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礼拝説教、聖書を読んで感じた事

罪から救ってくださるお方

2015-12-13 18:49:04 | 礼拝説教
2015/12/13礼拝説教
【テーマ】  救い主の誕生を喜ぶ
【説教題】 「罪から救ってくださるお方」
【聖書箇所】 マタイ1:18-25
  1:18 イエス・キリストの誕生は次のようであった。その母マリヤはヨセフの妻と決まっていたが、ふたりがまだいっしょにならないうちに、聖霊によって身重になったことがわかった。
1:19 夫のヨセフは正しい人であって、彼女をさらし者にはしたくなかったので、内密に去らせようと決めた。
1:20 彼がこのことを思い巡らしていたとき、主の使いが夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるのです。
1:21 マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」
1:22 このすべての出来事は、主が預言者を通して言われた事が成就するためであった。
1:23 「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)
1:24 ヨセフは眠りからさめ、主の使いに命じられたとおりにして、その妻を迎え入れ、
1:25 そして、子どもが生まれるまで彼女を知ることがなく、その子どもの名をイエスとつけた。

○ 今日は第二礼拝後に楽しいクリスマスフェスタが待っています。クリスマスは本当に楽しいです。イエス様のお誕生会で、同時に私たちの救いを喜ぶ時だからです。そのイエス様の誕生前のお話です。

Ⅰ.天国の王子イエス様
A.天国から来たイエス
1.夫婦になるマリヤとヨセフは、ユダヤの慣習に従って、まだ一緒に生活する前の状態でした。結婚しているのと同等でもその前1年間は一緒に生活してはいけなかったのです。
2.そこで、 夫のヨセフは正しい人 と書かれていること、 子どもが生まれるまで彼女を知ることがなく と書かれていることは、イエス様が男女の関係で生まれたのでは無いことをはっきりと言っているわけです。
3.イエス様は神様です。イエス様はマリヤの胎に宿った時、普通の人間とは違い、罪の性質は全く受け継ぎませんでした。 聖霊によって身重になった ので、神の性質をそのまま持っておられるのです。ただ、神は体を持たないお方であり、遍在のお方ですが、敢えて体を持ち、遍在の性質を捨てられました。イエス様は天国から来られたのです。それは人を救うためです。

B.天国の門イエス
1.人間はそのままでは滅びるしかない存在です。これは昔も今も変わりません。赤ちゃんが誕生するとその命の美しさに感動し、嬉しくなりますが、同時にその瞬間から「死」に向かって進んでいるわけです。
2.肉体の「死」は私たちに滅びを教えるものです。しかし、同時にそれは、かつて死の直前に村上知子先生が言われた「扉一枚開けて向こうに行くだけなの」の通り、天国への入り口でもあるのです。滅びか天国かは、このイエス様が決められるのです。イエス様は ヨハ 10:9 わたしは門です。だれでも、わたしを通って入るなら、救われます。また安らかに出入りし、牧草を見つけます。 と言われました。イエス様を通るなら天国へ入れます。
3.天国の門を通って入ることは人間にはできなかったのです。それは天国の門に至るまでには「律法」という道しかなく、この道を完全に歩き通せる人はいなかったからです。それができたのはイエス様だけでした。

C.天国への道イエス
1.では、今、私たちはなぜ天国の門にたどり着き、その中に入ることができるのでしょうか? 村上知子先生が言われたように扉一枚でどうして、天国に入れるのでしょうか? それはイエス様ご自身が道となってくださったからです。
2.その道はイエス様がこの地上で神様に罪を犯さず生きた上、神様に対して完全な愛をもって生きられたので認められた特別な道です。
3.ヨセフは聖書で正しい人と書かれるほどの人でした。そして、地上においてイエス様の父親として働いた人です。しかし、その正しい人ヨセフでさえ、天国へは入れなかったのです。イエス様はこの父ヨセフのためにも天国への道となったお方なのです。

Ⅱ.救い主イエス様
A.全ての人の救い主
1.ヨセフが夢で天使から聞いた言葉をもう一度見てみましょう。 「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるのです。 マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」 でした。
2.ユダヤ人としてお生まれになるイエス様はもちろんユダヤ人の救い主です。しかし、神であるイエス様から見ると全ての人が「ご自分の民」なのです。私たちもです。
3.ローマ人への手紙で語ってきたように、ユダヤ人は神様から選ばれた民です。それは、全世界の人が真の神を見失い、勝手な生き方をしてしまい、神様のおられる天国へ行けなくなってしまったために、真の神様がどのようなお方であり、人間がどのように生きるべきかを教えるために選ばれた民でした。つまり、ユダヤ人によって全世界の人が、真の神に立ち返るようになるはずだったのです。

B.イエス様の働き
1.ユダヤ人は神様からの使命を果たすことができませんでした。神様に選ばれた民ということが自慢となり、自分たちだけが特別と思い込むようになったのです。そのため、神様のこと、神様の気持ちは全世界の人に伝わらなかったのです。
2.しかも、ユダヤ人までもが、この真の神を離れていく始末でした。このままでは全世界の人はみんな滅びるしかありませんでした。しかし、神様は何としても人々を救いたくて特別な計画を立ててくださったのです。それは特別ですから、たった一度限りの計画でした。
3.それが、神ご自身が人となって人々に見える形で神様を教えることでした。また、人が自分の力ではどうにもならない罪の解決のために、罪を身代わりに背負い罪の結果である死を受けるためでした。そして、人々を間違い無く天国に導くために死からよみがえってくださいました。

C.クリスマスを喜ぶ
1.神様であり、天国の王子であったイエス様がこの地上にお出でになるために、神はマリヤを選び、ヨセフを選ばれました。現代も世の中の人々は二人が早まったのだとか、イエスはマリヤとローマ兵の間に生まれたのだとか、色んなことを言う人がいます。
2.しかし、神様が、マリヤとヨセフを選ばれたのは、マリヤが処女であること、ヨセフが間違いを犯さない人だったことを記すためでもあるのです。イエス様は間違いなく神の子なのです。しかも、人間として人間から生まれてくださったのです。
3.私たちがクリスマスをお祝いするポイントはここです。イエス様が私たちを罪から救い出すためにこの地上にお生まれになったということです。イエス様のお誕生日会は、「イエス様、2015歳おめでとう!」というだけのものではなく、「アー、私はイエス様によって救われた!!」と叫ぶ会なのです。

★ クリスマスはあなたを救いたくてたまらない神が命を捨ててこの地上に来てくださった日なのです。あなたもクリスマスを本当の意味でお祝いしませんか!


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