2019年製作の映画「82年生まれ、キム・ジヨン」を観る。
ジヨンを演じるチョン・ユミと、その夫を演じるコン・ユに好感が持て、
小説を読んだ時よりも心に切々と伝わってきた。
ジヨンを案じるオモニを演じるキム・ミギョンがすばらしい。
ジヨンの母親は兄さんたちの学費を稼ぐために進学を諦め、
工場でミシンを踏み続けてきた。
自分の娘には同じ思いをさせまいと育ててきたが、家族を含め
あらゆる場所でジヨンは差別を受ける。
父親からして息子と娘では扱いが違うのだ。
母親が父親に言った言葉が痛々しい。
「息子しか眼中にないの? 娘はやりたいこともできず衰弱している」
子育ての疲れも重なり、精神的に参ってしまったジヨンは
夫の実家で”憑依”を経験する。
コーヒーショップでは子連れというだけで「ママ虫」と暴言を受け、
再就職もままならず、何ともやるせない。
だがジヨンは理解ある夫とともに一歩ずつ歩き出す。
ふたりを応援したくなった。
ジヨンが精神科医に話す次の言葉が、ジヨンの閉塞感を言い表しているので
引用します。
「誰かの母親、誰かの妻として
時に幸せを感じます
でもある時ふと閉じ込められている気分に
出口が見えたと思ったら
また壁が立ちはだかっていて
他の道にも壁が現れる
”最初から出口はないんだ”と思うと
腹が立つんです」 (引用ここまで)
2019年7月31日のブログ「82年生まれ、キム・ジヨン(小説)」
↓
https://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/e4a0b976ddbca4cb7c8608341af9c087
ジヨンを演じるチョン・ユミと、その夫を演じるコン・ユに好感が持て、
小説を読んだ時よりも心に切々と伝わってきた。
ジヨンを案じるオモニを演じるキム・ミギョンがすばらしい。
ジヨンの母親は兄さんたちの学費を稼ぐために進学を諦め、
工場でミシンを踏み続けてきた。
自分の娘には同じ思いをさせまいと育ててきたが、家族を含め
あらゆる場所でジヨンは差別を受ける。
父親からして息子と娘では扱いが違うのだ。
母親が父親に言った言葉が痛々しい。
「息子しか眼中にないの? 娘はやりたいこともできず衰弱している」
子育ての疲れも重なり、精神的に参ってしまったジヨンは
夫の実家で”憑依”を経験する。
コーヒーショップでは子連れというだけで「ママ虫」と暴言を受け、
再就職もままならず、何ともやるせない。
だがジヨンは理解ある夫とともに一歩ずつ歩き出す。
ふたりを応援したくなった。
ジヨンが精神科医に話す次の言葉が、ジヨンの閉塞感を言い表しているので
引用します。
「誰かの母親、誰かの妻として
時に幸せを感じます
でもある時ふと閉じ込められている気分に
出口が見えたと思ったら
また壁が立ちはだかっていて
他の道にも壁が現れる
”最初から出口はないんだ”と思うと
腹が立つんです」 (引用ここまで)
2019年7月31日のブログ「82年生まれ、キム・ジヨン(小説)」
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