 私が示範して見せた。
 できる自信はあまりなかったので,「成功しても失敗しても拍手をするのです」と言って聞かせてから示範した。
 結果は失敗であった。
 キャッチし損ねたボールが何と顔面を直撃した。
 痛みに耐えながら「では練習しましょう」と指示した。
 
 しばらく練習させたが,なかなかできるようにはならない。
 すぐにできるような教材では面白くない。
 できなかったことができるようになり,向上的変容を実感できる教材だから価値があるのである。

 どんな工夫をしたらうまくできるでしょうか。

 拡散的発問で多くの意見を引き出す。
 「すばやく回る」「ボールを高く上げて,滞空時間を長くする」「ちょうど回り終わるあたりの場所にボールを投げる」という意見が出された。

 ボールの位置をいつ確認したらよいでしょうか。
 ①回る前
 ②回っている途中
 ③回り終わったあと


 集中的発問で収束を図っていく。
 
 子どもたちの実態は③である。
 回り終わってからボールを探しているので,うまくいかない。

 予想では①と②に分かれた。
 実際に試せた後に聞いてみると,②が多くなっていた。
 ①のように,ボールを投げてだいたいの場所を確認してから回り始めたのでは間に合わないのである。