バイブルサロン

礼拝説教、聖書を読んで感じた事

目を留めてくださった

2015-12-27 16:31:10 | 礼拝説教
2015/12/27感謝礼拝説教
【テーマ】  主を喜びたたえる
【説教題】 「目を留めてくださった」
【聖書箇所】 ルカ1:46-55
  1:46 マリヤは言った。
  「わがたましいは主をあがめ、
1:47 わが霊は、わが救い主なる神を喜びたたえます。
1:48 主はこの卑しいはしために
  目を留めてくださったからです。
  ほんとうに、これから後、どの時代の人々も、
  私をしあわせ者と思うでしょう。
1:49 力ある方が、
  私に大きなことをしてくださいました。
  その御名は聖く、
1:50 そのあわれみは、主を恐れかしこむ者に、
  代々にわたって及びます。
1:51 主は、御腕をもって力強いわざをなし、
  心の思いの高ぶっている者を追い散らし、
1:52 権力ある者を王位から引き降ろされます。
  低い者を高く引き上げ、
1:53 飢えた者を良いもので満ち足らせ、
  富む者を何も持たせないで追い返されました。
1:54 主はそのあわれみをいつまでも忘れないで、
  そのしもべイスラエルをお助けになりました。
1:55 私たちの父祖たち、アブラハムとその子孫に
  語られたとおりです。」

○ 今日のテキストはイエス様誕生前のことです。天使から受胎告知されたマリヤはエリサベツのところに行きました。その時に言った言葉です。

Ⅰ.目を留めてもらったマリヤ
A.マリヤについて勝手な想像
1.マリヤとはどんな人だったのでしょうか? さまざまな絵画では美しいマリヤが描かれています。そのためいつしかマリヤのイメージはおしとやかな美人というイメージが出来上がっているのですが、果たしてそうなのでしょうか?
2.イエス様の写真もなく、マリヤの写真も無い時代ですから、当然勝手な想像をしてしまいます。聖書にはイエス様が泣かれたり,怒られた記事は出て来ますが、笑われた記事はありません。でも、きっとイエス様はよく笑われたと思うのです。
3.マリヤもきっと快活でよく笑った女性ではないかと思うのです。それぞれが絵画や映画のマリヤを想像しますが、美人では無かったかも知れません。

B.神が目を留めた人、マリヤ
1.私たちは自分の勝手な想像で神に選ばれたマリヤを想像しますが、そういう想像は同時に神様に用いられる、選ばれるのは美人だとかおしとやかだとか思い込んでいるのではないでしょうか? それはまるで偶像と同じです。
2.そして、私のような者は選ばれないと思ったり、反対に私こそ選ばれると思ったりするのです。もし、マリヤが美人でなかったら、おしとやかでなかったらどうでしょうか? 活発でケラケラ笑うような女性でしたらどうでしょうか?
3.神は上辺を見るのでは無く、心を見られます。マリヤは上辺で選ばれたのではありません。当然、その家柄等でないことは明白です。まさにマリヤは 主はこの卑しいはしために 目を留めてくださったからです。 と言ったように、その人が何ものかではなく、神が目を留めてくださったのです。

Ⅱ.私たちも目を留めてもらった
A.へりくだったマリヤ
1.マリヤは確かに神の子イエスを生むという特別選ばれた女性でした。しかし、人としては特別ではなかったと思います。特別な地位にあったわけでもなく、学歴があったわけででもなく、ミスユニバースに選ばれたわけでもなく、何をもって神様はマリヤを選ばれたのでしょうか?
2.マリヤの言葉では 主はこの卑しいはしために目を留めてくださったからです。 と言ってます。彼女は自分を 卑しいはしため と言います。ここだと思います。神様は彼女のへりくだった心を見ておられたのです。

B.神をたたえるマリヤ
1.へりくだった心とは神様を全面的に認めることです。自我を主張しないことです。もちろん、自分の意志はあります。その意志を全面的に神様に託すことです。
2.49節からの彼女の言葉は神様だけをたたえています。自分のことは出て来ません。48節のみ彼女は自分に目を留めてくださったことを感謝しているのです。
3.私は決してこの説教で彼女をたたえようと思いません。それはマリヤの望みではないからです。マリヤは神様がたたえられることだけを望んでいます。

C.目を留めていただく私たち
1.神様がマリヤに目を留められたように、私たちも目を留めていただいたことを覚えなくてはなりません。神様に目を留められなかった人はありません。私たちは、この一年、神様の恵みをいただいて過ごしてきたのではないでしょうか。神様に目を留めていただいた私たちです。
2.中には苦しいこと辛いことがあった方もいらっしゃっるでしょう。神様の恵みが無かったのではありません。神様に目を留められたマリヤがそのとたんに金持ちになったわけでもなく、家柄がよくなったわけでもありません。見た目はそのままです。しかし、彼女は 主はこの卑しいはしために目を留めてくださったからです。 と言える信仰を持っていたのです。
3.私たちも見た目には何も変わらなくても、神様に目を留めていただいていることに気がつけば、何とすばらしいでしょう。

★ 私たちはマリヤと同じく神様に目を留めていただいた者です。この一年、振り返ればそれが見えるのです。マリヤのように神様をたたえて一年を閉じたいものです。


最高のクリスマスソング

2015-12-20 18:26:38 | 礼拝説教
2015/12/20礼拝説教
【テーマ】  誉め讃えたくてたまらない
【説教題】 「最高のクリスマスソング」
【聖書箇所】 ルカ2:8-20
  2:8 さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。
2:9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。
2:10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。
2:11 きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
2:12 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」
2:13 すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現れて、神を賛美して言った。
2:14 「いと高き所に、栄光が、神にあるように。
  地の上に、平和が、
  御心にかなう人々にあるように。」
2:15 御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」
2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。
2:17 それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。
2:18 それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。
2:19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

○ 今日の午後はクリスマスコンサートがあります。ベリーズの皆さんに来ていただきましたが、皆さんは歌いたくてたまらないというような方達です。そこが私は大好きです。今日のテキストには天使の賛美が出て来ます。天使も神様を誉め讃えたくてたまらなかったようです。

Ⅰ.神に見られている人
A.神の時を知らない人
1.2015年前、いつも通りの特に何か大きな事も無い平凡な日々が続いていました。羊飼いにとって今日が何月何日かそんなことでどうでもよいような同じような日々が続いていました。
2.しかし、神様の時は確実に近づいていたのです。往々にしてそういう日はこういう平凡な日常の中にに突然やってくるものです。かつて阪神大震災が起こった日。余りにも突然でした。世の終わりもそのように突然やってくるのだとすれば,皆さん,用意はできていますか?

B.信仰を失った人の中にも
1.ユダヤ人は救い主の誕生を待ち望んでいたとはいうものの、何百年待ってもその日は来なくて、信じてはいるもののそれが起こるようには思えないような信仰的にも低迷した時代だったと思います。
2.しかし、そんな中にも神様の前に正しく生きる人はいるのです。その正しさが世の人々からバカにされるようなものであっても、正しく生きる人はいます。

C.天使が訪れた人たち
1.天使が きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。 と言った「きょう」というその日、果たして羊飼いたちは正しく生きていた人たちなのでしょうか? 彼らのところに天の軍勢は現れたのです。
2.聖書には救い主を待ち望んだ老人のシメオンやアンナがいました。でも、彼らのところに天の軍勢が来たのではありません。貧しい羊飼いたちのところでした。

Ⅱ.神の声を聞く人
A.天使の賛美を聴いた人たち
1.羊飼いたちは普段、神殿で歌われるような聖歌隊の賛美も聞くことはなかったでしょう。彼らなりに賛美をしていたと思いますが、到底美しい歌や音楽を聴いたとは思えません。
2.そんな彼らに、この日、突然天の軍勢が現れて、天使の歌うのを聞いたのです。最高のクリスマスソングです。私も聞きたいです。天使の歌声ってどんなのでしょうか? ユーチューブで「天使の歌声」と検索しました。とてもきれいなボーイソプラノで歌う少年達が出て来ました。感激です。でも、きっと天使の歌声はこういうのではないと思うのです。

B.神の言葉を聞いた人たち
1.天使は歌うだけではありません。きちんと神様からのメッセージを語りました。天使の語ったのは 「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。 きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」 という有名な言葉です。
2.羊飼いたちは驚きと共に厳かな神の言葉を聞きました。イエス様は「聞く耳のある者は聞きなさい」と言われましたが、神の言葉が語られても、心に留まらない人はたくさんいるのです。4つの地に落ちた種の話のように良き心でなければ神の言葉は根付かないのです。
3.シメオンやアンナは天使の声を聞きはしませんでしたが、聖霊のお告げを聞いた人たちです(ルカ2:26)。マリヤは天使の声、ヨセフは夢に現れた天使の声を聞きました。

Ⅲ.神に従う人
A.そこに行く人たち
1.聞く耳のある人というのは従う人です。天使が あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。 と言った あなたがたのため を聞き逃さなかったのです。確かに全人類のためなのですが、「私のため」に生まれた救い主なのです。
2.しかも、その救い主は宮殿などではなく、自分たちの専門分野である飼い葉桶に寝ておられるというのです。天使は「救い主を礼拝しに行け!」とは言わなかったかも知れませんが、彼らは聞く耳をいただいた人たちです。「礼拝して欲しい!」という神の心の声をも聞いたのではないでしょうか。

B.神をたたえる人たち
1.羊飼いたちの話を聞いた人々は 2:18 それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。 とあるように、驚いたのです。幼子イエスを見た人たちも、「まさかこんなところで生まれた赤ちゃんが救い主とは!」とか「本当に天使が教えたのか?」とか、色々あったのではないでしょうか。
2.一方マリヤは 2:19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。 と、羊飼いが天使の声を聞いたことから、受胎告知した天使を思い出したりして、神様の計画を思い巡らし神を誉め讃えたことでしょう。
3.また、2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。 とあります。神の言葉が実現するのを見るとやはり大感動ではないですか。賛美が湧き上がるのです。

★ 私たちも最高のクリスマスソングを歌おうではありませんか。神様を誉め讃えたくてたまらないのではないですか!


罪から救ってくださるお方

2015-12-13 18:49:04 | 礼拝説教
2015/12/13礼拝説教
【テーマ】  救い主の誕生を喜ぶ
【説教題】 「罪から救ってくださるお方」
【聖書箇所】 マタイ1:18-25
  1:18 イエス・キリストの誕生は次のようであった。その母マリヤはヨセフの妻と決まっていたが、ふたりがまだいっしょにならないうちに、聖霊によって身重になったことがわかった。
1:19 夫のヨセフは正しい人であって、彼女をさらし者にはしたくなかったので、内密に去らせようと決めた。
1:20 彼がこのことを思い巡らしていたとき、主の使いが夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるのです。
1:21 マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」
1:22 このすべての出来事は、主が預言者を通して言われた事が成就するためであった。
1:23 「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)
1:24 ヨセフは眠りからさめ、主の使いに命じられたとおりにして、その妻を迎え入れ、
1:25 そして、子どもが生まれるまで彼女を知ることがなく、その子どもの名をイエスとつけた。

○ 今日は第二礼拝後に楽しいクリスマスフェスタが待っています。クリスマスは本当に楽しいです。イエス様のお誕生会で、同時に私たちの救いを喜ぶ時だからです。そのイエス様の誕生前のお話です。

Ⅰ.天国の王子イエス様
A.天国から来たイエス
1.夫婦になるマリヤとヨセフは、ユダヤの慣習に従って、まだ一緒に生活する前の状態でした。結婚しているのと同等でもその前1年間は一緒に生活してはいけなかったのです。
2.そこで、 夫のヨセフは正しい人 と書かれていること、 子どもが生まれるまで彼女を知ることがなく と書かれていることは、イエス様が男女の関係で生まれたのでは無いことをはっきりと言っているわけです。
3.イエス様は神様です。イエス様はマリヤの胎に宿った時、普通の人間とは違い、罪の性質は全く受け継ぎませんでした。 聖霊によって身重になった ので、神の性質をそのまま持っておられるのです。ただ、神は体を持たないお方であり、遍在のお方ですが、敢えて体を持ち、遍在の性質を捨てられました。イエス様は天国から来られたのです。それは人を救うためです。

B.天国の門イエス
1.人間はそのままでは滅びるしかない存在です。これは昔も今も変わりません。赤ちゃんが誕生するとその命の美しさに感動し、嬉しくなりますが、同時にその瞬間から「死」に向かって進んでいるわけです。
2.肉体の「死」は私たちに滅びを教えるものです。しかし、同時にそれは、かつて死の直前に村上知子先生が言われた「扉一枚開けて向こうに行くだけなの」の通り、天国への入り口でもあるのです。滅びか天国かは、このイエス様が決められるのです。イエス様は ヨハ 10:9 わたしは門です。だれでも、わたしを通って入るなら、救われます。また安らかに出入りし、牧草を見つけます。 と言われました。イエス様を通るなら天国へ入れます。
3.天国の門を通って入ることは人間にはできなかったのです。それは天国の門に至るまでには「律法」という道しかなく、この道を完全に歩き通せる人はいなかったからです。それができたのはイエス様だけでした。

C.天国への道イエス
1.では、今、私たちはなぜ天国の門にたどり着き、その中に入ることができるのでしょうか? 村上知子先生が言われたように扉一枚でどうして、天国に入れるのでしょうか? それはイエス様ご自身が道となってくださったからです。
2.その道はイエス様がこの地上で神様に罪を犯さず生きた上、神様に対して完全な愛をもって生きられたので認められた特別な道です。
3.ヨセフは聖書で正しい人と書かれるほどの人でした。そして、地上においてイエス様の父親として働いた人です。しかし、その正しい人ヨセフでさえ、天国へは入れなかったのです。イエス様はこの父ヨセフのためにも天国への道となったお方なのです。

Ⅱ.救い主イエス様
A.全ての人の救い主
1.ヨセフが夢で天使から聞いた言葉をもう一度見てみましょう。 「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるのです。 マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」 でした。
2.ユダヤ人としてお生まれになるイエス様はもちろんユダヤ人の救い主です。しかし、神であるイエス様から見ると全ての人が「ご自分の民」なのです。私たちもです。
3.ローマ人への手紙で語ってきたように、ユダヤ人は神様から選ばれた民です。それは、全世界の人が真の神を見失い、勝手な生き方をしてしまい、神様のおられる天国へ行けなくなってしまったために、真の神様がどのようなお方であり、人間がどのように生きるべきかを教えるために選ばれた民でした。つまり、ユダヤ人によって全世界の人が、真の神に立ち返るようになるはずだったのです。

B.イエス様の働き
1.ユダヤ人は神様からの使命を果たすことができませんでした。神様に選ばれた民ということが自慢となり、自分たちだけが特別と思い込むようになったのです。そのため、神様のこと、神様の気持ちは全世界の人に伝わらなかったのです。
2.しかも、ユダヤ人までもが、この真の神を離れていく始末でした。このままでは全世界の人はみんな滅びるしかありませんでした。しかし、神様は何としても人々を救いたくて特別な計画を立ててくださったのです。それは特別ですから、たった一度限りの計画でした。
3.それが、神ご自身が人となって人々に見える形で神様を教えることでした。また、人が自分の力ではどうにもならない罪の解決のために、罪を身代わりに背負い罪の結果である死を受けるためでした。そして、人々を間違い無く天国に導くために死からよみがえってくださいました。

C.クリスマスを喜ぶ
1.神様であり、天国の王子であったイエス様がこの地上にお出でになるために、神はマリヤを選び、ヨセフを選ばれました。現代も世の中の人々は二人が早まったのだとか、イエスはマリヤとローマ兵の間に生まれたのだとか、色んなことを言う人がいます。
2.しかし、神様が、マリヤとヨセフを選ばれたのは、マリヤが処女であること、ヨセフが間違いを犯さない人だったことを記すためでもあるのです。イエス様は間違いなく神の子なのです。しかも、人間として人間から生まれてくださったのです。
3.私たちがクリスマスをお祝いするポイントはここです。イエス様が私たちを罪から救い出すためにこの地上にお生まれになったということです。イエス様のお誕生日会は、「イエス様、2015歳おめでとう!」というだけのものではなく、「アー、私はイエス様によって救われた!!」と叫ぶ会なのです。

★ クリスマスはあなたを救いたくてたまらない神が命を捨ててこの地上に来てくださった日なのです。あなたもクリスマスを本当の意味でお祝いしませんか!


クリスマスメッセージ

2015-12-06 16:45:27 | 礼拝説教
2015/12/6礼拝説教
【テーマ】  神が共にいる喜び
【説教題】 「クリスマスメッセージ」
【聖書箇所】 ルカ1:26-35
  1:26 ところで、その六か月目に、御使いガブリエルが、神から遣わされてガリラヤのナザレという町のひとりの処女のところに来た。
1:27 この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリヤといった。
1:28 御使いは、入って来ると、マリヤに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」
1:29 しかし、マリヤはこのことばに、ひどくとまどって、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。
1:30 すると御使いが言った。「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです。
1:31 ご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。
1:32 その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また、神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。
1:33 彼はとこしえにヤコブの家を治め、その国は終わることがありません。」
1:34 そこで、マリヤは御使いに言った。「どうしてそのようなことになりえましょう。私はまだ男の人を知りませんのに。」
1:35 御使いは答えて言った。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。

○ 今年も早いもので12月になりました。すでにクリスマスの雰囲気が町には満ちています。個人的に私はこの時期がとても好きです。何かしら嬉しいのです。このクリスマスの嬉しさを最初に味わったのはマリヤでした。

Ⅰ.嬉しさの前に困惑!
A.結婚を待ち望んでいたマリヤ
1.ガリラヤのナザレという町に、マリヤという女の人が住んでいました。マリヤは諸説ありますが、15-20歳くらいと言われています。
2.そのマリヤには将来結婚する人が決まっていました。ヨセフです。彼も何歳かわかりませんが、マリヤよりは年上だっただろうと思われています。この二人は、お互いに結婚の日を待ち望んでいました。

B.天使が驚くようなことを伝えた
1.そんなある日、マリヤのところに天使がやって来ました。天使はマリヤに神様からの特別な言葉を伝えるためにやってきたのです。天使は 「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」 と言ったのです。
2.マリヤは驚いてしまいました。困惑するマリヤに、天使は 「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです。 と言って、結婚していないマリヤに男の子が生まれるというとんでもない話をしたのです。しかも、その子はユダヤ人が何百年も待ち望んでいた救い主で、名前を「イエス」とするように言われたのです。
3.当然ですが、 そこで、マリヤは御使いに言った。「どうしてそのようなことになりえましょう。私はまだ男の人を知りませんのに。」 と伝えます。このようにして始まるクリスマスの物語ですが、時として神様は私たちの人生の中に突然のように介入されることがあります。

C.神が共にいる事は最高!
1.天使は神様の計画を知っているので「おめでとう」と言いますが、果たしてマリヤにとってはめでたいことなのでしょうか? 神が共におられることは恵まれた人の状態です。実際、イエス様を胎に宿すというのはすばらしい恵みと言えます。
2.しかし、神様が共におられることで神を嫌う存在は恵まれた人を攻撃するでしょう。ヘロデ王により、イエス様は赤ちゃんの時に殺されそうになりました。ヨセフとマリヤはエジプトへと逃げなくてはなりませんでした
3.私たちも恵まれた存在です。それはまた攻撃(あるいは試練)を通ることも覚悟しなければならないのです。しかし、神が共におられて苦しいことがあるのは、決してただただ辛いというものでは無いのです。

Ⅱ.困惑から嬉しさに!
A.エリサベツとヨハネの喜び
1.今日のテキストの続きには、天使がマリヤの困惑を和らげるために歳をとってから出産したエリサベツのことを語り、マリヤはエリサベツのところに行く話へと続きます。
2.天使からお告げを受けたマリヤは、親戚のエリサベツに会いに行きました。エリサベツは赤ちゃんが生めるような歳でなかったのですが、マリヤと同じように天使からのお告げを受けて、神様の奇跡で赤ちゃんを宿していました。
3.マリヤがエリサベツに会うと、おなかの子ヨハネは踊り、エリサベツは聖霊に満たされて大声でこう言いました。 1:42 そして大声をあげて言った。「あなたは女の中の祝福された方。あなたの胎の実も祝福されています。 1:43 私の主の母が私のところに来られるとは、何ということでしょう。 1:44 ほんとうに、あなたのあいさつの声が私の耳に入ったとき、私の胎内で子どもが喜んでおどりました。 1:45 主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなことでしょう。」 と。

B.マリヤはエリサベツによって励まされた
1.マリヤはエリサベツの言葉を聞いて、イエス様のお母さんとして選ばれたこと、やがてイエス様が救い主としてお生まれになることを喜びました。そして、マリヤは神様を賛美しました。
2.困惑していたマリヤは天使が帰った後、確かに喜びに満ちたのですが、人というのは誰からか励ましを受けるととても嬉しいものです。信仰の先輩であり、超高齢出産という神の奇跡をいただいたエリサベツの言葉はどれほどの励ましとなったことでしょうか。
3.人をおとしめたり、苦しめたり、悲しませる言葉が溢れている現代でも、信仰の先輩達の言葉で励まされる人は多いものです。

C.恐がることはない
1.信仰生活には困惑も多々あります。マリヤのようなことが起こることはまず無いかも知れませんが、人にはみんなそれぞれ違った困難があり、その人の困難は誰にもわからないし、自分一人苦しんでいるような気になります。
2.しかし、 「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです。」 のように、「恐がることはない。◯◯。あなたは神から恵みを受けたのです」と同じように言われているのではないでしょうか。人からの励ましも大きな力ですが、神の励ましは最高です。

★ マリヤに語られた 「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」 のように、「私は共にいる」というイエス様の言葉は私たちに語られています。最高のクリスマスメッセージです。