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透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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警察官の偏見と人権感覚/難病に対して

2009-03-08 11:36:10 | 障害

  男子生徒が着けていたのと同じ頭巾

病気で頭巾姿の高校生に「お前はタリバンか」…警官が暴言(読売新聞) - goo ニュース

病気で黒ずきん姿の高校生へ警官「お前はタリバーンか」(朝日新聞) - goo ニュース

 以前に起こった佐賀県「安永健太さん死亡事件」の教訓を生かせず、またもや、警察官による難病患者の青年に対する心ない言動がなされたことが明らかになった。
 紫外線を浴びると皮膚が炎症を起こすポルフィリン症の高校生に対する、人権感覚が欠如しているとしか思えない公職にある人間の行為であった。
 事件があったのは、10月28日の夕方、鳥取県米子市のJR米子駅前で米子署員2人が自転車に2人乗りしていた高校生を見つけて職務質問した。その際に、この病気、ポルフィリン症を知らなかった署員1人が「お前はタリバーンか。自転車はだれのものか」と強い口調で問い、頭巾を取るよう迫ったという。高校生(18)がその場で病気を説明したため、頭巾は取らずにすんだという。「タリバーン」という言葉を使用した感覚と、頭巾をかぶっているのは何か特別な事情があるのではないかと思料するくらいの精神的に余裕のある対応ができなかったことに怒りを覚える。「おいこら警官」という言葉が昔あった。治安という錦の御旗で、監視社会が進行しているのかも知れない。市民を守るということがおろそかにされているのだろう。市民の立場に立った警察というのは、理想に過ぎないのか。

 病気や障害を抱えた人たちが、普通に社会で暮らせるノーマライゼーションの社会における警察官の職務のあり方も十分検討してもらいたい。

「安永健太さん死亡事件」に関連して