Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

教育実習日誌へのコメント 2

2010-05-18 23:11:07 | 教師修業
 今回の理科の授業でよかったのは,見通しを持たせたことです。
 1時間の授業の中でどんなことをするのかを最初に示した点はよかったです。見通しがついていると,活動しやすくなります。特に特別支援を要する子たちには,必要な配慮だと思います。
 
 他に必要な配慮としては,例えば次のようなものがあると思います。
●視覚支援
 指示や説明を理解させるのには視覚的なサポートが必要です。例えば,写真やイラスト,表で示す,演示するなどです。言葉で説明しなくても一目で分かるようにすることが大切です。今回の板書は文字だけでしたので,多少分かりづらい点があったものと思います。

●一時一事で的確な指示を出す
 一度にいくつもの指示を出すと,子供たちは理解できません。今回は,3つの実験内容を一度に指示したため,理解できない子どもがいたように思います。

●明確に伝える
 必要なものは何か,役割分担はどうするのか,結果をどこに書くのかなど,明確に伝えることが大切です。

 このようなことを日々の実践の中で意識していくとよいと思います。

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 音楽の実践授業,お疲れ様でした。
 今回よかったのは,表情です。温かな笑顔で子供たちに接していたのが印象的でした。
 また,階名を記入させるときに1段ずつ区切って細分化したところや,1人の子がつくった節を全員で演奏して,共有化したところなどもよかったと思います。

 ただ,準備不足から来る教師の不安感を,子供たちが察知してしまっていました。子供のセンサーは,こういったものに敏感に反応します。恐ろしいことに一瞬にして見抜いてしまうのです。
 例えば,教師がCDの曲順を確認している間などは,子供はすることがないので空白時間が生じます。空白時間が生じると,子どもはざわつき始めます。これは,「この先生はどこまで許してくれるのか」と教師の出方をうかがっているのです。このような場合,即時の対応が大切です。
 空白時間が生じないよう,テンポを意識して授業を進めていくとよいと思います。