土曜日の透析終了後に、レンタカーを借りて群馬に行っていた友人が、1泊して帰ってきた。そのようにメールが来た。彼は、脳出血の後遺症で左片マヒだ。やはり後遺症らしく、耳鳴りが激しく耳鼻科を紹介され通院しているが、あまり改善していない。最近は、透析後に血圧が下がり気味だ。だから、車を運転するのは以ての外だ。土曜のロッカー室では、絶対運転しないように言っておいた。警察の免許センターにも何も言っていない。本来なら、免許センターで新たに障害の状態を見てもらって判断を仰がなければいけないのに。とにかく、無事帰ってきてホッとした。
今度は、免許センターの行くと言ってきた。レンタカー屋もいい加減だと思った。
彼の、障害を認めたくない気持ちはよく分かる。 彼は2年前に、仕事を求めて群馬県に引っ越していった。彼の場合、無年金者だったので、以前働いていた群馬の職場で生計を立てようとしていた。アパートを借り、地元の透析室に通う事になった。
メールで、現地での様子を知らせてきた。行く直前に、血圧が高くなる傾向だったので、現地での生活には十分気を付ける必要があった。透析室の水準は、満足のいくものではなく、血圧は一向に下がる気配がないとそんな内容のメールが続いた。
それから、しばらくして連絡が途絶えた。メールをしても返事が来なかった。
次にメールが来たのは、彼の妹さんからだった。現地で脳出血で倒れ、生死の境をさまよって、やっと意識が戻ったとのこと。言葉もうまく発せない状態だという。群馬に行って働くのが無理だったこと、水準の低い透析室に通院したのも良くなかった。でも悪い結果が出てしまった後は、もうどうしようもない。
おいらが、今のクリニックの主治医にこの事を話したら、家族の人に困ったことがあったら相談に乗りますと言ってくれた。結局は、この先生のおかげで三多摩にある設備の良い病院に転院することになった。本当は、群馬に行かないでこの先生にずっと診てもらっていたら、悪い結果にはならなかったと思う。
紹介された病院に入院してから、おいらは何度も彼の見舞いに行った。透析後に、電車で行くのだがかなり疲れた。困ったことに、行く度に無理難題を持ちかける。食べてはいけないものを持ってこさせようとするのだ。メンチカツを買ってこいとか最低の患者だった。この我儘ぶりには閉口した。1回目の見舞いの時に、焼き海苔やらふりかけやキャラメルを買って来いと言う。病棟の受付でこの事を看護師に話した。病室でも、スタッフの言う事を聞かない患者だという。おいらが、何故か申し訳ないと謝った。本来は、外からの食べ物の持ち込みは禁止だが、特別にいくつかの持ち込みは認めてもらった。
その年、厚労省はリハビリテーションの上限日数を突然決めた。脳血管疾患の場合は、発症後180日が限度日数になってしまった。全国で影響を受ける患者は少なくなかった。本来は、リハビリは個々の患者の状態に合わせて進められるべきなのに、根拠の無い数値でリハビリが打ち切られることになった。反対する動きが患者からも医師からも起こったのは当然で、ネット上でも反対署名が始まった。彼も影響を被るだろうと危惧した。
今度は、免許センターの行くと言ってきた。レンタカー屋もいい加減だと思った。
彼の、障害を認めたくない気持ちはよく分かる。 彼は2年前に、仕事を求めて群馬県に引っ越していった。彼の場合、無年金者だったので、以前働いていた群馬の職場で生計を立てようとしていた。アパートを借り、地元の透析室に通う事になった。
メールで、現地での様子を知らせてきた。行く直前に、血圧が高くなる傾向だったので、現地での生活には十分気を付ける必要があった。透析室の水準は、満足のいくものではなく、血圧は一向に下がる気配がないとそんな内容のメールが続いた。
それから、しばらくして連絡が途絶えた。メールをしても返事が来なかった。
次にメールが来たのは、彼の妹さんからだった。現地で脳出血で倒れ、生死の境をさまよって、やっと意識が戻ったとのこと。言葉もうまく発せない状態だという。群馬に行って働くのが無理だったこと、水準の低い透析室に通院したのも良くなかった。でも悪い結果が出てしまった後は、もうどうしようもない。
おいらが、今のクリニックの主治医にこの事を話したら、家族の人に困ったことがあったら相談に乗りますと言ってくれた。結局は、この先生のおかげで三多摩にある設備の良い病院に転院することになった。本当は、群馬に行かないでこの先生にずっと診てもらっていたら、悪い結果にはならなかったと思う。
紹介された病院に入院してから、おいらは何度も彼の見舞いに行った。透析後に、電車で行くのだがかなり疲れた。困ったことに、行く度に無理難題を持ちかける。食べてはいけないものを持ってこさせようとするのだ。メンチカツを買ってこいとか最低の患者だった。この我儘ぶりには閉口した。1回目の見舞いの時に、焼き海苔やらふりかけやキャラメルを買って来いと言う。病棟の受付でこの事を看護師に話した。病室でも、スタッフの言う事を聞かない患者だという。おいらが、何故か申し訳ないと謝った。本来は、外からの食べ物の持ち込みは禁止だが、特別にいくつかの持ち込みは認めてもらった。
その年、厚労省はリハビリテーションの上限日数を突然決めた。脳血管疾患の場合は、発症後180日が限度日数になってしまった。全国で影響を受ける患者は少なくなかった。本来は、リハビリは個々の患者の状態に合わせて進められるべきなのに、根拠の無い数値でリハビリが打ち切られることになった。反対する動きが患者からも医師からも起こったのは当然で、ネット上でも反対署名が始まった。彼も影響を被るだろうと危惧した。
友人の”障害を認めたくない気持ち”私にも
分かるような気がします。
私も以前、かなり患いました。
遠くの病院まで、お見舞いに行かれるのは、
さすがは、とっぺいさんだと思います。
私には出来ないと思います。
でも、自分で改善しようとする努力をしない人は、ダメですよね。
ウチの主人は、現在入院中。
ヘビースモーカーに大酒飲みだったのに、今、喫煙も飲酒も皆無の生活です。
まぁ、そうせざるを得ないのだけど、よく頑張ってると思います。
ブログは毎回、拝見しているのですが
安易にコメントしてはいけない気がして。。
トッペイさんは友達思いですね。
私も重病ではなかったですが入院したとき
超わがままでした。。
なので、なんとなくわかります。。
僕は、弱い人間なので、相手がしんどいと気持ちが共鳴してしまうんです。気を付けないと、お互いに傷ついてしまいます。
けろろさん、
相手の気持ちが分かりすぎてしまう時は、困りますよね。動きが取れなくなってしまいます。
とうふさん、
僕は、理屈っぽいのが、暴走してしまうんです。
もっと、素直な表現ができるはずなんですが。難しい。だから、普通にコメントくださいね。
障害を認めることは大変なことですよね。でも、自分の中で受け入れていかないとおけないなと改めて思いました。ちなみに私たち夫婦は群馬出身です。
たけかなさんのブログ、とても楽しみにしてます。
かなりシビアなものから、ほのぼのとしたものまで。
また、お寄りした時にコメント出来たらいいなと思っています。