チョコラ! - goo 映画
全国腎臓病協議会の機関誌「ぜんじんきょう」№232の記事の中に、ドキュメンタリー映画監督の小林茂氏からの映画「チョコラ!」公開の告知があった。
小林監督は、2002年5月に腎不全から脳梗塞で倒れ、治療をしながら、重症心身障害者の心象を描いた「わたしの季節」を制作、劇場公開された。この作品は、2004年度の毎日映画コンクール・文化庁映画大賞・山路ふみ子映画福祉賞などの各賞を受けている。
2006年の春には腎機能が停止間近の状態で、ケニアでの「チョコラ!」制作の長期取材に出発した。命がけの取材であり、透析導入の前に是非とも成し遂げようとする監督の強い思いからであった。透析に入れば、海外での取材は無理だろうとの判断があった。万が一の場合を想定して、動脈と静脈をバイパスするシャントを作る手術を先にして現地入りした。
無理を押しての現地での取材が終了し、帰国後容体が悪化して、すぐに透析導入に至った。2年前のことであった。
映画の編集は、2007年~2008年に東京で透析を受けながらなされ、ドキュメンタリー映画「チョコラ!」(スワヒリ語で「拾う」を意味する)が完成した。
ケニアのごみクズを拾って生活するストリートチルドレンの生活を描いた作品である。内容説明等はgoo映画からリンク出来る。また、gooリンクから映画の公式サイトへもリンクすることができる。
全国順次公開に先駆けて、5月に東京ユーロスペースで公開されることになった。
是非、機会のある方は、「チョコラ!」をご覧ください。
「透析患者初の映画監督」の作品は、別の意味で透析患者を励ますことになる。
わたしの季節(2004) - goo 映画