と言うことで、この土曜日にレカロシートを取り付けました。
今回の取り付け、「お金をかけない」を大前提にしていますので、色々な壁にぶつかりました。でも、何とか致命的な事にはならず、結果オーライで進みました。日頃の行いがいいのか、神様が他人の日頃の行いを見て、俺と勘違いしたのか…
とりあえず、その顛末です。

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/15s, f/1.8, ISO 800
土曜日の朝。この日はあいにくのお天気で、細かい雨が降ったり、時より強めになったりというそんな天気でした。
本当は雨が降らない方が、カーポート以外の場所で作業が出来たり、外したシートをどこに置いても良いから、作業効率が上がったりですが、この日は、雨のお陰だからか、さほど気温が高くなく、快適に作業が出来ました。
…ただ蚊がすごかったんですけどw
作業開始は午前5時。
え?2時頃までパソコンしてなかったかって?え?まあ、寝不足ですw
この時期、5時と言えばすっかり明るいのですが、さすがに雨が降り、雲が分厚いと、暗いですねぇ。だから記録用のレンズはSIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACROなんて言う明るいレンズにしたのですが、何だかストロボがあった方がいいくらい、シャッター速度が稼げないw

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/13s, f/1.8, ISO 800
これが今回の勝利の鍵「純正レカロシート対応ローポジションレール 三菱 コルトR Z27A 前期型」です。
http://www.borisfactory.com/item/NLP-MI-Z27A-zenki/
今回取り付ける、ランサーセディアワゴンラリーアートのシートは三菱が嫌がらせのように、ねじ穴の位置を変えてみたり、レールが取り付かないように変な突起を付けてみたりとした、シートです。
これを取り付けようとしたら、シートレールの加工なり、シート側の加工なりが必要。加工はそれなりの道具を持っている人には簡単なことかもしれませんが、正直俺はまだ道具を買いそろえている途中。こんな鋼鉄の部品を加工するなんて考えるだけで「怪我するんじゃないか…」みたいな
だけどそのシートをポン付け可能にしたのがこのシート。よく考えてあります。ご覧の通り、シートレールのスライド部分がちょっと内側に入っています。それで、セディアのシートのイレギュラーな部分が、シートレールに干渉しないようにオフセットしています。
おや、で、もう昨日の晩からシートレールをシートに取り付けているんですか?と。
本当ならシートレール、シートとバラバラの状態で車内に持ち込み中で合体させた方が、軽くて良いし、何よりあちこちぶつけて傷を付けなくて済みます。
なのに、こうしてスタンバイしているのはなぜかと。実はこのシートレールが届いた木曜日のこと、一度シートにシートレールを取り付けてみようとしたんですが…。
このシートはボルトでシートレールに固定します。と言うことはシートにはナットが組み込んで(溶接して)るわけなんですが…取り付け穴左右で8つあるんですけど、そのうち2つは今にもナットが外れそうで怖い。1つはすでに外れていたと。外れていたナットはシートの中に戻し、磁石付きのドライバーで位置を合わせて何とか固定しました。軽く奇跡が起きたようなラッキーでした。
その作業が結構大変だったので、仮に付けてみたつもりでしたが、当日も同じように出来るかと言われたら厳しいので、そのままにしておきましたw

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/10s, f/1.8, ISO 800
さて、取り外す前の純正シートです。
結構ボリュームのあるそのフォルム。大きなランバーサポートが身体を支えてくれそうですが…。見かけ倒しですw

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/25s, f/1.8, ISO 800
純正シートと、レカロとの比較。
意外に小振りだったレカロシート。

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/15s, f/1.8, ISO 800
気になる着座位置ですが、単純に座面の高さで言うのなら、レカロは2cmぐらい低くなっています。実際乗ってみるともっと下がっているような気がします。

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/15s, f/1.8, ISO 800
座面を上から。純正は変な所に、縫い目がありますね。レカロの座面の縫い目はその縫い目で座面の傾斜が変わります。この傾斜でおしりが固定されるんですよね。俺のおしりにフィットするのはレカロです。

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/20s, f/1.8, ISO 800
シートを左右ともとも取っ払ったところ。さすがに納車から1ヶ月以内まだまだ綺麗。お菓子のカスとか、小銭が出て来たり…なんて事は無いですw

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/13s, f/1.8, ISO 800
おお、そう言えば、地デジのチューナーって、助手席の下にあったんですね。って、今頃気づくかw

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/40s, f/2, ISO 800
純正のシートベルトバックル。ちょっと取り外しが大変なので、解説します。まず、バックルを取り外すためには、先にこのカバーを取り外す必要があるのですが、3本のネジで固定されています。
まずここが1本目。

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/13s, f/1.8, ISO 800
2本目は、このカバーの後の穴。ここまではすんなり分かったんだけど…

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/20s, f/1.8, ISO 800
3つめの位置。すごい意地悪な場所にあります。
しかもこの3つを外しても簡単には外れません。前側に、力尽くでスライドさせたら外れます。結構大変。またバックルが外れてもシートベルト警告灯のセンサーのケーブルを取るのにまた一苦労。がっちり固定されてるんですよw
ちなみに、コルトはバックル取り外す時、ボルトを外すんじゃ無くって、ナットが外れるようになっています。
しかしシートレールに付いている、バックル取り付け部分には、ナットが。ナットとナットではシートベルトバックルは固定できません。
しかもこのサイズのネジ(M11、ピッチ1.25)ってのはホームセンターには特殊なサイズなので売っていない。
結局解体屋(桃太郎部品http://www.momo-parts.jp/)でゲットしました。ネジ2本で1,050円(税込み)
もし、解体屋が近所にないのなら、オークションでネジ付きのバックルを落札した方が早い。このネジは世界標準規格らしいので、別に三菱の車から取らないとだめ…なんて事は無いようです。

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/80s, f/2.8, ISO 800, -0.3Ev
と言うことで何とか取り付けできました。
やはり先にシートレールを付けていると、かさばって、車内への持ち込みが大変ですw

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/80s, f/2.8, ISO 800, -0.3Ev
実は、コルトプラスラリーアートのダッシュボードって青色なんだよね。
そこに赤っぽいシートが入っても…、まあ、こんなもんか。2脚同時に交換したのが功を奏したんでしょう。これが1脚だったら浮いていたと思いますw

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/80s, f/2.8, ISO 800, -0.3Ev
助手席側から。うーんカタログの「カットモデルでの撮影」みたいには、なかなかいきません。
ちなみに、うちの車の場合。何も加減せずにそのままねじ穴に固定して、ちょうど真ん中に椅子が固定できました。(運転席に座って、へその延長線上にステアリングの中心がある。)
レカロって、普通に取り付けると、どうしてもドア寄りの位置に来るらしいですが。運が良かったのか、特殊なシートレールだからか、バッチリセンターです。

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/80s, f/2.8, ISO 800, -0.3Ev
助手席、運転席の補修箇所分かりますか?うん、この程度なら、全然気にならない…よねw

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/100s, f/3.5, ISO 800, -0.3Ev
今までご苦労さんだった純正シート。
今回オークションなどで出品せず、無料で処分してくれるというのでディーラーに持って行きました。
ディーラーも解体屋に持って行くらしいです。なのに無料でってのは嬉しいですね。
え?シートは残しておいて、売る時に戻すのが常識?
この不人気車が数年後、シートの有無で下取り価格が変わるようなことはないと思うんですけどw

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/50s, f/2.5, ISO 800, -0.3Ev
ちょっと気になったのは、リアのシート(青/黒)との組合せ。
そんなに違和感ないよなぁ。派手な前列ばっかりに目がいって、後座席には注意が行かないでしょうw

Canon EOS 5D + SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
1/100s, f/3.2, ISO 800, -0.3Ev
と言うことで、取り付けまでに色々修復したり、手配したり、結構大変なシート交換でしたが、かかったコストが左右で4万円以下というのが良いじゃないですか!
また、RALLIARTとRECAROの刺繍が同時に入ったシートなんて、今後恐らく出てこないでしょうからね。確保できて良かった~♪です。
さて、乗り心地ですが、自分が如何に変な椅子の座り方をして車に乗っているかが分かりますね。窮屈なレカロシート、ちゃんと、両方のおしりに力が入って、背骨が真っ直ぐになったら、すごく楽な着座姿勢になります。(これが、レカロが腰痛に良いと言われる所以ですね。)
古いレカロは、若干のガタがあったりする訳ですが、このシートは皆無。見た目は悪かったですが、機能面では何ら問題なしです。これでちょっとやそっとの遠出ならいけますよ~w