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修業の時計を止めない教師でありたいです。

社会科の授業力を高める会 IN SENDAI 1

2008-01-21 23:37:27 | 教師修業
 本日,東北福祉大学で行われた「社会科の授業力を高める会」に参加しました。
 有田先生は都合により参加されなかったものの,充実した2時間を過ごせました。
 
 初めに有田先生の授業ビデオを視聴しました。NHK『わくわく授業』の「“はてな”でふくらむ好奇心」の回です(平成17年11月6日放送)。静岡県藤枝市の4年生に授業した様子です。
 ビデオ視聴から学んだことをまとめます。

●最初に「地図の」とだけ板書し,「後で題をつけてもらうよ」と投げ掛けている。
 授業の最後にしっかりと題名をつけられれば,学習内容が明確な証拠である。
 また,子どもがしっかりと理解した証拠である。

●「全員起立。何県か分かったら座る」と指示している。
 全員を集中させ,背水の陣に立たせる。

●新潟県の地図を掲示するが,重要な情報は抜いて作ってある。
 子どもの好奇心をくすぐる手立てである。

●地図が色分けしてあるなど,子どもから「はてな?」を導くしかけが資料にはしてある。

●瞬時に子どもを評価し,ほめている。

●子どもとスキンシップを多く取っている。
 例えば,「うまい」といって頬をなでる,
 子どもの後ろから手を取って「バンザイ」をさせる,
 「さようなら」といって1人1人とハイタッチするなど。

●机も子どもたちとのコミュニケーションがとりやすい配置にしてある
 (中央の通路が大きく開けてある)。

●表情・パフォーマンスが豊かである。

 授業以外に,有田先生の教材開発の様子もあり,大変興味深い内容でした。
 授業は『授業力の開発№4 調べ学習のツールはこう活用する!』にテープ起こしが収められています。また,教材開発のノウハウや有田先生のこれまでたどってきた道なども,いろいろな書籍に収められて読んで知っていたことが多かったです。
 しかし,読むのと見るのではやはり違います。
 また,私が今回のビデオの内容を十分に理解できたのは,これまで有田先生の著書を多く読んできたからだともいえます。
 まさに「百聞があって一見が生きる」です。