8×10撮影紀行

8×10の機材を主として、日本各地を
撮影したときの記録を主として記述。

横手市雪祭り

2011年02月18日 19時16分40秒 | 日記
2月16日
秋田県横手市で行われる、かまくらで有名な雪まつりは2月15日、16日。
前夜祭?のようなイベントは11日からやっているらしい。
当初はもう少し早く来る予定だったが、富士山撮影をしていたため、
この日の撮影となった。

今年は大雪だった横手市だが、会場へは高速を下りてすぐなので、
雪の心配は無いと考えていた。
高速を下りると道路脇には1mをゆうに越える雪が積もっているが、
道路上は除雪されており、雪は無い。

横手市の雪祭りは有名なので、駐車場へ誘導する看板があるだろうと考えていたが、
あまり無い。あっても目立たないし、雪の壁で入り口もよく分からない。
市役所の周辺をうろうろしていると看板があったので、適当に入ってみると
駐車場だった。
早く来ないと駐車場に停められないかもしれないと思っていたが、
16時の時点では、比較的空いていた。

ここから会場までは1kmほど。近くからシャトルバスがでているのでそれを
利用するのが一般的のようである。
私は機材がかさばることもあり、バスに乗ると荷物が邪魔になるので歩いて行くことにする。
祭り開始は18時からということで機材を持たず、下調べに行く。
会場へは、JRの線路を越えて行く道路があるが、車専用。
どこかに線路を越える事のできる場所は無いかと探していたら、
雪の壁からときどき人が出てくる。
そこへ行ってみると踏切があったのでそこから渡る。
でも戻ってくるときに気付いたが、自動車専用道路の地下に遊歩道がある。
こちらを歩いた方が早いし、雪が無いので歩きやすい。

道路を歩いていくとかまくらが見えてくる。
他にも雪のオブジェがいくつか作られている。
ここのかまくらを撮影すると背景に街が写りこんでしまうので
他の場所を探す。

更にまっすぐ歩くと小学校があり、ミニかまくらが作られていて、
火を入れているところだった。少し戻って北に向かって歩くと
河原に出てここにもミニかまくらが作られている。
こちらの方が小学校より数は多い。

河原のミニかまくらを撮影対象に決め、駐車場へ戻って機材を
用意する。
河原に戻ると時間は18時前、大分周囲は暗くなっていた。

河原に下りてカメラをセットする。
かまくらは雪で作られていて、白いので多少暗くなっても
写るかと思っていたが、中のろうそくとの露出差が大きく、
露出が難しい。

もう少し周囲が明るいうちに撮影するか、フラッシュを用意するべきだった。
かまくらを後ろから撮影するとほのかに明るく写るので、
こちらの方が露出は決めやすい。


撮影後、もう一つの撮影地横手城のある横手公園へ向かう。
距離がありそうなので、どれくらいかかるか聞くと、
周回バス(無料)で行った方が良いとのこと。
周回バスは、大通り、河原、横手公園、小学校を巡回して
回っている。

バスの停留所やバスの中では街や祭りについて、
いろいろ説明してもらえる。
・ミニかまくらは小学生、高校生が作っている
・それぞれの独創で毎年進化している
(ことしは蟻塚のような雪の塔にかまくら?がいくつも
 つくられ、それぞれにロウソクが灯される)
・ロウソクも進化して、最近は一度点けたら4時間くらい保つようになった
・かまくらでは中にいる子供から餅や甘酒をもらうことができ、お礼に100円渡すこと
 そのお金は子供たちの小遣いになること
等々。

バスを降りて撮影ポイントに向かう。
ここでのポイントは横手城を背景にしたかまくらの写真。
もう一つ見所があり、ここから小学校のミニかまくらも見渡すことができるらしいが、
見るのを忘れてしまった。

撮影ポイントにはひっきりなしに人が来るので、なかなかシャッターチャンス
が無い。
ここの撮影も背景の横手城がライトアップされかなり明るいので、
手前のかまくらにはフラッシュを使用した方がよい。

人混みの切れるのを待っていたが、21時に祭りが終わって巡回バスが
無くなると駐車場に戻るのが難しくなりそうなので、適当に撮影して切り上げた。


20時を過ぎても巡回バスは満席状態で、客を運んでいた。

駐車場へ戻り今日の宿泊地、山形道の寒河江サービスエリアへ。
横手市から直接南下すれば百数十キロだが、雪道が怖いので
東北自動車道を使った。
(続く)