かずの里山ハイク

山や花、日常の出来事などの気まぐれブログ

大海山~福西山~火ノ山連峰一筆書き踏破

2014年05月27日 | 山歩き

過日のことBSプレミアムで、田中陽希氏が自分の脚とカヤックだけで日本百名山を一筆書きで
踏破していく放送を見た。それにあやかっている訳でも無いが、このところ気になっていた
大海山~福西山~火ノ山連峰を一筆書きで歩いてみた。

週日なので誰にも会わんだろうと思っていたら、陶ヶ岳山頂で宇部市から来られた6人の
シニアグループに出合う。全員に福西山の梅光苑コースの説明を山頂から説明し、
いいコースなので是非歩いて下さいとお勧めする。どこかでお会いしたかな?と話し込んで
いると、何と昨年11月に霜降岳に登った時、少し話込んだグループの方だった。
その時、一人のご婦人は重登山靴にニッカポッカスタイルだったので印象に残っていた。 
そのご婦人、今日は山スカを履いて、今時の山ガールスタイルなので、一瞬わからなかった。

やり取りの中で、自身のことを冗談ぽく「骨皮 筋衛門」と言ったら、その後の会話では
私のことを骨皮 筋衛門さんと3度ぐらい呼ばれる。かずというニックネームがあると
言いたかったが、小心者なので言えなかった。これからあのグループの中では骨皮・・・さん
ということになるんだろう。とほほ。

さらに、亀山登山口から舗装林道を下っていると、40年ぐらい前に同じ山岳会に所属し、
北アルプス 白馬岳~爺ヶ岳まで縦走などした旧山仲間のT氏にバッタリ遭遇、亀山登山口の
近くに自宅があるので、そう珍しいことではないが、お互いの近況を話したりした。
T氏は腰の病気もあり、現在山歩きはされていない。出合った瞬間「まだ、やってんのか!」と
言われたが、「はずかしながら」と答えておいた。別れ際にのどが渇いただろうとバンペイユを
頂いた。年月は経てども、旧山友との再会はうれしいものだ。

コースタイム 千坊川砂防公園(8:30)→見晴台(8:55)→大海山(9:20)→福西山
(10:20~10:30)→梅光苑(11:05)→潟上登山口(11:35)→鯨岩(12:15)→
岩屋山(12:25)→陶ヶ岳(12:45~13:15)→火ノ山(13:50~14:00)→亀山(14:40)
→亀山登山口(15:10)→86番札所(15:35)→千坊川砂防公園車道入口(16:05)→
千坊川砂防公園(16:25) コースタイム計 約8時間(休憩含む) 歩行距離は約17km

注)潟上登山口から鯨岩間は途中ルートミスがあり、迷歩したためタイムロスしている。
GPS受信中だったので、これに頼ればタイムロスは少なくなっただろうが、基本GPSは
もっぱらログ取得用で、トラックバックなどの機能を使うのは緊急時のみとしている。

今日の歩行ログ(軌跡) 車道歩きは1時間45分程度だったので、思ったほど負担には
感じなかった。17kmといえばそこそこの距離だが、身体的なダメージは少なかった。
もしかして行くかも知れない夏山の訓練コースとしてはまずまずではなかろうか。

大海山南尾根登山道を彩るコガクウツギ

同じく南尾根登山道脇に咲くヤマボウシ

大海山~福西山間の尾根道は常緑照葉樹の二次自然林が拡がり、もののけの森のようだ。

新緑あふるる登山道

福西山頂直下の大岩テラスから、これから歩く火ノ山連峰の定番画像

緑陰を額縁代りに撮ってみる。どうだか?

梅光苑コース 尾根道より 手前の灌木帯から浮かび上がる火ノ山連峰

梅光苑奥の林道にはウツギが。

鯨岩より名田島の田園パッチワークと雨乞山、御伊勢山

従来鯨岩へはクラックをジャンプして乗り移っていたものだが、現在では
カラビナが打ち込まれ、チェーンが付けられており、楽に上がれる。

おひさのタマチャン(岩)

タマちゃん岩から小郡市街と後方の禅定寺山と平原岳

岩屋山付近から勘十郎岳と福西山を従える盟主 大海山

今日の足回り、平地歩きも多いためミドルカットの登山靴を履く。ズボンは山専用ではないが
速乾、薄手、ストレッチ素材、7分丈の裾をゴムで絞り、ニッカポッカ風にして試してみる。
下半身にストレスがなく、涼しく快適に歩けた。これで久しくタンスに眠っていたハイソックスもたまには
出番がありそうだ。

他、モンベルやノースフェイスの下着が夏場の里山歩きにはイマイチだったので、下着専門メーカーの
ものを試してみたが、これも使用感は良かった。ユニクロのエアリズムも普段着として数枚買っては見たが、
汗疹が出来たりして、自分には合わなかった。今夏はメーカー変更だ。

単独で歩いてみると登山道周囲の色んなものが、より五感で感じることが出来る。
同じ道を歩いたとしても、グループと単独では感じ方はかなり違ってくる。
単独行を貫いた加藤文太郎や植村直己ワールドをちょっぴり味わうことが出来た。

これから山を本格的に始めようと思っている方は加藤文太郎の本など読むと
いいだろう。登山の歴史他色んなことが学べるはずだ。
別に単独行を勧めている訳ではないので、そこは誤解、曲解のないように。

ところで、今日17km歩いて行動中に摂ったものと言えば、アクエリアス 1L、
ランチパック 1包(2枚)、ウイダーインエネルギー 1個、千坊川砂防公園に
戻る時、自販機で買った缶コーヒー 1個 だった。お腹が空き過ぎるのも
良くないが、食べ過ぎても体が動かなくなる。

若い頃は重い荷物を担ぐことが多く、食べないとすぐにシャリバテをしていたが、
現在では軽荷しか担げなくなっており、代謝も少ないことから、こんなもんだろう。

もちろん行動食や非常食は準備はしていたが、随分余ってしまった。
ま、日もちのするものは次回山行に持っていけばいいことだし、大したことではない。

歩き終えてもっと車道歩きを少なくして回る方法はないかと考えた。
千坊川砂防公園から勘十郎岳へ、大海滝から河内林道を下り、亀山から火の山連峰を
北へ縦走し、梅光苑まで戻り、福西山、大海山と縦走し、千坊川砂防公園に戻るコースだ。
これなら車道歩きは少ないし、勘十郎岳1座追加出来るし、滝も楽しめるバラエティに
富んだコースのように思える。次回、機会をみて歩いてみよう。