2018/9/16礼拝説教
(シルバー祝福式)
【テーマ】 キリストにある人生
【説教題】 「祝福される人とは」
【聖書箇所】 マルコ4:3-9、14-20
【新改訳2017】
4:3 「よく聞きなさい。種を蒔く人が種蒔きに出かけた。
4:4 蒔いていると、ある種が道端に落ちた。すると、鳥が来て食べてしまった。
4:5 また、別の種は土の薄い岩地に落ちた。土が深くなかったのですぐに芽を出したが、
4:6 日が昇るとしおれ、根づかずに枯れてしまった。
4:7 また、別の種は茨の中に落ちた。すると、茨が伸びてふさいでしまったので、実を結ばなかった。
4:8 また、別の種は良い地に落ちた。すると芽生え、育って実を結び、三十倍、六十倍、百倍になった。」
4:9 そしてイエスは言われた。「聞く耳のある者は聞きなさい。」
4:14 種蒔く人は、みことばを蒔くのです。
4:15 道端に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。みことばが蒔かれて彼らが聞くと、すぐにサタンが来て、彼らに蒔かれたみことばを取り去ります。
4:16 岩地に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。みことばを聞くと、すぐに喜んで受け入れますが、
4:17 自分の中に根がなく、しばらく続くだけです。後で、みことばのために困難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまいます。
4:18 もう一つの、茨の中に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。みことばを聞いたのに、
4:19 この世の思い煩いや、富の惑わし、そのほかいろいろな欲望が入り込んでみことばをふさぐので、実を結ぶことができません。
4:20 良い地に蒔かれたものとは、みことばを聞いて受け入れ、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶ人たちのことです。」
○ 今日はシルバー祝福式です。しかし、今日のテキストは子ども達にもよく知られている「四つの種」とも「四つの土地」とも言われているイエスのたとえ話です。イエスがお話になっていたその時にも子ども達がたくさんいてイエスのこのお話は子ども達もよく分かるお話だったのではないでしょうか。とすれば、イエスは子ども達に向かってどのようにお話しなさったのかと興味深く思います。
Ⅰ.私たちの心はどんな土地?
A.四つ
1.種蒔く人・農夫がたくさんの種を蒔いていますので、「四つの種」というよりは「四つの土地」という方が正しいと思うのですが、一つ一つの種がどうなったかということから考えれば「四つの種」と考えても良いでしょうね。
2.四つの土地の内、神が望まれるのは最後の「良い地」だけです。後の三つは違った土地ではあるものの、どれも実を結ばない点で同じです。
B.実を結ぶ土地になりたい
1.子どもでも「良い地」に蒔かれた種は生長して実を結ぶことは分かっていました。ただ、当時の農法では一粒の種からとれるのは十倍くらいだったそうです。ですから、 三十倍、六十倍、百倍になった と言われたイエスの言葉に子ども達も驚いたと思います。
2.とすれば、子ども達だって「良い地になりたい」とも思ったのではないでしょうか。イエスの話を聞いた大人たち、シルバーの人たちはどう思ったでしょうか? 自分の心は「良い地」だろうかと考えたでしょうか。
Ⅱ.わたしの心を振り返って
A.三つの土地を通ってきた
1.私はこの四つの土地を考えた時、自分に照らし合わせてみました。今の私の心は「良い地」なのかどうか? 自分の心は良い地かどうかはわからないとして、他の三つの土地は体験したように思うのです。
2.道端 4:15 道端に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。みことばが蒔かれて彼らが聞くと、すぐにサタンが来て、彼らに蒔かれたみことばを取り去ります。 子どもの時に日曜学校に行ったのです。聖書の話も聞いたのです。しかし、女の子ばかりだということですぐにやめてしまい、それっきり18歳まで教会に行かなかったのです。
3.岩地 4:16 岩地に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。みことばを聞くと、すぐに喜んで受け入れますが、4:17 自分の中に根がなく、しばらく続くだけです。後で、みことばのために困難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまいます。 18歳でクリスチャンになり教会に通うようになりました。その頃は大変喜んでいましたが、知識も信仰も不十分でどんどん落ち込みました。
4.茨の地 4:18 もう一つの、茨の中に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。みことばを聞いたのに、4:19 この世の思い煩いや、富の惑わし、そのほかいろいろな欲望が入り込んでみことばをふさぐので、実を結ぶことができません。 これに当てはまるかどうかわかりませんが、聖霊のバプテスマも受けたのに、神様の存在も疑わなくなったのに、教師としての生き方に燃えて、キリスト者として証しが立っていなかった時期を思い起こすのです。
5.自分の中にこういう三つの土地があったように思えます。果たして「良い地」になっているのでしょうか? 30倍の実を結んでいるのでしょうか?
B.御言葉の種はたくさん蒔かれた
1.私たちは一粒の御言葉の種をいただいただけでは無く、多くの種が蒔かれたのではないでしょうか。そしてある時期の自分は道端のようであって、芽を出す前に鳥に食べられてしまって御言葉の影響力を受けなかったという経験、少し成長して、受けた御言葉の種が芽を出す経験をしたのだけれど心が頑固な岩地で、根付かなかったこと、さらに成長してものの、様々な誘惑で成長しきれなかったこと。
2.しかし、感謝なことに御言葉はたくさん蒔かれ、それをいただいてきたお陰で、その一つが芽吹き、成長したのであればなんと感謝なことでしょう。
Ⅲ.シルバーの方々の心
A.様々な体験を通して
1.もしかして、シルバーの方々にも私と同じような経験があるかも知れません。すべて信仰生活が順調というのは理想ですが、この世に生きるかぎり、色々な事に悩まされ、心も波立つものです。
2.とすると、道ばたも岩地も茨の地も体験して来られたものの、シルバーになって今、神の前にいらっしゃるということはすばらしいことではないですか。それこそ実を結んでいるということなのです。
B.肉的力を失って
1.シルバーの方々というのは、今までの若い時に色々なことができたし、知識も蓄えたと思うのです。しかし、それができなくなってきた、蓄えたはずの知識も薄れてきたのではないでしょうか。
2.しかし、若い時に多くの人生経験を積み、道ばたも岩地も茨の地も体験して、多くの反省をした人でもあるのです。つまり、たくさん悔い改めをした人でもあるわけです。そこではじめて分かる、はじめて言える信仰の世界があるのです。そして今や良い地となって御言葉が100倍の実を結ぶのを見ていらっしゃるのではないですか。
● シルバーの皆さんは人生で色々大変なところを通ってこられたと思います。特に子ども、孫のことを思うと時に心辛く、たまらないような思いになったこともあったかと思います。あるいは、自分の体の辛さ。時には長生きしたくなかったとさえ。しかし、その全てに神の恵みと祝福があったことを思い起こしたいですね。神は皆さんを祝福し、皆さんの子孫まで祝福されています。 出エジプト 20:6 わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである。 と、ここには1000代までと。つまり永遠です。神に従う皆さんの子孫もエイ会陰に祝されるのです。
★ みことばを聞いて受け入れ る人。あなたの人生は祝福されています。
(シルバー祝福式)
【テーマ】 キリストにある人生
【説教題】 「祝福される人とは」
【聖書箇所】 マルコ4:3-9、14-20
【新改訳2017】
4:3 「よく聞きなさい。種を蒔く人が種蒔きに出かけた。
4:4 蒔いていると、ある種が道端に落ちた。すると、鳥が来て食べてしまった。
4:5 また、別の種は土の薄い岩地に落ちた。土が深くなかったのですぐに芽を出したが、
4:6 日が昇るとしおれ、根づかずに枯れてしまった。
4:7 また、別の種は茨の中に落ちた。すると、茨が伸びてふさいでしまったので、実を結ばなかった。
4:8 また、別の種は良い地に落ちた。すると芽生え、育って実を結び、三十倍、六十倍、百倍になった。」
4:9 そしてイエスは言われた。「聞く耳のある者は聞きなさい。」
4:14 種蒔く人は、みことばを蒔くのです。
4:15 道端に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。みことばが蒔かれて彼らが聞くと、すぐにサタンが来て、彼らに蒔かれたみことばを取り去ります。
4:16 岩地に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。みことばを聞くと、すぐに喜んで受け入れますが、
4:17 自分の中に根がなく、しばらく続くだけです。後で、みことばのために困難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまいます。
4:18 もう一つの、茨の中に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。みことばを聞いたのに、
4:19 この世の思い煩いや、富の惑わし、そのほかいろいろな欲望が入り込んでみことばをふさぐので、実を結ぶことができません。
4:20 良い地に蒔かれたものとは、みことばを聞いて受け入れ、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶ人たちのことです。」
○ 今日はシルバー祝福式です。しかし、今日のテキストは子ども達にもよく知られている「四つの種」とも「四つの土地」とも言われているイエスのたとえ話です。イエスがお話になっていたその時にも子ども達がたくさんいてイエスのこのお話は子ども達もよく分かるお話だったのではないでしょうか。とすれば、イエスは子ども達に向かってどのようにお話しなさったのかと興味深く思います。
Ⅰ.私たちの心はどんな土地?
A.四つ
1.種蒔く人・農夫がたくさんの種を蒔いていますので、「四つの種」というよりは「四つの土地」という方が正しいと思うのですが、一つ一つの種がどうなったかということから考えれば「四つの種」と考えても良いでしょうね。
2.四つの土地の内、神が望まれるのは最後の「良い地」だけです。後の三つは違った土地ではあるものの、どれも実を結ばない点で同じです。
B.実を結ぶ土地になりたい
1.子どもでも「良い地」に蒔かれた種は生長して実を結ぶことは分かっていました。ただ、当時の農法では一粒の種からとれるのは十倍くらいだったそうです。ですから、 三十倍、六十倍、百倍になった と言われたイエスの言葉に子ども達も驚いたと思います。
2.とすれば、子ども達だって「良い地になりたい」とも思ったのではないでしょうか。イエスの話を聞いた大人たち、シルバーの人たちはどう思ったでしょうか? 自分の心は「良い地」だろうかと考えたでしょうか。
Ⅱ.わたしの心を振り返って
A.三つの土地を通ってきた
1.私はこの四つの土地を考えた時、自分に照らし合わせてみました。今の私の心は「良い地」なのかどうか? 自分の心は良い地かどうかはわからないとして、他の三つの土地は体験したように思うのです。
2.道端 4:15 道端に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。みことばが蒔かれて彼らが聞くと、すぐにサタンが来て、彼らに蒔かれたみことばを取り去ります。 子どもの時に日曜学校に行ったのです。聖書の話も聞いたのです。しかし、女の子ばかりだということですぐにやめてしまい、それっきり18歳まで教会に行かなかったのです。
3.岩地 4:16 岩地に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。みことばを聞くと、すぐに喜んで受け入れますが、4:17 自分の中に根がなく、しばらく続くだけです。後で、みことばのために困難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまいます。 18歳でクリスチャンになり教会に通うようになりました。その頃は大変喜んでいましたが、知識も信仰も不十分でどんどん落ち込みました。
4.茨の地 4:18 もう一つの、茨の中に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。みことばを聞いたのに、4:19 この世の思い煩いや、富の惑わし、そのほかいろいろな欲望が入り込んでみことばをふさぐので、実を結ぶことができません。 これに当てはまるかどうかわかりませんが、聖霊のバプテスマも受けたのに、神様の存在も疑わなくなったのに、教師としての生き方に燃えて、キリスト者として証しが立っていなかった時期を思い起こすのです。
5.自分の中にこういう三つの土地があったように思えます。果たして「良い地」になっているのでしょうか? 30倍の実を結んでいるのでしょうか?
B.御言葉の種はたくさん蒔かれた
1.私たちは一粒の御言葉の種をいただいただけでは無く、多くの種が蒔かれたのではないでしょうか。そしてある時期の自分は道端のようであって、芽を出す前に鳥に食べられてしまって御言葉の影響力を受けなかったという経験、少し成長して、受けた御言葉の種が芽を出す経験をしたのだけれど心が頑固な岩地で、根付かなかったこと、さらに成長してものの、様々な誘惑で成長しきれなかったこと。
2.しかし、感謝なことに御言葉はたくさん蒔かれ、それをいただいてきたお陰で、その一つが芽吹き、成長したのであればなんと感謝なことでしょう。
Ⅲ.シルバーの方々の心
A.様々な体験を通して
1.もしかして、シルバーの方々にも私と同じような経験があるかも知れません。すべて信仰生活が順調というのは理想ですが、この世に生きるかぎり、色々な事に悩まされ、心も波立つものです。
2.とすると、道ばたも岩地も茨の地も体験して来られたものの、シルバーになって今、神の前にいらっしゃるということはすばらしいことではないですか。それこそ実を結んでいるということなのです。
B.肉的力を失って
1.シルバーの方々というのは、今までの若い時に色々なことができたし、知識も蓄えたと思うのです。しかし、それができなくなってきた、蓄えたはずの知識も薄れてきたのではないでしょうか。
2.しかし、若い時に多くの人生経験を積み、道ばたも岩地も茨の地も体験して、多くの反省をした人でもあるのです。つまり、たくさん悔い改めをした人でもあるわけです。そこではじめて分かる、はじめて言える信仰の世界があるのです。そして今や良い地となって御言葉が100倍の実を結ぶのを見ていらっしゃるのではないですか。
● シルバーの皆さんは人生で色々大変なところを通ってこられたと思います。特に子ども、孫のことを思うと時に心辛く、たまらないような思いになったこともあったかと思います。あるいは、自分の体の辛さ。時には長生きしたくなかったとさえ。しかし、その全てに神の恵みと祝福があったことを思い起こしたいですね。神は皆さんを祝福し、皆さんの子孫まで祝福されています。 出エジプト 20:6 わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである。 と、ここには1000代までと。つまり永遠です。神に従う皆さんの子孫もエイ会陰に祝されるのです。
★ みことばを聞いて受け入れ る人。あなたの人生は祝福されています。