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待望のシフターST-R240到着。このコスパは何モンだ?

2014年03月27日 | 俺のDIY

先日、フロントのシフターが壊れたのは、このブログにも書きましたが、いろいろありまして、シフター兼ブレーキレバーを交換することにしました。

交換したくなった理由は以下の通りです。

・応急処置として取り付けたシフターと左右形状が違うのはやっぱり、物足りない。

・今使っているのは、プレシジョントレッキングに付いていたブレーキレバーで、サビサビなのが気になる。

・ブレーキレバー一体型シフターだと取り付け、調整が楽そうだ。(分離していると、個々にシビアな位置調整が出来るので良いって意見もあるけどねw)

・今までは、ボスフリーのスプロケット使っていた関係で、シマノ純正だと7速が限界という制限があったが、カセットにしたので、その制限が無くなったので8速を試したかった。(9速も使えるけど、9速にするとチェーンも細いのに変えないといけない。ちょっとそれは…。貧乏性ですw)

・フロント2速に対応した3速シフターを誤魔化しながら使うのでは無く、2速専用のシフターが欲しい。

 

で、ポチッとしたのですが、届くのに1週間近くかかってしまいました。

いやー、テレビでニュースとか見ていると、景気の良い話で、増税前の駆け込み需要とかの影響(?)で、小売店の売り上げは前年度比1.2倍~1.5倍らしいじゃないですか。在庫を基本持たないネット店舗なんかは、問屋に発注なんでしょうが、その問屋なんかは全国からオーダーが来ているのか、商品が回らないと、そんな感じになっているようです。

 

で、届いたのが、このシフターです。


Canon EOS 5D Mark II + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/50s, f/4, ISO 800

SHIMANO Claris ST-R240-L / R240-R

ちょくちょくネットショップで見かける商品ですが、購入した人が一人もいないのか、この商品のレビューの記事がまったく無くって、正直俺は人柱ですわw

で、実物はと言うと、ネットで見かける写真より、色が濃い感じ。ガンメタって感じの色です。

正直「色が選べないのかよ!本体が黒で、レバーがシルバーなのが、俺の好みなんだよ!」って思っていましたが、そんな俺でも、この色合いは渋いと思います。

まあ、若干…塗装が安っぽいかも…って気がしない訳でも無いですが。つや消しでも良かったのでは?


Canon EOS 5D Mark II + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/50s, f/4, ISO 3,200

シフターの表示窓は、割と小さめで、すごくシンプル。今何段にあるか、なんて目盛りや数値でお知らせって感じではないです。

まあ、実際走っていたら、何速で走っているのかってのは大した意味は無いですから。足の回転数を維持できる段が、正解であるだけなんで。

この道は、いつも6段で走るんだ!って決めてても、向かい風だったら、5段に落とすしか無いですし。

 

そういう意味では、まだ段を上げる(下げる)余裕さえ分かれば良いって感じで見れば良いんでしょうね。


Canon EOS 5D Mark II + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/50s, f/4, ISO 2,000

さて、この製品の一つの特徴に、ブレーキの引き代を切り替えて、Vブレーキでも、キャリパーでも使えるようにする仕組みがあるんですが、その切り替え方法が、この商品の取扱説明書に書いていない…。

ネットで調べても、ズバリの方法が書いていない、です。

こういう切り替えの仕組みは1990年頃からあるものらしく、枯れたシステムのようですから、自転車屋にとっては常識なのかもしれませんけど、俺みたいな新参者にはちょっと分かりにくいところなんで、人柱の責任として、切り替え方法を残しておきます。

まずは、商品購入時の設定では、キャリパーブレーキ用の引き代になっています。ブレーキワイヤーを引っかけるところ(銀色の穴が開いたパーツ)の軸が、内側に付いています。それを、外側に移動させると、俺のVブレーキに対応した大きな引き代になると言うことです。


Canon EOS 5D Mark II + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/30s, f/4, ISO 3,200

レバーの裏っ側を見ますと小さなネジがあります。これを外しますと、グレーのプラスチックのパーツ(溝にはまっているもの)がグラグラするようになります。

ちょっとしっかり引っかかっていて、簡単には取れないんですが、どうにかこうにか引っこ抜いてください。大丈夫!これだけグリスが塗ってあるんだもの、割れたり欠けたりするような事は無いです。

乳歯が抜けるように、グラグラしてたら、適当なタイミングで抜けます。(いい加減なアドバイスだなぁw)


Canon EOS 5D Mark II + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/40s, f/4, ISO 1,600

外したら、こんな形。小さなネジは無くさないように注意。

こういう作業は椅子に座って机の上でやりましょう。俺は、この小ネジを落とし、半べそで捜索しました。精密ドライバーも磁石付きが欲しいなぁ…。年に何回も使わないんだけどw


Canon EOS 5D Mark II + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/40s, f/4, ISO 3,200

外したらY字の溝が出て来ますので、矢印の方向に軸を移動します。

反対側の溝に入れちゃうと、外したグレーのパーツを戻すことが出来ません。

 

それにしても、シマノってこうした作業を見越して、その場所にあらかじめグリスアップをしているんだから、ユーザー本位というか、職人気質というか、ますますシマノが好きになるのでした。


Canon EOS 5D Mark II + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/30s, f/4, ISO 3,200

そして、グレーのパーツを戻して、ネジを戻せば、Vブレーキ用の設定は完了って訳です。

しかし、なんでこれのマニュアルを公開しないんだろうか?

俺が見つけられないだけ?


Canon EOS 5D Mark II + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/50s, f/4, ISO 1,250

このシフターには、これだけの付属品が付いて来ます。

シフト用のアウターワイヤー3本。(左右のブレーキレバーからフレームまでのアウターが2本、フレームからリアディレーラーまでのアウターが1本。ワイヤーはシフターにセット済み。)

ブレーキ用のアウター&ワイヤー2セット。

ワイヤーキャップ4個。ブレーキ用のアウターキャップ2個。ケーブルガイド1セット。

 

ケーブル一式が付いてくるのは知っていたけど、まさか、ケーブルガイドまで付いてくるとはね。大盤振る舞い過ぎだろw

このシフター一式が実売4000円ぐらいで売っている訳なんだけど、ケーブルのセットって1500円ぐらいするし、ケーブルガイドも別に買うと300円。そう考えたら、シフターは左右で2200円か。

いやいや、ブレーキ一体式でそんな安いことは無いから、どこでコストカットしているのか知らないけど、これはすごいバリューだなと思う訳です。

 

…ただ、これまた色が選べないのがネックだなw

 

翡翠丸には黒いのは合わないと思うんだよな…と思って、実はシルバーのアウターワイヤーを買っているんだけど、「シマノ純正」というものを見てしまうと、そっちのパフォーマンスも確かめたいという気持ちも…。

なんせ、質感が反則なくらい良いのよね。

ブレーキアウターワイヤーのやわらかなしなり具合、シフトアウターワイヤーのコシのある、全体でRを描くような曲がり方。単にワイヤーが通るだけの管では無く、そこに封じ込められたテクノロジーを素人なりに感じてしまう。

(ブレーキワイヤーはアバウトな引き味が要求される。人間はパニックブレーキの時なんかは、ブレーキがめいっぱい引かれているのに、さらにブレーキを引こうとしてしまうもの。行き場を失った力はそのままではブレーキの破壊や、ワイヤーの破断を招いてしまうので、ブレーキアウターワイヤーは、過剰なレバー操作があった場合、力をいなせるようにある程度の柔軟さが必要。反面、シフトは、厳格にワイヤーの引き量が決まっている。これは機械がキチッと引くために、ハンドルがどの向きを向いていてもワイヤーの引き量に影響が無いようにするために、曲がるけど伸びないような素材が求められる。)


Canon EOS 5D Mark II + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/50s, f/4, ISO 1,600

そして、さらに俺の心をくすぐるのが、アウターワイヤーに刻まれたシマノのロゴ。

このロゴはケーブル1本に付き1カ所しか刻まれていない。これを如何に目立つ位置に配置するかっていうのも自転車整備士の腕w

 

ハンドル回りに4本のケーブルが集中するけど、そこにこれを集めても渋いし、見やすいサドルの下の短いアウターに配置するのもワンポイントでオサレ。

 

どうしよう…パールがかって、翡翠丸に絶対合うと思って買ったシルバーのアウターワイヤーか、性能的には鉄板のシマノ純正、ロゴ、キラリッ…か。悩んじゃうぜw