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原発は いらない

2016-10-24 09:29:58 | ②一市民運動
私は福島第一原発事故が起きるまで、原発は難しいものとして避けてきました。
第二次安倍政権が発足するまで、ほとんど政治にも経済にも関心がありませんでした。
日本はたった5年で、劇的に変化してしまいました。
こうなる予兆はあったのに、見て見ぬふりをしてきた、いや最初から見ようともしなかった
責任は大きいと、痛感しています。
今でも原発に対する知識は、付け焼刃のようなものでしかありません。
時々、本を見返さなければ忘れてしまうので、
2011年に出版された小出裕章著『原発はいらない』の一部を引用させて頂きます。
4年前なので、若干数字が異なります。
        ↓
https://7net.omni7.jp/detail/1106054181







「原発は核分裂生成物と呼ばれる放射性物質を生み出します。
 原発の運転を停止しても、この放射性物質はなくなりません。

 日本は46年間にわたって原発を運転してきましたが、これによって生み出された
 放射性物質は膨大な量になっています。
 どのくらいの量かといえば、広島原爆がばらまいた放射性物質に換算すると、
 120万発分 に相当します。
 世界中を廃墟にできるほどの放射性物質を、一体どうすればいいのでしょうか。
 ともかく研究を進めなければなりません。

 日本政府は放射性物質を地下に埋めることを、法律で定めました。
 地下300~1000メートルの深さまで穴を掘って、そこに埋め捨てるというのです。
 日本は地震国ですが、地震は地下何キロあるいは何十キロかの所で発生し、
 岩盤を破壊しながら断層を地表まで押し上げることもあります。
 そんな所に、いくら頑丈な収納庫を造っても、地震がくればひとたまりもありません。
 この核のゴミは埋め捨てた場所に 100万年にわたって 
 じっとしていてくれる必要があります。しかし、科学にはそれを保証する力がありません。
 地震は100万年のうちに必ず起きるだろうし、山が海になったり、
 海が山になったりということも起きます。
 神戸に標高約900メートルの六甲山がありますが、100万年前には
 ありませんでした。あの場所は海だったのです」 (引用ここまで)

(最近、地震が頻発しているが、地震が起きる度に「 原発は大丈夫だろうか?  」と
 まっ先に考えます。
 こんな思いを100万年先の人間に強いてまで、たった50年分の電力の、
 その数十パーセントの電力のために、原発が必要だったのだろうか?
 作ってしまった以上、自分たちの代で、原発全廃に向けて出来る限りのことをすることが、
 未来の人たちへのただ一つの償い 、だと私は考えます)

(157)「<核ごみの後始末 日仏のギャップ>(上) 最終処分場、1億6500万年前
     の粘土層に 10月25日 東京新聞」

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201610/CK2016102502000132.html 

地震大国・火山大国・地層が若い・水源が豊富・多湿・・・こうした状況を考えると、
 日本にはどこにも、核のゴミの最終処分場はないのではないだろうか。

※2015年3月11日の報道ステーションで、「核のゴミの最終処分場」を特集していました。
 2015年3月12日の私のブログ「核のゴミをどうするのか」をリンクさせます。
                   ↓
http://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/bc202edce7423b90ab001022278f9b5a

 それにしても、忌野清四郎さんが原発を歌った「サマータイム・ブルース」を、
 1988年8月6日に発売しようとしていたことに、改めて驚きます。
 こちらから聴くことができます。
 「RCサクセション サマータイムブルース〜LOVE ME TENDER (You Tube)
                ↓
https://www.youtube.com/watch?v=aJdMa1VI0do

 このCDは当時の東芝EMIから発売予定でしたが、反核・原発撤廃を
 歌っているということで、親会社の東芝から圧力がかかり発売禁止になりました。
 その後、キティレコードから発売されています。


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