壷阪観音
壺阪寺にて 常盤貫主との会話
「綺麗な曲ですね。近頃こんな美しい曲は聞いたことがないですよ」
「ありがとうございます
壺阪観音に奉納したくて作りました。優しくて美しい慈眼放光の観音様にお供えするのだから
観音様のお心を身に受けて全身で作りました。
御詠歌風ではなく、賛美歌風に作ったのです。だからオルガンの音色を主にして
優しい曲に仕上げてあります。
お気に入って頂けたので、ほっとしています。心の底から嬉しいです。ありがとうございます。
観音様のお仕えする思いで作ったものですから」
「あなたは坊さんですね」
「いやいや俗物も俗物 巷の垢に慣れ染まっています。
とても先生のように観覧様と向き合えるような立派な人間ではありません
私も先生の後を追いかけて、人様のお役に立てれば、嬉しいのですが、、、、、」
「ちょっと修行すれば坊さんになれますよ。
もうその基本的な考え方が身についているからすぐなれます。」
「僕は先生のような生き方に憧れています。
何卒ご指導下さいますようよろしくお願いいたします。
それでは今日はこれで失礼致します。今後ともどうぞよろしくお願いします。」
あれから30年以上たつ。