渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

映画『人狼』(2018)

2021年01月23日 | open


押井守原作の韓国実写版映画。
設定は日本版とは変えてある。
2029年、南北朝鮮統一後の朝鮮での国家
謀略のドラマ。
国際バランスが崩れ、大国の手先になる
として南北統一に反対する勢力はレジスタ
ンスゲリラ活動を展開していた。
彼らは「セクト」と呼ばれた。
セクトを弾圧する為に、特別機動部隊が
創設されたが、やがて公安当局と特機隊
は愛国的立場の違いから対立して行く。
そして、セクトを巧みに利用しようとする
公安権力と特機隊の極秘憂国部隊「人狼」
熾烈な戦いとなって行くのだった。

いやあ。
作りがきめ細かい。
映像としては、日本のアクション映画が
全く太刀打ち出来ていない。
色彩も、演出も、映像効果も、極めてハリ
ウッドスケールの映像作品だ。
この映画を指して「つまんない」と言う人
もいるようだが、国家分裂の悲しみなどが
他人事だから、その中での国民たちの悲哀
に思いが至らないのだろう。
なぜならば、映像作品としてはかなりの作
だからだ。
つまらないとするのはテーマ自体に理解
が及ばないからだろう。
つまり、押井の人狼も解らないという事に
なる。

押井が元中核派だからと押井作品を否定
する意識が働くとしたら、それは芸術や
表現の独立自立性を理解できないことに
なる。
アカが作った銃であっても、CZ75は史上
稀有の優れた銃であったのだ。
AKの堅牢性は、ソ連発という来歴の質性
には左右されない。
良い物は良いのだ。
それを否定すると、作品そのものを観る目
が曇る。
そんなことすると、ジブリ作品なんてどう
なるのさ。宮崎駿監督は日共代々木だぞ。
糸井重里のコピーが冴えないのか。高橋
源一郎の小説がつまらないのか。彼らは
元革共同中核派だ。シンパでなくセクト
だ。ゴリゴリの活動家だった。
円楽の落語が面白くないのか。たけしの
ギャグは笑えないのか。三宅裕司の俳優
としての演技はダメなのか。彼らは共産同
だぞ。たけしと三宅はノリで社学同だった
が、今の円楽などはシンパでなくもろに
共産同=ブント叛旗派のセクト活動家だっ
た。中島みゆきは元革共同革マル派だ。
彼らの芸や表現はそれとして独立評価が
できないというのか。
そこを取り違えると、三島文学は三島由紀
夫が右派だから面白くないとかのおバカ
な事になりかねない。

コロナ禍

2021年01月23日 | open


友人情報。
コロナ禍で名刀を観る事さえ出来ない。

ガバに添い寝

2021年01月23日 | open


ガバに添い寝する猫。

焚火キャンプ用ブーツ

2021年01月23日 | open


結局、あれだよね。
火おこしする焚火キャンプには、これを
履いて行かないとだわ、なんでしょ?


チャッカブーツていうくらいだから。
知らんけど。


革手の修理

2021年01月23日 | open


保護した子猫をノミ取りシャンプーして
身体を拭いている時に引っ掻かれて破れ
たキャンプ用グローブを補修した。

猫の爪、恐るべし。
このグローブをしていなかったら、手首
の動脈部分さっくりスパーッなのでやば
かった。
シャンプーの時は大人しく気持ちよさそう
にしていたが、身体をタオルで拭く時に
予想通り暴れた。予想できたので、厚手
の革グローブを装着してから拭いた。