やっと日中の気温が10℃前後に推移してきた。それでも、まだ、この先は春のお彼岸まで何度か寒さをぶり返すのだろう。ちなみに明日は、4℃とでていた。
日差しが出て、風も穏やかなので、青葉の森を久々に歩く。「マンサクはまだかな」と空を見回しても、春真っ先に降りてくる黄色い妖精たちにはお目にかかれなかった。
それでも、コブシの毛玉は少し膨らんでいるし、スプリングエフェメラルのセリバオウレンやタチツボスミレの葉はすでに雪のない地上で待機していた。木の枝先の芽も赤らみ始めたものいる。
あとひと月、セリバオウレンから始まって、あっという間に青葉の森の春が始まる。その、予兆のような静かな気配が、時々日が射す森に充溢していた。
植物のサーモメーターは、どこから春の熱量感じ取るのだろうか。根っこが動物の脳の働きをしていると聞いたことがあるが、芽吹きの司令室もそこにあるのか。三月下旬から、あれだけ地上を埋め尽くすように這い出でるカタクリなどはまったく、地上に目を出していないが、地中で何を感じ、何を思っているのだろう。
これから週に1、2度青葉の森の観察してみよう。今年は、スプリングエフェメラルたちをしっかりマクロ撮影して、短い彼女たちの春をとらえよう。チョウも羽虫ももうすぐ目覚めるだろから、一緒にだ。
あったかそうなコブシさん
いつも忘れるが2回3出複葉が、セリバオウレンさんでいいんだよね。
1回3出=キクバオウレン 3回3出=コセリバオウレン とか
ハート形のロゼッタは、タチツボスミレさんに違いない
なんの木なんだろう。同じ道を歩いていればあとで分かるだろう。