川瀬水樹のカワセミ好き!

お小遣いと好奇心の時間無制限のデスマッチにその身を捧ぐオッサン「さとうかずひろ」が嫁の白目に立ち向かう熱血中年物語!?

初代MacPROを格安購入。ジャンクの山は険しく、そして頂上からの景色は素晴らしいw

2015年03月20日 | 俺のパソコン

俺はマックが時々無性に欲しくなります。

ハンバーガーのこと?

あ、そっちもですがw(最近子供にせがまれてハッピーセットとか良く買いに行きますw)

いや、マッキントッシュの方ですけど。


Canon EOS 5D Mark II + TAMRON 24mm 1:2.5 (CW-24)
1/50s, f/4, ISO 640

ジャーーーーン!!

MacPRO(Early2006)ゲットです。

2006年初旬?もう9年も前のパソコン今買ったの?…え?まあw

 

安かった…と言うのが一番の原因かな?

本体が、「HDD欠品、その他付属品は電源ケーブルのみ。動作音はしますが、OSインストールまでして確認していないのでジャンクで。返品不可。」の条件で9,600円w

で、本体には1GBしかメモリが無かったので、8GB追加!4,000円。

グラボの交換も興味あったのでGeforce 8800GTS1,500円。

すべてヤフオクで。

 

当時30万円とかしたマックのハイエンド機が、こんな値段で。嬉しいじゃないですか。

でも、ノーサポートのジャンク遊び。結構ハードでした。今回はその記録のようなお話。

 

18日水曜日。

本体とパーツ一式が到着。MacPRO本体は結構重い。20kgあるんだから大変。

これを俺の部屋に運び込む。箱を開けて、本体を出す。それを分解…って俺の部屋、それでパンパンですw

 

ま、とりあえずHDDって言うかSSDを取り付け。で、MaCPROで動作するOSをインストールする。とりあえず俺が持っているインストールディスクで最新のは「MacOSX 10.6 SnowLeopard」。これを光学ドライブにぶち込んで、キーボードのCを押しながら電源オン!うん、これでいけるなと思いきや…画面が真っ白になってハングアップ!

あれ?インストールディスクが途中で読めなくなった?ディスクを取りだし、汚れをチェック…キレイだけどな?念のためにフキフキ。再チャレンジ…同じ所でダメ…。

仕方ないので、「MacOSX 10.5 Leopard」でもトライ。ちゃんとDVDは読み込むんだけど…途中で、こっちは藤色になってハングアップ。

 

なぜだ?ひょっとして光学ドライブが故障しているのか?とMacPROを分解。光学ドライブは…なんとIDE接続のいにしえの物。でもなんとか、もう1個IDEのものを持っていたので、それとスワップして、再チャレンジ。でも同じ所で止まる。

 

うーん手詰まり。俺が他に持っているインストールディスクは…「MacOSX 10.4 Tiger」でも、これは確か、インテルCPUに対応していなかったはず。でもすがった藁を離す訳にはいけない…って感じで読ませてみた。案の定失敗。インストールディスクとしては認識してくれなかった。そこで電源を落とそうとしたその時、不思議な光景を目にする。

画面が黒くなって、SSDがアクセスし始めた何が始まった?と思ってディスプレイを見ていたら…、腰を抜かしそうになったw

画面に出たのは水色のWindowsフラッグ。Windows8.1の起動画面だ。そういえば、このSSDはこの前まで、メインのPCで使っていた物。

…とは言っても、途中でエラーで止まるよ…と思ったら、そのまま立ち上がりきってしまったwスゲー。MacPROでネイティブでWindowsが動いてるよ。MacOSXのインストールが出来ないMacPROで問題なく動くWindows。スゲー皮肉w

ちょっと手詰まりなので、その立ち上がったWindowsで遊んでみる。ちゃんとネットにもつながってウェブブラウズも問題なし。マイPCからドライブの中身も見えるし、メモリの容量なんかもチェックできたw

 

こういう時、Windows自作機なら、マザーボードと各パーツとの相性を疑い、一度分解して組み立て直しや、パーツの最小構成でインストールしてみたりとか、マザーボードの設定を一度リセット(CMOSクリア)したりするんだけどねぇ。

 

いかん、もう限界。その日はそのまま寝た。

 

19日木曜日。

この日は帰るなり、iMac Mid2007の方に電源を入れた。これにインストールディスクを入れ、ちゃんと起動するか見るため。ちゃんと起動するじゃないか…。ディスク自体に損傷はない。ディスクに損傷があるのなら、ヤフオクにMacPROのインストールディスクが出品してあったのをゲットしようかと思っていたんだけど、我慢して正解だった。

 

ついでに、iMacに外付け(USB接続)のHDDにOSをインストールしてみた…すんなりインストール完了w …なんでやーーー!

 

そこで、良い事思いついた。このインストールしたHDDをMacPROにつなげたら、起動すんじゃない?

案の定、HDDから起動が始まる。おっし、このまま起動してくれ!! …真っ白画面でハングアップ。厳しい!

 

なんで?インストールディスクも、HDDにインストールされたMacOSXも同じ場所でハングアップする。ちょうど、マウスカーソルが表示される前ぐらいで…。

 

うん?マウスが出る前?…って事はビデオアクセラレーターが本領発揮する前?か。

 

だったら、ビデオボードに不具合があるんじゃ無いの?と言うことで、本体に付いていたGeForce 7300GTを疑うことにした。でも、昨日の立ち上がったWindowsでは異常があるような感じには見えなかったんだけどな。そこでビデオボードを外したら、バックアップ用の内蔵電池が露わに。ここで電池を外して挿し直せば、マザーボード(マックではドーターボードだったっけ?)の設定がリセットされて(?)正常起動するかもしれない…と思って電池を外そうとするも堅い!

ちょっと腹が立ったので、マイナスドライバーでこじってみる。パキン!え?

おおおおー!ボタン電池の押さえ兼プラス端子が折れたぁ!

ひでぇ。とりあえず、クリップを伸ばして、折れた端子を延長して、マスキングテープでボタン電池を固定。これで、とりあえずは電気は通るだろ。

ちなみに、同じようなことをやらかした人がいました。俺も彼を見習って、いつか完璧に修復したいと思いますw

 

で、GeForce 8800GTSをつなげてみた。起動!「ピーーーーーーー」けたたましい警告音。おお、6ピンの補助電源をつなげてなかったな。この電源の端子は、俺が持っているのは4ピンのいにしえの電源コネクタを変換するものしか持っていない。しかも、結構短い。MacPROでその電源コネクタは…光学ドライブのところにあるか!

でもそこからだと、30cmぐらいの長さが無いとダメ。仕方が無い。ハンダごてで電線の延長をしますか。

本当は、ドーターボードにグラボ用の補助電源のコネクタがあるんだけど、その形状がちょっと特殊で、そこから電源を供給しようとしたら、結構お高い専用ケーブルを購入しなくてはならず、その方法はパス。

 

で、再び電源投入。ちなみに、今回購入したグラボはWindows用。ちょっと細工をしないと、画像は出ないらしい。けど、そのままでも動くときもあるとか。期待したんだけど、結局動かず。

 

仕方ない。リスク上等の、ビデオボードのバイオス書き換えやっちゃおう!

やり方は、ここを参考にさせていただく。

 

簡単に言うと、WindowsPCにグラボを挿し、Windows起動でなく、DOS起動して、そこで製品情報を書き換える作業をするってことなんだけど…。参考にするサイトにも書いてあったけど、MacPROには32bitと64bitがあって、うちのEarly2006は32bit。それに、書き込むロムを合わせる訳で。

はっ!そこでひとつの仮定。ひょっとして途中でハングアップしてしまうGeforce 7300GTは誰かが64bit用のロムを入れてるんじゃ無いかと。で、出品者はよく確かめないまま32bitと64bitの組み合わせで出しちゃったと。まあ、ジャンクだから文句は言えないんですがw それなら、何bitでもそんなの関係ねぇ、なWindowsは普通に起動しちゃってもそれはありえるなと。

そんなこと考えながら、DOS起動用のディスクを用意してたんですが、参考サイトのやり方ではそれが出来ない事が発覚。今はその起動ディスクを作るファイルは配布していないらしい。

 

その他色々サイトを回って、起動USBを作る方法とか、色々試して見たんだけど、UEFIだとダメなの?うまく起動出来るものが無い。どうする?俺。

 

そういえば、俺のマザボのドライバインストールディスクを入れたまま、再起動したらDOSが起動したんじゃなかったっけ?早速トライ。DOSが起動。うーん、RAIDドライバのFDを作るユーティリティだったんだ。でも、それを作る訳にもいかないし(FDD付けてないし)、作らないとすぐにDOSは終了、Windowsの起動が始まってしまうw

うーんもう1回。やっぱり、DOSのコマンドを打てる状況にはならない。仕方ない、別の方法を…Windowsのインストールディスクの診断モードかなんかで方法があるのでは?とWindowsのインストールディスクを入れて、FD作成ユーティリティを出たら、Windowsの起動に行かず、コマンドプロンプトが表示された。DOSにとどまってるじゃん!!

 

早速、グラボのロムの書き換え。ドキドキの警告の連続。「リスクを承知で書き換えるのなら「YES」と打ち込め」って指示が出て、その通り打つと終了。な?なに?

俺はあまり何も考えず「yes」と小文字で打ったみたい。こまけぇ。

で、無事に書き換え完了。

 

そして、そのグラボをMacPROに戻して、起動!

iMacで作ったディスクでの起動。今度はどこまで行く?

お、電源投入直後から、MacPROがグラボを認識画面も出てる。頼む、最後まで行ってくれ!そして目の前に広がる赤紫色の銀河!(MacOSX 10.6 SnowLeopardの初期壁紙)

痺れるっ!頭から溢れたアドレナリンが、耳から鼻から吹き出るような興奮状態w

これだからジャンクを手懐けるのってやめられねーな!!

 

でも、やっぱり他のパソコンでインストールしたOSってのは不具合があるようで、ひょっとしたらこのまま行く方法もあるのかもしれないけど、LANが認識出来ないというのは致命傷。

多分、インストールディスクも起動出来るはず!

出来ました!楽勝です。

と言うことでクリーンインストールから、アップデートを繰り返し…


Canon EOS 5D Mark II + TAMRON 24mm 1:2.5 (CW-24)
1/50s, f/4, ISO 100

MacOSX 10.7 Lionまでアップしました。

実はMacPRO Early2006はここまでしかアップデート出来ません。ここから後は64bitのMacPROじゃないとアップルのサポートが無いと…ふう。

 

まあ、ここまででも良いかと思ったんですが、あれ?iBooksが無いよ?

iBooksってのは電子書籍のソフト。俺が弱虫ペダルの全巻をこれで購入閲覧出来るようにしてたのに…。

 

え?マックでiBooks利用しようと思ったら、MacOSX 10.9 Mavericksまであげないといけないの?

方法はあるんだけど、ちょっと俺には難解。でも楽しいなぁw


Canon EOS 5D Mark II + TAMRON 24mm 1:2.5 (CW-24)
1/50s, f/4, ISO 1,250

これが問題の、Geforce 7300GT。こいつさえちゃんと動いてくれたら、ボタン電池も壊れることも無かったのにw

Windowsでは問題なく使えるから、持っていても害は無いだろw

ファンレス、無音で低電力。物は良いんだけどね。


Canon EOS 5D Mark II + TAMRON 24mm 1:2.5 (CW-24)
1/40s, f/4, ISO 2,000

MacPROのこの機能美はかなりのレベル。俺が追加したピンク色(カーナビのセンサー用のケーブル。余ったのを取っておいた。)の補助電源ケーブルは目立つけど、それ以外はケーブルらしいケーブルは無く、エアフローを妨害しない、そんなシステム。

融通が利かないと言えばその通りw でもメーカーの理想が垣間見えて楽しく、何より美しいよね。この、これでもかってアルミを使っているところ。ただ、ネジまでアルミってのは閉口w ドライバーの先っぽの磁石に付かないんだもんw


Canon EOS 5D Mark II + TAMRON 24mm 1:2.5 (CW-24)
1/15s, f/4, ISO 3,200

さっきネジって言ったけど、そのネジもほとんど見えない。実はツールレスでパーツの取り付け外しができやすいのも、MacPROの特徴。

ちなみにCPUは2個、メモリ(青い基盤)の箱の左の箱に収まっている。

CPUを、そんな締め切った所に置いて熱は大丈夫?って思うんだけど、見えないけど、大型クーラー、真横に大型ファンがあって、冷却はバッチリなんだそうで、この辺はさすが専用設計というところか。

WindowsPCでも盛り上がらなかったけどBTXって規格があったんだけど、アレはなんで廃れちゃったのかなぁ?

 

さあ、新しいMACも手に入った。何しよう?

あー、いつも通り、OSインストールで満足している俺がいるw