さて、もう数時間で、29日。Windows10のリリースが始まります。
ですが、その高揚感に水を差すようなお話がありましたので、(半分愚痴なんですが)聞いてください。
職場でのお仕事中の出来事です。メール到着のポップアップが画面に出て来まして、受信したところ、キヤノンITソリューションズから「ESET商品のWindows10対応について」という件名でのメールでした。
その本文はと言いますと…「Windows10が7月29日にリリースされますが、あなたの使っているセキュリティソフトは9月中旬にWindows10に対応する予定です。詳しくは、こちら。」って内容。
その「こちら」のスクショを貼り付けます。
マジだぜw
ちょっと驚きです。うちの職場にも十数台パソコンがありますが、すべてWindows7です。(まあ、XPのサポート切れ問題で、やっと7に揃ったところなんですけど。)ご多分に漏れず、マイクロソフトからの「Windows10を入手する」のアイコンはタスクトレイに出ています。一応「Windows10は様子見です。」という案内はしていますが、チョコチョコッと何回かクリックすると、WindowsUpdateでWindows10になってしまう可能性があります。
WindowsXPからWindows7にするのも難儀でしたが、知らずのうちにOSがアップデートされるのも怖いですねw
そこで、ESETのお客様センターに電話しました。
受付の人に用件を伝えると、専門の者から折り返し電話するとのことだったので、待っていましたが… 遅ーよ!4時間後にやっと電話がかかってきました。
まあ、それだけで、ちょっとこっちはカッとなっている状態だったんですが…。
「今日届いたメールでWindows10リリースから、2ヶ月ほどESETがそれに対応出来ないって案内を、リリース前日にメールでポイッてのはどうなのよ?この昨今ね、年金の情報漏洩、マイナンバーがどうのこうのと言っている「まずセキュリティ」って時に対応しないってのは本当のことなの?」
「はい、これから検証しますので、少しお時間いただくことになります。」
「もし、ESETが対応する前にWindows10にアップグレードした場合、どうなるの?」
「プログラムは動くと思うのですが、すべての機能が働くとは言えない状況です。ですので…アップグレードは2ヶ月間お待ちいただくのが良いのでは無いかと。」
「待てというならいうで、なんでもっと早く連絡くれないの?この夏の間にWindows10で仕事がうまくいくか検証する段取りだったのに。そちらの都合で秋以降に延期じゃないか!こっちのスケジュール通りで話を進めようと思ったら、よその会社のセキュリティソフト買えって事なの?」
「いや、それは…」
「でも、ESETではこっちのスケジュール通りのこと出来ないじゃん。マイクロソフトは早くからTechnicalPreview版とかで、動作検証する環境を提供してくれてたよ。だったら、リリースと同時に対応とか、出来て当たり前じゃん。」
「ESETでも…Windows10リリースと同時に、対応であるものもあります。」
「え?なにそれ?」
「個人向けの商品はリリースと同時に対応されて、法人向けの商品は9月中旬からなんです。」
※「全商品」が「7月29日から対応」という見事に二枚舌なスクショ。一番最後の行のこちらをクリックすると最初のスクリーンショットが表示される。
「あの、よく分からないんですけど?検証がいるから、時間が欲しいって言ってましたよね?リリースと同時に対応出来るものは、検証前に対応を謳うんですか?」
「えっと…、それはその…」
「私が感じてる矛盾は理解して貰えてますよね?」
「はい、承知しております。このことは一度お預かりして、開発の者に伝えます。」
「じゃあ、伝えてください。伝えるのは文字にしないで。どうせこの電話は録音されているんでしょ?私の不快感が良く伝わるように上司の方にこのテープをそのまま聞いて貰ってください。」
…で、電話を切りました。
俺は、カメラはキャノンをこよなく愛しますが、ITや事務機系のキャノンはダメね…。ホントクソまみれ。
しかし、話の本質はどうなのかなぁ?開発って言ったって、ESETはスロバキアのソフト。キャノンはそれを売っているだけ。さっきの「開発に伝えます」もきっと大嘘だもんねw
ESETはWindows10に対応しきれない未熟なメーカー…そう言う事なのかもしれないし?
もう向こう1年分のライセンスは購入済みなので、今すぐどこかへ乗り換えという訳にはいかないけど、信頼出来ないセキュリティなんて全く意味が無いから…乗り換え先の検討に入った方が良いかなぁ?
もっと冷静に寛容に、人間としての器の見せ所