バイブルサロン

礼拝説教、聖書を読んで感じた事

われは聖霊を信ず

2017-06-04 17:08:25 | 礼拝説教
2017/6/4ペンテコステ礼拝説教
【テーマ】  使徒信条・聖霊
【説教題】 「われは聖霊を信ず」
【聖書箇所】 使徒1:8
 1:8 しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」

われは天地の造り主、全能の父なる神を信ず。
われはそのひとり子、われらの主イエス・キリストを信ず。
主は聖霊によりてやどり、おとめマリヤより生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、陰府にくだり、三日目に死人の内よりよみがえり、天にのぼり、全能の父なる神の右に座したまえり。
かしこより来たりて生ける者と死にたる者とをさばきたまわん。
われは聖霊を信ず。
聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、からだのよみがえり、とこしえの命を信ず。  アーメン

○ 今日はペンテコステの日です。クリスマスは日本人にもよく知られているキリスト教会の行事ですが、最近ではイースターも知られるようになってきました。でも教会の誕生日と言われるペンテコステはまだまだ知られていません。この日に初めて聖霊なる神が、イエスを信じる人々の心にお出でになり、その結果、教会が誕生しました。その聖霊なる神について使徒信条は説明していません。「われは聖霊を信ず」だけです。

Ⅰ.聖霊は神である
A.聖霊は幽霊ではない
1.イエス様が神様であることを信じない人もおられますが、聖霊も神で無いと思っている人が多くおられるようです。多いのは神のエネルギーのようなもの、神の腕のような神の一部と捉えている人です。
2.聖霊を英語で Holy Ghost とも言いますので、クリスチャンでない通訳者が「聖なる幽霊」と訳したという話があります。日本人は霊というと幽霊を考えやすいみたいです。しかし、聖霊は幽霊ではありません。神ご自身です。
3.聖霊は神ですから、全知全能です。単なるエネルギーなどでは無く、人格をお持ちですので、私たちと親しく交わりを持つことができます。ですから、 エペ 4:30 神の聖霊を悲しませてはいけません。 ともあるわけです。聖霊は悲しまれる人格をお持ちだということです。

B.聖霊は私たちの内に住まれる神
1.聖霊は父なる神と子なる神・イエスと共に三位一体の神です。こういう説明をされる方もあります。--父なる神を「私たちの上におられる神」、御子イエス・キリストを「私たちとともにおられる神」、聖霊を「私たちの内におられる神」と。
2.パウロはこう言っています。 Ⅰコリ 6:19 あなたがたのからだは、あなたがたのうちに住まれる、神から受けた聖霊の宮であり、あなたがたは、もはや自分自身のものではないことを、知らないのですか。 と。その結果、私たちも神の子どもとされるのです。そして、内に住んでくださる聖霊によって少しずつ神の子として成長させていただけるのです。
3.聖霊は私たちの内側にあって助けてくださる助け主です。真理を思い起こさせ、正しいことを行うために力を与えてくださるのです。

Ⅱ.聖霊は力をくださる
A.聖霊を求めよう
1.イエス様は何度か聖霊のことを人々に伝えてこられました。その一つの箇所を見ましょう。 ヨハネ7:37 さて、祭りの終わりの大いなる日に、イエスは立って、大声で言われた。「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。 7:38 わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。」 7:39 これは、イエスを信じる者が後になってから受ける御霊のことを言われたのである。 です。
2.イエス様は 渇いているなら と言われましたが、人間はみな渇いているものなのです。こんな話があります。1996年アメリカ海軍兵ジョイ・モーラが空母から海へ落下したのですが、誰にも気づかれず、彼が漁船に救助されるまでに72時間かかったそうです。そして助かった彼はインタビューの中で、絶望の中、神が励ましてくださったと語ったそうです。彼が海を漂う間、彼の内側から込み上げてくる欲求が彼を支えたと言っています。それは「水が欲しい!」という叫びだったのです。周りは水だらけですが、飲める水が無いのです。
3.私たちも実はそういう渇きの叫びがあるのではないでしょうか。神様に叫んでみてください。イエス様は わたしのもとに来て飲みなさい と言われました。この言葉は正しくは「いつも私の元に来て、いつも飲んでいなさい」です。

B.聖霊のなさること
1.ペンテコステの日に、弟子達はこの聖霊に満たされました。彼らの内側から 生ける水の川が流れ出 てきました。彼らは大きな声で祈り、またイエス様のことを語りました。そこに大勢の人が集まってきたのですが、あの逃げ隠れしたペテロが大胆に語り、なんとその日だけで3000人が救われたのです。
2.今までなら、人々はこのペテロを殺しにかかったかも知れません。ところが、この日大勢の人は聖霊の働きを受けて悔い改めることになったのです。聖霊はそのように人々に正しいことを示し、悪を悔い改める心を与えてくださるのです。
3.その後も弟子達によって救いのわざが各地に起こりました。そのために教会ができていくのです。ペンテコステの日は正に教会の誕生日なのです。

★ あなたも渇いている自分であることを認め、聖霊を溢れるほどにくださいと願ってください。

最新の画像もっと見る