ひみつだから!ジョン・バーニンガム岩崎書店このアイテムの詳細を見る |
飼い猫たちは、夜な夜な、出かけていくことがある。猫の集会へと。猫たちの習性らしい。挨拶をしたりするのだが、実際は何をしているのであろうか。動物学者の描いた猫の本に、こうした習性が記載されている。
この絵本は、そうした猫の出かける先に興味を持った女の子の話である。
マリー・エレインは、飼い猫のマルコムが夜にどこに行くのか知りたかった。ある時、猫の出入り口に、マルコムがおしゃれしているのを見つけた。一緒に行きたいと言ったら、マリーもおめかしをすればねって。おめかしをした二人は、小さくなったマリーと一緒に、猫の出口から外へ出た。途中で、なかなか寝られずに窓の外を見ていた小さなノーマンに見つかってしまう。彼も一緒に行くことになった。さて、犬たちの妨害を逃れて着いた先は、猫たちのパーティー会場。そこでは、どんなことが待っているのだろうか。
猫集会に関するお話。読んでいてこんなこともお話の世界ではありと思える。
現実と空想の世界を行き来することの楽しさと不思議さを描いた絵本である。
さあ、猫の集会に出かけよう。