かずの里山ハイク

山や花、日常の出来事などの気まぐれブログ

晩秋の莇ヶ岳

2008年01月29日 | 追憶の山
S49年11月10日


某会理事長のY氏より莇ヶ岳に行かないかとの誘いを受け、晩秋になるといつも行きたくなる莇ヶ岳に行くことにする。
某会社のきれいどころが多数参加すると聞き、チョンガーのA・Y両名は期待を持って集合場所に急いだのだが、こういう期待はいつも裏切られることになっているらしい。おまけに集合していた唯二の女性も参加を中止したいとダダをこねている。
副会長のH氏になんとか説得してもらい半ば強制的?に参加してもらう。

かくして療養中止のY氏を除いて男性4名、女性2名のパーティが出来上がり、莇ヶ岳を目指して元気に出発する。今回はザイルを用意しているので莇の岩場に取り付けるのが楽しみだ。途中鹿野で会費300円を集め不足分の食料を買う。

登山口に急ぐと某会社がマイクロバスで林道を進んでいる。最奥部の広場まで進入は無理なようで途中で引き返した。おかげで我々は莇を前にして20分も待ちぼうけ。腹が立つと胃が活発になるのか車を止め、少し早いが1回目?の昼食とする(ワンタッチライス、カレー、果物、クラッカー)。ついでに広場のごみの山を清掃する。莇ヶ岳も段々とポピュラーな山になり、汚れもひどい。少しでもきれいにと思って実施する。

全員腹六分目ぐらいで山頂目指して出発する。Y氏を先頭に快調に進む。小枝と別れた?枯れ葉がサクサクと気持ち良い音を立てる。こんな感じが陽だまりハイキングの良いところだ。この音に魅せられてこの時期になると毎年莇に登るのだろう。

紅葉には少し遅いがそれでも所々モミジが葉を一段と赤くして、青い空、白い雲に映えて美しい。H・Y・Aの3名は名作を撮るべくいろんなアングルで撮りまくる。段々エスカレートし、最後にH・Y両氏はモミジによじ登る始末、他の4名は付き合いきれないらしく先に行くことにする。

頂上直下の分岐でM3名は鎖場ルート、残りは尾根ルートで山頂へ。山頂に着くと老若男女のグループで一杯、遠く十種ヶ峰の特徴あるピークが見え、山肌がきれいに連なっている。一休みの後ヤング派は食事の準備、オールド?派は岩訓練を始める。莇の岩場はホールドが小さく、陶ヶ岳のそれとは違って微妙なバランスが要求され訓練にもってこいである。鎖場横のルートで2~3回繰り返し、2回目の昼食(鍋焼きうどん、ラーメン、特製パン入りスープ)の後、鎖場北のルートに移る。40mザイルを一杯に伸ばし、快適なクライムを楽しむ。

楽しくやっていると下の方から聞いたことのある声がする。ミスターYとS・H嬢が来たのだ。先ほどの両嬢と違って勇ましく鎖場を登って来る。全く頼もしい限り、3名が加わったことで一段とにぎやかになった。ミスターYは今日、写真に重点を置いているらしく岩登りをしながら、良いアングルを狙って写真を撮る。アクロバット的な姿勢で御苦労さまでした。

帰路はワイワイ騒ぎながら、落ち葉の中を滑ったり、転んだりしながら下山した。車に乗って車窓から見た夕日に映える双耳のピークの金峰山も印象的でした。最後に参加された皆さんお疲れ様でした。来秋も莇ヶ岳へ!

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