今日のネットのニュースにこんなのがあったよ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120805-00000290-yom-bus_all
以下引用
ターボ車、エコカーで復活の動き
読売新聞 8月5日(日)10時16分配信
小型エンジンと組み合わせて燃費を向上させるダウンサイジングと呼ばれる技術が生まれ、欧州や中国で「低価格エコカー」としての需要が急増しているためだ。日本でも日産自動車が9月に搭載車を発売し、日本のターボメーカーは世界で生産体制の増強に動く。
日産が発売する新型「ノート」は、現行のエンジン(排気量1・5リットル)を小型化した分の馬力を「スーパーチャージャー」と呼ばれる過給器の一種で補い、同程度の馬力を確保しつつ燃費を4割改善した。過給器による燃費向上の波は、ハイブリッド車(HV)をエコカーの中心に据えるトヨタ自動車にも及び、新興国向けにターボ車開発を急ぐ。
引用終わり。
ターボ。これは燃料をバカスカエンジンに注ぎ込み、莫大なエンジンパワーと引き替えに、膨大な燃料を消費する装置。…と考えがちなんだが、そう言う古い概念は捨てた方が良い。「俺って車博士だよ。外車とか買えないけどよく知ってるよ。日本車なんてオワコンだよ。」なんて調子こいてるヤツはなおさらだ。
もちろん、ランエボやインプレッサの「とにかくパワー」というようなターボ車は別として、我が愛車「コルトプラスラリーアート」(以下「+RA」と表記。)の様なマイルドなターボ車は今後増えていくと思うなぁ。
そう言う俺も、このエコカーブームで+RAみたいなターボ車を買うのはちと勇気が要った。と言うのが俺がターボ車を買うのはこれが2台目。1台目のランサーが5ドアになった最初のGSRは四駆やリアハッチの大型ガラスも相まって、かなりの重量級小型車だったw
こんな車をブンブン走らせたら、そりゃ、ガソリンは気持ちいいほど減っていく。連れの車と旅行に行くと、だいたい1回ぐらいGSのピットインが多かったものw
そう言えばスキーに行く時も大山までの往復は厳しかったなぁ。
そんな先入観があったけども、購入者の感想を聞くと、皆それぞれに「燃費が良い」というコメントをしている。先入観と全く逆だ。本当に+RAって燃費が良いの?それとも今時三菱車に乗る人って燃費を考える頭のネジが一本抜けてるのか?
で、購入してみると、本当に燃費が良い。ビックリする。三菱乗り嘘付かない。
理由はCVTってのが大きいかな?出だしの踏み込みは人それぞれだろうけど、ターボが一瞬効く程度で、道路の流れに乗れる。あとはCVTがエンジン低回転で抑えつつ、アクセルオンオフで車速をコントロールしてくれる。
だから、発進や急加速なんかはエンジン音がうるさいが、あとは静かなもんだ。
タコメーターの数値を鵜呑みにするとして、+RAのアイドリングは500rpmぐらい。ノッキングするんじゃないの?と心配したいほど低い。そこから加速。ちょっとターボが効き3000rpmぐらい上がるけど、もう街乗りはそれ以上は要らない。あとは1500rpmで巡行。CVTだから、ATみたいに変則に至るのにある程度の回転数などは不要。だからエンジンをダラーと回しているだけなのに必要十分な走りをする。
これは、オーナーのひいき目もあるかもしれないが、すごい味付けだと思うんだよな。流れに乗る時は2000cc並の加速でストレス無く、流れに乗ったら、1500cc+CVTの燃費の良さを発揮。そのどちらも両立させるのが、このマイルドなターボだと。
ただ、この車の良さは「所詮は三菱車」と言う事で多くの人には知られる事もなく、+RAというグレードは早くからラインナップから消えていった。
良い車って何?ハイブリッド車です。そんな時代だからしょうがないけど…
でも、今頃になって、この組み合わせが日産に評価された。
今度のノートは、CVT+スーパーチャージャーで来るという。これまた面白いと思う。
エコカーは我慢の車?そうじゃないと思う。車は楽しくなくっちゃ。「楽しく」を残すために「ターボ」を積む。素晴らしい選択だと思う。問題なのはいわゆる自動車評論家の目が節穴だって事。こんな車、絶対評価しないからな…。
ただ心配なのは、今後こうしたターボ車を売るのは、日本がメインじゃないらしい。
ま、「ハイブリッドじゃないの?それなら要らない。」という凝り固まった考えの人が多いからかな?日本人ってマトモに車の評価出来なくなってるんじゃないのかな?
三菱もね、もうちょっと良いネーミングでターボ車を売れば良いんじゃないの?と思ってしまう。「グリーンターボ」とかね。まあ、その不器用なところも三菱の好きなところなんだけどねw
ホント思う。+RAがトヨタ車だったら…。絶対バカ売れしていると思うなぁ…
【追記】
自分の書き込みを読み返して…
+RAって燃費だけの車か?
違います、違います。
ハードな足回りから来る機敏な操作性。これぞスポーツセッティング。こう言うのは、三菱はよく分かっていらっしゃる。
またシフトもDsモードに放り込んでクイッと踏んだら、躊躇無くブーストオンで、高回転をキープ。そしてそのままCVTがリミッターまでご案内~♪
足が堅いってのに、フロントが持ち上がりそうな加速フィーリングです。
ま、+RAはカタログ燃費16km/L。(実際は14ぐらい。)
その程度の燃費の車はゴロゴロしていますが、この燃費で150馬力以上をポンと出せる車、なかなかありませんよ?
標準のシートは、スポーツ走行にはちと辛いですが、ま、そこはレカロを装着してね。
欧州では20年以上前から低圧過給機で燃費を稼ぐ乗用車をつくっていますので、ようやく日本もその良さを認めつつあるといったところでしょうか。
コルトプラスラリーアートなんかは、ほんまにエエ着眼点の車種ですよねー。
過給機車乗り同士として今後ともよろしくお願いします。私のクルマの燃費は5km/Lくらいです。
と思います。
まあ、新車だと結構お高いというのもありますがw中古車だと不人気車なので、大バーゲン価格。
るーふーさんの車は5km/Lとのことですが、あーまーげーだからしょうがないです。
それでも燃費を…と言われるのでしたら、+RAのエンジンを移植するとかw
その際はブースト計の取り付け承りますw
…いやー+RAのエンジンだったら、エンジンルームに2つぐらい入りそうですねw
そう言えば昔ギャランにもあーまーげー仕様があったなぁw