Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

先取りの原則

2008-01-29 23:16:01 | 教師修業
 昨日,『TOSS体育通信』№226が届きました。その中で田代光章氏が次のように書いています。

 あまりにも教師の願望が強く,子どもが萎えてしまう場面がある。「二重跳び全員達成しよう!」最後に残るのは1名か2名。子どもは本当に二重跳びが跳べるようになりたいのか?教師の勝手な「目標達成」のために,子どもが犠牲になっていないか?


 教師の目標ばかりが優先されてはいけないと思います。子どもの欲求を考慮しなければいけません。
 
 低学年で「忍者の修業」と称して授業しました。平均台,ターザンロープ,マット,跳び箱,肋木,セーフティマットなどありったけの器械・器具を活用し,ある程度自由に子どもたちを動かせました。自由の中から工夫が生まれ,それをほめていくことで新しい忍法が広がっていきました。
 極寒の中,子どもたちは汗びっしょりになって活動していました。
 いろんな動きをしたいという子どもたちの欲求が満たされたのです。
 
 これは根本正雄氏のいう「先取りの原則」が生かされているからだと思います。

【先取りの原則】 子供の望むことを先取りし、子供の欲求を満たしていく。
http://www.chiba-fjb.ac.jp/masao_n/keiei/keiei1/sakidori.html