バイブルサロン

礼拝説教、聖書を読んで感じた事

クリスマスは喜びの日

2014-12-21 19:56:32 | 礼拝説教
2014/12/21礼拝説教
クリスマス礼拝
【説教題】 「クリスマスは喜びの日」
【聖書箇所】 ルカ2:1-20
  2:1 そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出た。
2:2 これは、クレニオがシリヤの総督であったときの最初の住民登録であった。
2:3 それで、人々はみな、登録のために、それぞれ自分の町に向かって行った。
2:4 ヨセフもガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。彼は、ダビデの家系であり血筋でもあったので、
2:5 身重になっているいいなずけの妻マリヤもいっしょに登録するためであった。
2:6 ところが、彼らがそこにいる間に、マリヤは月が満ちて、
2:7 男子の初子を産んだ。それで、布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。
  2:8 さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。
2:9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。
2:10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。
2:11 きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
2:12 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」
2:13 すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現れて、神を賛美して言った。
2:14 「いと高き所に、栄光が、神にあるように。
  地の上に、平和が、
  御心にかなう人々にあるように。」
2:15 御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」
2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。
2:17 それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。
2:18 それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。
2:19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

○ 今日はついにクリスマス礼拝で、午後はクリスマスフェスタです。嬉しい日です。しかし、この時期は忙しいですね。イエス様の誕生の頃も忙しかったみたいです。

Ⅰ.忙しい世の中
A.住民登録で忙しい
1.ユダヤの地方だけではなく、ローマ帝国全体が忙しくなったようです。皇帝アウグストから住民登録をせよとの勅令がでたからです。名前、職業、財産、親族を登録させたのですが、その目的は徴税のためでした。ですから、税金も納められないような貧しい羊飼いたちは住民登録しなくてもよかったとも言われます。
2.救い主を待ち望んでいたユダヤ人が、こんな忙しい時期に救い主の誕生があるとは考えることもしなかったでしょう。彼らの関心は住民登録のための移動の方法や安全のことだったでしょう。

B.現代も忙しい
1.忙しいのは現代の私たちも同じです。引っ越しをした時、その登録は大変でした。連日銀行関係などの手続き、電話工事、電気やガス、水道の開設、子どもたちの学校のこと、忙しかったです。
2.現代はそれでなくても忙しいです。親子でゆっくり過ごす事さえできなくなっています。子育て通信121に載せた服部幸應氏の記事「3歳から8歳までの食事を1日3回欠かさずとれば、1年で1095回になります。40年ほど前まではそのうち700~800回ほど家族と一緒に食べる機会を持っていましたが、今は270回程度にまで落ち込んでいます」という状況です。
3.こういう忙しさの中でクリスマスシーズンを迎え、人々はどのように過ごすのでしょうか? 「クリスマス」の中にイエス様を見ている人はいるのでしょうか?

Ⅱ.恐れるな
A.天使との出会い
1.イエス様の誕生の日、そんなことを知らない、住民登録の必要が無かったと思われる羊飼いたちは、ごく普通のいつものような夜を迎えていました。何の恐れも無い夜でした。
2.ところが、夜なのに急に明るくなり、天使が現れたので、彼らは恐れました。人生で初の出来事です。マリヤも天使ガブリエルが現れたとき、とまどいと恐れがありました。

B.神を恐れる
1.このような状況にあって恐れるということはごく普通の出来事でしょう。天使にすら恐れを抱くのです。神様との直の出会いを私たちは待ち望んでいますが、実のところ神様との出会いというのは恐ろしいもののようです。
2.私たちが喜んで待ち望む事ができるのは、すでにイエス様によって罪が赦されているからです。しかし、旧約時代の人々は「神様を見たら死ぬ」と言い伝えられていたほどです。神様は私たちを裁く方ですから、それは恐ろしいのです。

C.神は「恐れるな」と言われる
1.ところが、天使は恐れるマリヤや羊飼いたちに 恐れることはありません。 と言いました。神様の御計画は人々を救うためであり、裁くためではないからです。
2.私たちも神様を恐れなくてよくなったのです。畏敬の念としての畏れはあるべきですが、恐怖心という恐れは持つ必要はなくなりました。だからクリスマスは喜びの日なのです。

Ⅲ.喜びの知らせ
A.誰の救い主?
1.天使は羊飼いたちに きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。 と言いました。なぜ、天使は羊飼いたちのところにイエス様の誕生という「福音」を伝えに来たのでしょうか? 彼らは学も無く、聖書知識にも乏しい人達です。
2.羊飼いたちのような人が救われるのです。救いは知識によりません。神を素直に愛する人、イエス様を待ち望む者を神様は公平に救ってくださいます。
3.ユダヤ人でもなく、聖書知識もなく、何か良い宗教的な行為をしたわけでもない、こんな私たちが救われるのです。イエス様は私たちの救い主なのです。

B.見てこよう
1.嬉しい話を聞いたらじっとしていられないものです。子どもは喜んだら本当に飛び跳ねます。羊飼いたちは人生で最高の嬉しい話を聞いたのです。天使が帰った後、 さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。 と言って、出かけるのです。
2.救われる人とはこんな人です。神様の言葉だからスッと信じる人で、事実イエス様に会いに行こうとする人です。

C.その通りだった
1.羊飼いたちの見たのは天使の言ったこと、そのとおりでした。それはその赤ちゃんイエス様が救い主であることの証拠です。神様は敢えて頭では信じにくいような方法を考えられるようです。ユダヤの学者達の誰が、家畜小屋で生まれた赤ちゃんを救い主と信じるでしょうか。
2.しかし、ニコデモのような立派な学者が後に信じていますから、ありがたいです。イエス様は救い主として旧約聖書に預言されているとおりの方なのですから。

★ クリスマスはユダヤ人の喜びの日というだけのことではありません。私たちの喜びの日です。聖書がその通りであったので、イエス様を信じる全ての人が救われるのですから。


最新の画像もっと見る