おかあさんが乳がんになったのアビゲイル・アッカーマン,エイドリエン・アッカーマン石風社このアイテムの詳細を見る |
アメリカの11歳と9歳の姉妹、アビゲイル・アッカーマンとエイドリアン・アッカーマンは、サマーキャンプから帰ると、ママが乳がんだということを聞かされます。話を聞いた時は二人とも泣きだしてしまいます。それからの、ママの闘病生活と、家族の家庭生活の様子が、二人の文章と、絵で綴られていきます。
子どもらしい率直な感想も述べられています。ママの病気の間、周りの人がおいしい料理を作ってくれたこと。ママは、あまり料理が得意ではなかったのでした。
ママの手術の後のリハビリ体操や、苦しい化学療法や放射線療法の様子も、子どもの目を通して語られています。
ママが、抗がん剤のせいで頭の毛が抜け落ちた時に、友達がママのために帽子を持ってくる帽子パーティーが開かれました。集まった帽子は、13個にもなりました。
この本の最後に、病気の後、家族みんなの絆が深まったことが述べられています。
二人の姉妹は、周りの人たちの協力で、大変な事態を乗り越えることができました。大切な事は、孤立しないことです。
出版されたのは、2001年のことです。今は、母親も元気になって、ガン患者を励まし続けているそうです。