
「カルメン故郷に帰る」は
都会でストリッパーをしているヒロインを
演じる高峰秀子と友人の小林トシ子の2人が
故郷に帰ってきて
村で大騒ぎになる話です
… … …
監督は、木下惠介です
助監督に松山善三、
小林正樹の名前が見られます

ロケーション主体の映画でしたから、
天候を選ぶのが大変でしたでしょう
朝、10時~15時ぐらいまでは
色温度に大きな変化がありませんが
15時前後の撮影では、色温度調整が
大変だったとろうと想像します

この「カルメン故郷に帰る」は興行的に
成功したのでしょう
2回松竹総天然色映画として
「夏子の冒険」(原作・三島由紀夫)が
制作されました
主演は角梨枝子(すみりえこ=ミス広島):で
監督は、中村登でした

第1回総天然色映画「カルメン…」のときは
日本の景色や俳優さんがカラー画面でこう写るのかと
意識して見ていました

第2回の「夏子の冒険」ではあまり意識しないで
自然に映画を楽しむことができました
以上2作品は、現代劇でロケーションが主でした

この松竹に次いで、大映が
第1回総天然色映画として
代劇を計画していると聞きました
