8×10撮影紀行

8×10の機材を主として、日本各地を
撮影したときの記録を主として記述。

三滝

2011年02月04日 21時40分44秒 | 日記
2月3日
今年は豪雪と言われているが、無いところには無い。
移動には楽であるが、写真の画としては物足りないこともある。

今回は長野の凍結する滝、三滝。
長野県に入っても道に殆ど雪は無く、凍結もしていない。
県道124号を走り、三滝の看板のあるところで左折。
2.5kmつづく未舗装にも殆ど雪は無い。
道幅が狭いので、積雪や凍結があれば、時間がかかるところ。

駐車場に着くと気温は4度だが、日差しは強く、風も無いので暖かい。

駐車場から三滝までは10分くらいだが、延々階段が続くので、
一気に登ると結構きつい。この道にも雪はない。
5分くらいで滝が見えるが、そこからまだ階段は続く。

滝正面の橋の上に立つと凍結した滝全景を見ることができる。
ただし、昼前から左側に影がかかるようになる。
35mm換算で24~28mmのレンズで全景を縦位置で写すことができる。
部分のアップを撮るなら200-300mmくらいがあっても良い。

8×10で撮影するには遠いので、向かって右の階段を上って全景を撮影。
滝の最上部は溶けて流れている。

8×10では滝の側面で一部を切り取って撮影。一番長い焦点距離のレンズ
で撮影したいところだったが、駐車場まで下りて再度登ってくる根性はなかった。

ときどき氷結した滝が崩れ落ちている。
どういう溶け方をするのか分からないが、一気に崩れ落ちてくると怖い。

滝の左側にも登ることができるが、日陰になっていて、
日の当たるところと影の所の輝度差が大きく、露出を決めるのが難しい。
更に、下が凍結しているので滑る。

大禅滝から少し下ると小禅滝へ分岐する道がある。
小禅滝へ向かうと、戻ってくる人が小禅滝の方を見ながら下りてくる。

小禅滝へも階段を上っていく。橋を越えると階段の段差が大きくなり、
登るのが大禅滝へ行くより疲れる。
展望台につくと、滝の裾は見えるが、上部が木立や崖で良く見えない。

先ほど戻ってくる人が小禅滝の方を見ながら下りてきた理由が分かった。
展望台ではよく見えないので、下りながら滝のよく見える場所を探していたのだろう。

展望台を下りてすぐの所に手すりの途切れたところから川岸に出ることのできる
場所がある。ここから撮影するのがよさそう。

または、橋の所から、手前の川を入れて撮影するのもまあまあ良い。
ただし、画面は縦長になるので、8×10には不向き。
もっとも大禅滝より規模は小さいので、無理して撮影するほどのことはない。

三滝という名称が示すように、もう一つ「浅間の滝」というのがあるらしいが、
場所は分からなかった。

帰る途中、清里の南、高原大橋の近くに駐車場があり、ここから見える
八ヶ岳が綺麗だったので撮影。

駐車場にいた人が、秋になると紅葉が綺麗で多くのカメラマンが並ぶとのこと。
たしかに、青い空、白い山頂、麓の紅葉が並べば、最強の風景かもしれない。
秋に都合がつけば来てみたい。