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川瀬水樹のカワセミ好き!

お小遣いと好奇心の時間無制限のデスマッチにその身を捧ぐオッサン「さとうかずひろ」が嫁の白目に立ち向かう熱血中年物語!?

磯千鳥酒造「瀬戸のさざ波」簡単ゲットの方法!

2015年07月19日 | 俺のグルメ

【これまでの話】

オッス、オラ、さとうかずひろ。

この秋に、うちの職場で、全国の同業者を集める会議をすることになったんだけど、その時に「岡山ならではのお酒」を(ここで言うお酒とは日本酒です)というコンセプトでおもてなししたいと言うことになりまして、それなら俺がいつも言っている磯千鳥酒造の「瀬戸のさざ波」出せば良いんじゃ無いかと思ったんだけど…。

 

このお酒、本当にマイナーなお酒で、全然店頭には現れない。岡山の日本酒に精通しているバーの店長に聞いても「磯千鳥?知らない」という始末。なので、一度もう1回飲んでみて、本当に「岡山代表として出していいものか」を検証したい。と言うのも、もう3~4年飲んでなかったりするこのお酒w その間にいろんなお酒を飲んできた。ひょっとして思い出補正も入っているのかもしれないし。

 

と言うことで、先日の自転車での里庄行きになってしまった訳です。あわよくば、お店の人の話も聞いてみたかった。さらにあわよくば(中略)してみたかった。でも、なんか店は締まっている感じだったし。

 

 

さあ、ここからが本編。

実は磯千鳥酒造のホームページがあって、久しく更新はされていないようなんだけど、お問い合わせのフォームがある。返事は貰えないと思いつつもメッセージを入れてみた。俺と、懇意にして貰える酒蔵との出会いは、この手のきっかけが多い(萬歳酒造とかw)。

「アンタのところの酒が飲みたいんだけど、岡山市じゃ売ってないんだよね。だから、今度そっちに行こうと思うんだけど、開店している時間教えて。」

って感じで。

すると翌日もう返事が貰えた。しかもちょっと意外な展開に。

「いつでもやっている訳では無いが、工場の隣が社長の家なので、店に来て貰うんだったら、事前に連絡してくれたら、その時間に開ける。ただし、岡山市内でもうちのお酒は置いている。」

 

そんな内容でした。

ええ?岡山市内で、そんな店あるの?俺だって、いろんな酒屋に行ったつもり。でも、本当に見かけないんだもんw

 

で、教えて貰ったお店の名前は「有限会社宮下迪酒販」聞いたことないなーーー?

で住所は…岡山市北区岡南町…?実家から300mぐらいしか離れてないやん!!

 

その店の場所は国道30号線沿い、清輝橋のマクドナルドのチョイ南。うどんのおよべBrothersのすぐ北。その目の前は何度も通ったことがあるんだけど、酒が売っているとは全然知らなかった。普通にお米屋さんだと思ってたから。失礼な言い方かもしれないけど、そこにお酒があったとて、どうでも良いお酒のラインナップの偏見。

 

仕事帰り、恐る恐る行ってみる。

店舗内には、いろんな種類のお酒が置いてあるが、酒を置いているスペースは4畳半ぐらい。1升瓶がメインで、地酒が多い印象。目茶苦茶高価な酒ばっかりという感じでは無い。本当に、良くあるお酒の量販店の日本酒コーナーを凝縮している感じ。

ハイテンションなご主人に絡まれて、ちょっと戸惑うがw 結局この人もただの酒好きらしく、簡単に意気投合w

「磯千鳥が岡山市内にあるのは珍しいことなんだが、磯千鳥を置いている理由ってあるのか?」

「え?レア?幻のって感じ?あそこの社長とは昔からの知り合いで、ずっと昔から毎月何本か入れてんのよ。ホレ、あそこは安いでしょ。」

「確かに。1升瓶で4,000円チョイってホームページにはあった。」

「うちは、3,100円で売るよ。」

「え?大吟醸酒で1升瓶が3,100円?(逆算すると税抜き2,870円)安すぎ。」

「その4,000円ってのは桐箱に入った値段。うちはそんなの要らないから安くしてって言ってる。」

 

なるほど。酒蔵行くより、こっちの方が安く手に入るって訳かも?

 

そして家に帰って早速の記念撮影


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 250

おお、今まで4合瓶とか、ラベル無しの角樽でしか見たとこと無かったので、1升瓶の迫力に圧倒されるw


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 400

創業…宝暦元年?いつの時代よ?ちょっと調べて見る。

え?1751年ですか。Wikipedia によると、徳川吉宗の没年だそうです。

これって、岡山でも最古参なんじゃないの?と思って「岡山の一番古い酒蔵」で検索すると室町酒造が出て来ます。こちらは1688年ですか…。

 

まあ、古かったらうまい訳じゃ無いですけど。なんせ、獺祭の旭酒造なんかは昭和23年、戦後ですからね。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 320

スペックはこんな感じ。意外なのは27年の6月に瓶詰めされたということ。酒蔵で買えば、瓶詰め直後の酒を買うこと出来ますが、小売店だと、結構古かったりするんですよね。1ヶ月前だと結構いい状態でゲット出来たんじゃないでしょうか?

ちょっとワクワクですw

米(国産)としか書かれていませんが、ホームページでは「朝日米」とのこと。岡山は、朝日米とかあけぼのとか、普通はごはんになっちゃうお酒も酒に出来る技術があって、安いお米で作るから、大吟醸酒が3,000円で買えるという…一体何が正義なのか分からなくなってしまうお話なんですがw

ちなみに、大吟醸とかの名前は精米歩合のランクの名前で、大吟醸だからうまいって訳じゃ無い。だからやっぱり…

飲んでみなくちゃ分からないw

 

と言うことで飲んでみました。うーーーん。結構思い出補正入ってたらしいw なんか思い出の方はかなりのフルーティなイメージがあったんだけど。今手にしたのはスキッと感が鋭い感じで、脂の乗った刺身なんかに当てたら…って考えながら飲んでいます。燗にしても美味しかったりして。

まあ、酒なんてものは、毎年同じ作り方としても味が変わるもんだし、前回飲んで感動したのは、瓶詰め数日後に飲んだと言う好条件もあるから、磯千鳥は実は並のお酒だったとか、そう言う事は言いたくないし、言えないんですが…

今年の秋の会議のお酒は、これで決まりっては思えなくなったw

 

春に会議があったら、どこでもフルーティーな新酒が手に入って、大いに自慢出来ると思うんだけど。

 

ああ、でもやっぱ…酒蔵に直接買い付けに行くしか!!なのかも?

 

【追記】

この1升瓶は6日かけて飲み干しました。抜栓直後は「スキッと感が鋭い」と表現しましたが、最後の2日間で、絶妙の甘酸っぱさが加わりました。これですよ!俺が飲みたかった瀬戸のさざ波は!!

…と言うことは、この味を飲みたかったら、抜栓後4日間ほど放置してから飲めってか?

1升瓶目の前にして4日待つとか出来ねー!!

 

 

【追記2】

 

はっ!台所の瀬戸のさざ波が分身の術を使ったっ!!

 

…ではなく、リピートしちゃいましたw

どうしても燗で飲みたくって。

 

うーん。あまり変わらないなw 常温で飲んでも、燗にして飲んでも印象が変わらないと言うことは、燗に適したお酒じゃ無いって事なんだろうな…

ラベルに思いっきり「冷やまたは常温でお楽しみください」と書いてるしねw

 

ちなみに俺のベスト岡山の燗酒は…

板野酒造本店「ふるさと村」なんだよな…

 

安いお酒で、地味なお酒で、一升瓶では無いから後始末も楽なお酒。

俺的には結構アツアツに燗すれば良いと思っている。俺が燗するときには、電子レンジの「ホットミルク」のメニューで温める(80度)。これをフーフーしていると、いくらか冷めてきて、やわらかいというか、心地よい香りがするんだよね。

フーフーするのが飽きた頃には飲み頃だ。鼻と口とでちょっとずれたような印象(分かる?)。だから器を変えると印象も変わるよ。

 

電子レンジの「熱燗」のメニュー(60度)ではちょっと足りないような気がする。

 

まあ、今熱燗はちょっと敬遠したいねw


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