Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

教育実習日誌へのコメント 4

2010-05-20 00:17:25 | 教師修業
 始業前から事故があり,動揺の収まらない1日だったのではないでしょうか。
 苦難は,自分を鍛える貴重な試練です。「飛躍するためのまたとないチャンスを,神や仏が自分に与えてくれている」と受け止めましょう。
 負傷者の出たときにどのように対応していけばよいのかを学ぶことができたと思います。校長・教頭への報告,養護教諭の対応,保護者への連絡,同学年の先生との連絡など,通常の実習では学ぶことのできない貴重な経験を得ることができました。
 今回の一件は,きっとA先生にとって何ものにも代えがたい宝となります。

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 校庭に移動しての写生。所持物,場所,時間などを確認してから移動した点は,大変よかったと思います。
 また,1人1人に目配りをし,声を掛けながら指導していた点,感心しました。
 惜しかったのは,子どもたちがどのような作品を描けばよいかという具体的なイメージを持たないまま,活動に入ってしまったところです。
 先行実践をした1組の作品をいくつか紹介したり,教科書の作品例を提示してどんな工夫があるかを話し合わせたりして,イメージを膨らませてから取り組ませると,さらによい授業になったことと思います。

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 発表する子:「答えは○○です。いいですか。」
 他の子ども:「いいでぇーす。」
 
 このような授業風景は,多くの教室で見られるものだと思います。どの子も授業に参加させるための発言推進策の一つなのでしょうか。
 私はこのような手立てには反対です。
 「いいでぇーす」と返答している子が,本当に解答を吟味しているかどうかは,多くの場合怪しいと言わざるを得ません。うわべだけの返答をしているに過ぎません。
 何よりも問題なのは,本当はよくないと思っている子がいたとしても,大多数の「いいでぇーす」の声に,その少数意見がかき消されてしまうということです。大多数がいいと言っていることに対して,自分は違うと主張するのは勇気がいります。
 今日の授業の場合,教科書の開いていたページに検算の式は「4×64」と書いてあるのですから,多くの子が誤りに気付いていたはずです。それを指摘できるだけの力がついていないのは,担任である私の普段の指導にも問題があったのだろうと反省しています。