おでっちょさん (学研おはなし絵本)まつした きのこ学習研究社このアイテムの詳細を見る |
昔から、怪童といえば男の子と相場が決まっていた。でも、時には、女の子の怪童が描かれることも出てきた。外国では、長くつしたのピッピのような存在が。この絵本に登場するおでっちょさんも、やはり世界一力の強い女の子だ。
散歩が好きで、道に妨害物があると、それが動物でも、さらには山や月などであっても次々と投げ飛ばしてしまう。投げ飛ばされた後が気になる。
でも、散歩の終わりに、彼らと原っぱで出会うことになる。彼らは、おでっちょさんと遊びたかった。おでっちょさんも。おでっちょさんは、原っぱごと地面を揺らす。すると、地面の上の仲間たちは、面白がった。こんな調子で楽しく遊んだ。
そして、遊びが終わると、おでっちょさん、彼らを元の場所へ投げ飛ばした。
すべてが、元に戻って行った。
豪快で、愉快なお話だ。挿絵も、エネルギッシュに描かれている。
こんな絵本は、理屈抜きに楽しめばいい。