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外交は パフォーマンスではない!

2018-10-08 08:33:50 | ②一市民運動
プーチンが安倍氏に言った言葉、「年末までに平和条約を結ぼう」という言葉が
ずっと引っかかっている。
いくらプーチンが権謀術数に長けていても、あまりにも唐突ではないか!
この疑問を、駒木明義さんの次の文章が払拭してくれた。

①「(社説余滴)プーチン提案を招いた演出 駒木明義
  10月5日 朝日新聞デジタル」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13709605.html

※記事の一部を引用させて頂きます。

安倍氏自身が【変化球】だったと認めるプーチン氏による
 突然の提案の引き金を引いたのは、
 私の見るところ、安倍氏がその直前に行ったスピーチだった。

 平和条約について、【今やらないで、いつやるのか】と
 プーチン氏に迫った。
 さらにたたみかけるように、外国の代表団が大勢いる
 満場の聴衆に拍手を促したのだ。


 これが、プーチン氏に挑発的だと受け止められたのではないか。
 安倍氏の発言を逆手にとって「それほど急ぐのなら、年内に。
 ただし、領土問題は後回しで」と逆襲したと見るのが自然だろう。

 この提案に会場から拍手が湧くと、プーチン氏は
 「私はお願いせずとも、聴衆から拍手をいただいた」と、
 安倍氏の振る舞いを皮肉った。
 

 そもそもロシアは、平和条約交渉に日本が第三者を巻き込むことを嫌う。
 ソ連崩壊直後には、日本政府が強引にG7サミットの政治宣言に北方領土問題を盛り込んだことに
 ロシアが強く反発し、態度を硬化させたこともあった。

 結局のところ、芝居がかったパフォーマンスは、
 目の前のプーチン氏に向けたものというよりも、
 テレビ越しに日本の人々に見せようとしたのではないだろうか。
 自民党総裁選を意識して、外交への熱意を印象づけようとした
 演出が裏目に出た。

 そんな顛末(てんまつ)だったように私には見えた」 (引用ここまで)

国内で安倍氏は、何を言っても赦される。
 何をしても咎められない。
 聞きたくない質問ははぐらかす。
 言いたくないことは「ご飯論法」で逃げ切る。
 昔、演劇をしていたとあって、国会は彼の独壇場だ。
 自分の言いたいことを、聞いている方が恥ずかしくなるほど
 オーバーに延延と語り続ける。論理などないに等しい。
 だがあくまでも、これが許されるのは国内だけですよ。
 一歩世界に出たら、発言には責任が伴うことをお忘れなく。
 そしてそれが時に国益を損なうこともある、ということも。

 もう一つ言いたいことがある。
 なぜ政策や会議に仰々しい名前を付けるのだろう! 臆面もなく……。
 「未来投資会議」・・・目を疑った。
 投資どころか、未来に多額の借金をしているのは、他ならぬ安倍政権ではないか!
 「未来に多額の負債 ごめんなさい会議」にしたら?
 そういえば、桜田義孝五輪大臣のポスターの脇に、次の言葉が書かれていた。
 「教育は未来への投資!」
 
②「(政治断簡)逃走中なのか、挑戦中なのか 編集委員・高橋純子
  10月8日 朝日新聞デジタル」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13714281.html

※記事の一部を引用させて頂きます。

 説明責任を果たすことから逃げ、
 政治的責任を取ることから逃げ、
 不信の目からいまだ逃れられずにいるお友達を集めてみせる。
 公文書の改ざんや隠蔽(いんぺい)、
 虚偽答弁で政治不信を招いた責任を感じたり反省したり
 信頼回復に努めたりする必要はない、
 わかってくれる「身内」さえ固めればそれでいいという、
 幅広い合意形成からの逃走宣言と受け取れる。


 全員野球」と言えば聞こえはいいが、
 詰まるところは、監督に忠実な者たちが一丸となって
 憲法改正に挑みますよという闘争宣言でもあるだろう。
 しまっていこう!おう!という掛け声が、対戦相手のいない、
 自軍の応援団しか入れないグラウンドにこだましている。
 

 メディアや野党による批判、権力を持つ者自身の自省と自制、
 そして何より権力を縛る憲法。
 ブレーキとして機能してきたものへの忌避感が徐々に強まり、
 効きが悪くなっている。


 首相は自らを挑戦者のごとく演出するのがうまい。
 「危ない」「止まれ」と批判されると、
 いま険しい道を一生懸命進んでいるのに足を引っ張るつもりかと、
 勝手に走り出したことを棚に上げて
 被害者モードで反論する姿を何度も見てきた。

 政界を引退したら映画監督かプロデューサーになるのが夢だという首相。
 向いてないことはないのかもしれない。なんなら応援したい」 (引用ここまで)

命短し 恋せよ乙女 ではないけど、
 夢を叶えるのなら早い方がいいですよ。
 世界中が、安倍氏の映画を待ちわびているかもしれません。
 それにしても、いつもながらに高橋さんの文章は切れ切れで、惚れ惚れです。

③「加計理事長、政府専用機で首相の外遊に同行していた
  2017年6月5日 日刊スポーツ」

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1835409.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp

④「時時刻刻)加計氏、疑問に答えず 愛媛県文書に
  【首相と面会】、部下の作り話主張

   10月8日 朝日新聞デジタル」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13714298.html?iref=pc_ss_date

まさに 類は友を呼ぶ!





















(画像はお借りしました)


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