2018/5/27礼拝説教
【テーマ】 助け主・聖霊
【説教題】 「聖霊はあなたを助けてくださる」
【聖書箇所】 ヨハネ16:7-16
新改訳2017
16:7 しかし、わたしは真実を言います。わたしが去って行くことは、あなたがたの益になるのです。去って行かなければ、あなたがたのところに助け主はおいでになりません。でも、行けば、わたしはあなたがたのところに助け主を遣わします。
16:8 その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世の誤りを明らかになさいます。
16:9 罪についてというのは、彼らがわたしを信じないからです。
16:10 義についてとは、わたしが父のもとに行き、あなたがたがもはやわたしを見なくなるからです。
16:11 さばきについてとは、この世を支配する者がさばかれたからです。
16:12 あなたがたに話すことはまだたくさんありますが、今あなたがたはそれに耐えられません。
16:13 しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導いてくださいます。御霊は自分から語るのではなく、聞いたことをすべて語り、これから起こることをあなたがたに伝えてくださいます。
16:14 御霊はわたしの栄光を現されます。わたしのものを受けて、あなたがたに伝えてくださるのです。
16:15 父が持っておられるものはすべて、わたしのものです。ですからわたしは、御霊がわたしのものを受けて、あなたがたに伝えると言ったのです。
16:16 しばらくすると、あなたがたはもうわたしを見なくなりますが、またしばらくすると、わたしを見ます。」
○ 先週のペンテコステ礼拝を終えて1週間。初代教会の人達は聖霊を受けて恵まれたましたが、同時に教会は迫害をも体験し、苦しみました。また異端も登場し、この異端から信徒が守られることも弟子達の大事な働きとなってきました。聖霊について正しい知識がなかったり、間違った考えにはまっていったりする人もありました。私たちは聖霊についてどの程度知っているでしょうか? 救われたときに聖霊は私たちの中に住んでくださいましたが、共におられる聖霊を知っているでしょうか?
Ⅰ.異端から守られるように
A.間違った教えから守る方
1.イエス様が 助け主を遣わします と言われた助け主・聖霊は 罪について、義について、さばきについて、世の誤りを明らかになさいます というお方です。当時、間違った教えが入り込み、罪、義、裁きについて独特の考えをもって語っていた異端があります。
2.異端は、わかりやすい教義や、人に受け入れられやすい話をしますが、それは多くの場合人間の知恵であり、神の領域に達しません。あるいは悪霊の教えが入り込んだりしてますますひどくなります。
3.聖霊はこうした間違った教えをする人、グループから私たちを守ってくれるお方、助け主です。
B.預言と占いは違う
1.そのお方がお出でになると正しいことを知るのですが、時にそれがまた行きすぎて「聖霊に教えられました」などと非常に霊的な雰囲気で語る人が出てきます。本当に聖霊が教えてくださったのなら良いのですが、感情的にそのように感じて聖霊が語っていると思い込む場合があるのです。「預言の賜物」でもそうしたことがありますから、「吟味しなさい」と言われています。
2.聖霊は聖書を通して教えられます。御言葉に反することは語られません。「個人預言」が無いとは言いませんが、まるで占いのように語られる時、あるいは占いのように聞きたがる時、悪霊がそれを利用したいことがわかるではありませんか。
Ⅱ.人として正しく生きるように
A.イエスに従わない罪に気づかされる
1. 16:9 罪についてというのは、彼らがわたしを信じないからです。 最初の 罪について 世はどんな誤りを持っているでしょうか? 何と言ってもまずそれは、イエスを神の子と信じないということです。そして、イエスを信じないということは自己中心に生きているということであり、それはイエスに反逆していることなのです。
2.イエスに反逆したつもりはないと言っても、イエスに従わないならそれが反逆です。そして、聖霊はその罪を指摘してくださるので、自我を捨て、イエス様を信じようという良き決心ができるようになるのです。
B.イエスの義を示してくださる
1. 16:10 義についてとは、わたしが父のもとに行き、あなたがたがもはやわたしを見なくなるからです。 と、これまた義についての誤りはどのようなものがあるでしょうか? 単純に「正しい」という点では人の数だけ「正しさ」があるとも言われます。ここにも自己中心の「自己義」が見られるのではないでしょうか。イエス様に「義」を見ない限り真の義はあり得ません。
2.イエス様が昇天されたことはイエス様が神のもとに行かれた、神と共におられる事を意味しています。つまり、イエス様は十字架にかけられましたが、復活して神の元に返ることで完璧な神の義をお持ちであることを示しています。
3.そのイエス様の義がわかってくると、なんと自分が汚れた者であるかがわかってくるのです。そしてイエス様の義を求めるのです。
C.裁かれない幸いを示してくださる
1.裁きについての誤りはどうでしょうか? これに関しても人それぞれの説が出回っているではありませんか。「死んだらみんな天国に行く」とか、「死んだら何もかもなくなる」とかいうのもそういうことです。
2.神の存在を認めなければ、神の裁きも存在しなくなります。イエス様を信じない者は裁かれるのです。みんな天国に行くのではありません。反対にかってに私たちが人を裁くわけにはいきません。「あなたは地獄だ!」と言ってはならないということです。
3.ただ自分は地獄に行くべき者だったのに、なんとイエス様の十字架で天国に入れていただけるという感謝を与えてくださるのが聖霊です。
Ⅲ.謙遜に生きるように
A.聖霊は謙遜な方である
1. 16:13 しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導いてくださいます。御霊は自分から語るのではなく、聞いたことをすべて語り、これから起こることをあなたがたに伝えてくださいます。16:14 御霊はわたしの栄光を現されます。わたしのものを受けて、あなたがたに伝えてくださるのです。 と、聖霊は直接皆さんを導かれます。しかし、その聖霊はイエス様の栄光を現すために隠れたように働かれるのです。
2.聖霊は謙遜な方です。聖霊の実を見てもわかるように聖霊ご自身が謙遜です。それはまたイエス様の姿に見られます。イエス様が父なる神の栄光を現すためにだけ働かれたように、聖霊もイエス様の栄光を現すために働かれます。
3.ですから私たちはその聖霊に満たされて謙遜を身に着けるべきなのです。もちろん自力ではできません。だから聖霊の助けをいただくのです。
B.聖霊は御言葉で守る
1.悪魔は「あなたの語っているは異言ではない」とか「あなたは聖霊に満たされていない」とか「あなたには賜物は無い」とか「救われていない」とか、クリスチャンの力を奪うような誘惑をしてきます。しかし、聖霊はそこから御言葉をもって守ります。
2.ですから、私たちも御言葉を大切にすべきなのです。御言葉に忠実に生きるべきなのです。御言葉に生きる人は謙遜な人です。しかし、それができるのはイエス様だけですから、私たちは聖霊に助けていただくのです。悪霊や人の言葉にかき回されないためです。
● 異言の祈りは悪霊の働きを阻止する力があります。聖霊は私たちの内側に住み、私たちの頭の思いを越えて祈らせてくださるからです。異言を軽視してはいけません。しかし、異言だけでなく知性でも祈るようにパウロは進めています。聖霊によらない祈りという意味ではありません。
★ 聖霊はあなたの助け主です。今よりもっと聖霊と仲良くしてください。きっとイエス様の愛の深さを実感できるはずです。
【テーマ】 助け主・聖霊
【説教題】 「聖霊はあなたを助けてくださる」
【聖書箇所】 ヨハネ16:7-16
新改訳2017
16:7 しかし、わたしは真実を言います。わたしが去って行くことは、あなたがたの益になるのです。去って行かなければ、あなたがたのところに助け主はおいでになりません。でも、行けば、わたしはあなたがたのところに助け主を遣わします。
16:8 その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世の誤りを明らかになさいます。
16:9 罪についてというのは、彼らがわたしを信じないからです。
16:10 義についてとは、わたしが父のもとに行き、あなたがたがもはやわたしを見なくなるからです。
16:11 さばきについてとは、この世を支配する者がさばかれたからです。
16:12 あなたがたに話すことはまだたくさんありますが、今あなたがたはそれに耐えられません。
16:13 しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導いてくださいます。御霊は自分から語るのではなく、聞いたことをすべて語り、これから起こることをあなたがたに伝えてくださいます。
16:14 御霊はわたしの栄光を現されます。わたしのものを受けて、あなたがたに伝えてくださるのです。
16:15 父が持っておられるものはすべて、わたしのものです。ですからわたしは、御霊がわたしのものを受けて、あなたがたに伝えると言ったのです。
16:16 しばらくすると、あなたがたはもうわたしを見なくなりますが、またしばらくすると、わたしを見ます。」
○ 先週のペンテコステ礼拝を終えて1週間。初代教会の人達は聖霊を受けて恵まれたましたが、同時に教会は迫害をも体験し、苦しみました。また異端も登場し、この異端から信徒が守られることも弟子達の大事な働きとなってきました。聖霊について正しい知識がなかったり、間違った考えにはまっていったりする人もありました。私たちは聖霊についてどの程度知っているでしょうか? 救われたときに聖霊は私たちの中に住んでくださいましたが、共におられる聖霊を知っているでしょうか?
Ⅰ.異端から守られるように
A.間違った教えから守る方
1.イエス様が 助け主を遣わします と言われた助け主・聖霊は 罪について、義について、さばきについて、世の誤りを明らかになさいます というお方です。当時、間違った教えが入り込み、罪、義、裁きについて独特の考えをもって語っていた異端があります。
2.異端は、わかりやすい教義や、人に受け入れられやすい話をしますが、それは多くの場合人間の知恵であり、神の領域に達しません。あるいは悪霊の教えが入り込んだりしてますますひどくなります。
3.聖霊はこうした間違った教えをする人、グループから私たちを守ってくれるお方、助け主です。
B.預言と占いは違う
1.そのお方がお出でになると正しいことを知るのですが、時にそれがまた行きすぎて「聖霊に教えられました」などと非常に霊的な雰囲気で語る人が出てきます。本当に聖霊が教えてくださったのなら良いのですが、感情的にそのように感じて聖霊が語っていると思い込む場合があるのです。「預言の賜物」でもそうしたことがありますから、「吟味しなさい」と言われています。
2.聖霊は聖書を通して教えられます。御言葉に反することは語られません。「個人預言」が無いとは言いませんが、まるで占いのように語られる時、あるいは占いのように聞きたがる時、悪霊がそれを利用したいことがわかるではありませんか。
Ⅱ.人として正しく生きるように
A.イエスに従わない罪に気づかされる
1. 16:9 罪についてというのは、彼らがわたしを信じないからです。 最初の 罪について 世はどんな誤りを持っているでしょうか? 何と言ってもまずそれは、イエスを神の子と信じないということです。そして、イエスを信じないということは自己中心に生きているということであり、それはイエスに反逆していることなのです。
2.イエスに反逆したつもりはないと言っても、イエスに従わないならそれが反逆です。そして、聖霊はその罪を指摘してくださるので、自我を捨て、イエス様を信じようという良き決心ができるようになるのです。
B.イエスの義を示してくださる
1. 16:10 義についてとは、わたしが父のもとに行き、あなたがたがもはやわたしを見なくなるからです。 と、これまた義についての誤りはどのようなものがあるでしょうか? 単純に「正しい」という点では人の数だけ「正しさ」があるとも言われます。ここにも自己中心の「自己義」が見られるのではないでしょうか。イエス様に「義」を見ない限り真の義はあり得ません。
2.イエス様が昇天されたことはイエス様が神のもとに行かれた、神と共におられる事を意味しています。つまり、イエス様は十字架にかけられましたが、復活して神の元に返ることで完璧な神の義をお持ちであることを示しています。
3.そのイエス様の義がわかってくると、なんと自分が汚れた者であるかがわかってくるのです。そしてイエス様の義を求めるのです。
C.裁かれない幸いを示してくださる
1.裁きについての誤りはどうでしょうか? これに関しても人それぞれの説が出回っているではありませんか。「死んだらみんな天国に行く」とか、「死んだら何もかもなくなる」とかいうのもそういうことです。
2.神の存在を認めなければ、神の裁きも存在しなくなります。イエス様を信じない者は裁かれるのです。みんな天国に行くのではありません。反対にかってに私たちが人を裁くわけにはいきません。「あなたは地獄だ!」と言ってはならないということです。
3.ただ自分は地獄に行くべき者だったのに、なんとイエス様の十字架で天国に入れていただけるという感謝を与えてくださるのが聖霊です。
Ⅲ.謙遜に生きるように
A.聖霊は謙遜な方である
1. 16:13 しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導いてくださいます。御霊は自分から語るのではなく、聞いたことをすべて語り、これから起こることをあなたがたに伝えてくださいます。16:14 御霊はわたしの栄光を現されます。わたしのものを受けて、あなたがたに伝えてくださるのです。 と、聖霊は直接皆さんを導かれます。しかし、その聖霊はイエス様の栄光を現すために隠れたように働かれるのです。
2.聖霊は謙遜な方です。聖霊の実を見てもわかるように聖霊ご自身が謙遜です。それはまたイエス様の姿に見られます。イエス様が父なる神の栄光を現すためにだけ働かれたように、聖霊もイエス様の栄光を現すために働かれます。
3.ですから私たちはその聖霊に満たされて謙遜を身に着けるべきなのです。もちろん自力ではできません。だから聖霊の助けをいただくのです。
B.聖霊は御言葉で守る
1.悪魔は「あなたの語っているは異言ではない」とか「あなたは聖霊に満たされていない」とか「あなたには賜物は無い」とか「救われていない」とか、クリスチャンの力を奪うような誘惑をしてきます。しかし、聖霊はそこから御言葉をもって守ります。
2.ですから、私たちも御言葉を大切にすべきなのです。御言葉に忠実に生きるべきなのです。御言葉に生きる人は謙遜な人です。しかし、それができるのはイエス様だけですから、私たちは聖霊に助けていただくのです。悪霊や人の言葉にかき回されないためです。
● 異言の祈りは悪霊の働きを阻止する力があります。聖霊は私たちの内側に住み、私たちの頭の思いを越えて祈らせてくださるからです。異言を軽視してはいけません。しかし、異言だけでなく知性でも祈るようにパウロは進めています。聖霊によらない祈りという意味ではありません。
★ 聖霊はあなたの助け主です。今よりもっと聖霊と仲良くしてください。きっとイエス様の愛の深さを実感できるはずです。