今日のうた

思いつくままに書いています

028:透明(梅田啓子)・・・お茶会用参加作品

2009-03-19 09:29:27 | ⑫題詠blog2009

包帯を巻きつつ思ふ透明人間のつけし黄色いしみを


「黄色いしみ」がどう受け取られるのかを知りたいです。



初めての参加です。
勝手がよくわかりませんが、よろしくお願い致します。

トラックバックを間違えてしまったようなので、
再度送ります。何度もすみません。

コメント (16)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 完走報告(梅田啓子) | トップ | 「お茶会」お礼(梅田啓子) »
最新の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
黄色い夕焼け (久哲)
2009-03-20 17:18:25
梅田様、先ほどはどうもありがとうございました。

お邪魔いたします。
遅ればせながら、完走おめでとうございます。

まず、頓珍漢な漢(男)であると前置きした上で、
僕の意見を書いてみます。

「黄色いしみ」についてですが、これはやはり下々
のモノ(液体か固体)に起因する染みと考えました。

そして、初句の「包帯を巻きつつ」で主体の我は
自分に包帯を巻いているのか、他者に巻いている
のかを考えて、やっと・・・

「これ 介護詠じゃん!」

と気づきました。

要は、床ずれ防止用の包帯を取り替えている場面の
切り取りと読みました。

むろん、ここまで読み込まなければ、分かりにくく
詠むと言う事に問題は残りますが、介護の辛さを
直裁に詠まない、もしくは詠みたくない気持ちは理解
出来ます。

介護対象も透明人間化して、わざとぼかしている。

そこで、解釈の手がかりとして「黄色いしみ」の
仕掛け。

「黄色いしみ」がタンと硬質な現実ですもの。

これは凄い勉強をさせていただきました。
ありがとうございました。
返信する
ありがとうございます (梅田啓子)
2009-03-20 17:36:29
久哲 様

お祝いのお言葉ならびにコメントをありがとうございます。
わたしの方こそとても勉強になりました。

ありがとうございました。
返信する
こんにちは。 (松原なぎ)
2009-03-20 21:54:50
梅田さま、はじめまして。
わあ、完走おめでとうございます。
100首って膨大な数にいまさらくらくらしました。

わたし、接骨院で働いていた時期がありまして、「包帯」というと同業種の方かしらん?と思ってしまうのです。
そういう目で鑑賞しました。
包帯ってけっこうすぐ黄色くなるんですよね、皮膚がむけていなくても。
透明人間(その包帯にまかれた数かぎりないすべての人々)のつけし(滲出液、にじみ出たもの、脱皮のあとのかわのような)黄色いしみを
という受取方をしました。

うーん、梅田さまの解説の日を楽しみにしています。
返信する
ありがとうございます (梅田啓子)
2009-03-20 22:21:24
松原 なぎ 様

初めまして、お祝いのお言葉とコメントを
ありがとうございます。

初めてのお茶会でまごまごしています。
よろしくお願い致します。
返信する
Unknown (庭鳥)
2009-03-20 22:31:15
こんばんは。庭鳥と申します。

「黄色いしみ」ですが。
食事の食べこぼした汁か何かだと思いました。
黄色だから、まだこぼしてからそんなに時間がたっていないに違いない。
(カビが生えたら、黒だったり赤だったりするでしょうから!)

ちゃんと食事をとっているのですね。
しかも、包帯を巻くということは汚れた包帯を外して洗濯していると。
衣食足りて礼節を知ると言いますが、とりあえず世間的に透明人間氏は問題ない生活を送っていると思われます。
内面はどうか、別の問題だろうとは思いますが。

と、食い意地の張った庭鳥は想像しました。
返信する
ありがとうございます (梅田啓子)
2009-03-20 22:48:37
庭鳥 さま

コメントを頂きましてありがとうございます。
興味深く拝読いたしました。

「お茶会」は初めてですが、楽しいですね。
よろしくお願い致します。
返信する
初めまして (詩月めぐ)
2009-03-20 23:07:06
初めまして。
百首完走おめでとうございます♪

「黄色いしみ」
私はカレーのしみを連想しました。
カレーって洗っても薄く黄色く残ることがあるので・・・^^;

洗いたての包帯を透明人間にかいがいしく巻いてあげているのは彼の奥様で、
(いつどこでカレー食べたのかしら?)とか、
(このしみどうやったらとれるのかしら?)なんて考えているのかな・・・って思いました。

お歌の解説を楽しみにしています。(*^^*)
返信する
ありがとうございます (梅田啓子)
2009-03-20 23:27:04
詩月 めぐ 様

お祝いのお言葉とコメントをありがとうございます。

お昼に、昨日の残りのカレーとナンを食べました。
カレーは美味しいですね。

ありがとうございました。
返信する
お茶会コメント (五十嵐きよみ)
2009-03-21 10:32:07
こんにちは。お茶会のコメントにお邪魔しました。
この歌は、自分ではなかなかうまく読みきれずにいたので、皆さんのコメントがとても参考になっています。歌を詠む行為もそうですけど、読むほうも、自分の能力を超えた読み方はなかなかできないものなので(読めているつもりでも、勝手な思い込みで読んでいることもあるし)、こうして大勢で1つの歌を読む機会があるのは、やはり捨てがたいですね。

皆さんのコメントを読ませていただき、久哲さんの介護説に「なるほど」と思いました。そのように読むと、すっきり解釈できる気がしますが、一首の中に判断材料が少ないので、本当に介護の歌なのかどうか確信はありません。

私がうまく読み取れなかったのは、上の句「包帯を巻きつつ思ふ」の部分です。自分に包帯を巻いているのか、他人に巻いているのか? 自分か他人かで、状況も心境も大きく違ってくると思うので、この点を判断できる手がかりがあればと思いました。

「黄色いしみ」は、包帯についているらしいことから考えて、傷口から出た膿かなと推測しました。
返信する
ありがとうございます (梅田啓子)
2009-03-21 11:48:01
五十嵐 きよみ 様

コメントを頂きましてありがとうございます。

一人で歌を作っていますと、どうしても独りよがりになってしまいます。
知らずに「わかってもらっているつもり」の歌が多くなってしまいます。

今回、初めてお茶会に参加し、皆様からコメントを頂きまして
本当によい経験になりました。

ありがとうございました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

⑫題詠blog2009」カテゴリの最新記事