担当授業のこととか,なんかそういった話題。

主に自分の身の回りのことと担当講義に関する話題。時々,寒いギャグ。

ちくま学芸文庫。

2009-08-04 00:01:20 | Weblog
ちくま学芸文庫は恐ろしいシリーズだ。

僕にとっては天敵といってもいいくらいだろう。

某A木先生に「無限解析のはじまり」という本を紹介されたのがはじまりだった。

行く先々で本屋に立ち寄り,この本を探したのだが,最初にこの本を見つけた本屋では,他の本に気をとられてこの本を買うのを忘れ,違う本を何冊も買ってしまった。

・弥永昌吉(弥は本当は旧字体なのだが・・・)の「数学のまなび方」をゲット。

「無限解析のはじまり」を買い忘れたことに愕然とした僕は,また違う本屋を訪ねてみた。残念ながらその本屋には目的の本がなかったが,ランダウ=リフシッツの物理小教程が売られているではないか!いちもにもなく買ってしまった。
「オイラーの贈り物」で本格的な数学書が文庫で読めることに感激したものだが,今度は物理の教科書が文庫本で出版されたのである。
もちろん,岩波文庫でアインシュタインの特殊相対性理論の原論文の翻訳など,物理の専門書はすでに文庫で出てはいたのだが,教科書となると話は違う。

どうやら東京図書の出版物を文庫版で再版しているようだ。

ならば,いっそのことブルバキの数学原論を是非ちくま学芸文庫から出版していただきたい。

他にもフォン・ノイマンとモルゲンシュテルンのゲーム理論の教科書(の翻訳)など,その分野での古典的名著が文庫化されている。

是非,レニィの「数学についての対話」やクヌースの「超現実数」も文庫版で復活させていただきたいものだ。
コメント
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