初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

イーストマン・カラー

2011年05月10日 22時40分23秒 | Weblog


アメリカから主スタッフが帰国して、

フィルムはイーストマンカラー(コダック)の

ネガポジ方式に決定されました



今の銀塩カラーネガでは珍しくありませんが

初めて現像処理されたカラーネガを見たときは

白黒映画のネガポジ方式に似て

映像の明るさはカラーネガでは反転されます

映像の色彩はカラーネガフィルムでは補色になります

なんとも珍しく思いました



当時、カラーフィルムはリバーサルだけでした

リバーサルフィルムは色温度5900度ケルビンで

ディライトタイプが主でした



映画の現場は、スタジオでのセット撮影が主です

イーストマンカラーは色温度3200度ケルビンの

タングステンタイプでした



撮影所のセット撮影での照明はタングステンランプです

映画キャメラのレンズに色温度変換フィルターをつけないで

そのまま、撮影ができます

色温度変換フィルターがないことはフィルターによる

ロスがないのです



フィルム感度は、ASA32でしたから、

ギリギリの露出だったのでしょう



映画は動画です。映画は1秒間に24駒シャッターを切ります

最低露光時間は1/50秒のシャッタースピードが必要です

レンズ開放F2、1/50秒が最低露出になります



露出不足のときは、適正露出になるよう

スタジオのセットの照明を明るくしなくてはなりません