風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

紅葉を求めて層雲峡へ ≪高原温泉沼めぐり≫

2017-10-05 | 北海道の夏 10年目(2017)
2日目(9月22日)
ホテルでの朝食後すぐに出掛けたが、シャトルバスに乗ったのは昨日と同じ8時発。

大雪高原山荘に着いて、すぐに長靴をレンタル。
実は前日、ホテルに入る前にビジターセンターに行き「高原沼めぐり」の情報を聞いた時、
数日前の雨でぬかるみが多く、場所によっては水の中を歩こともあるので長靴必携という話を聞いていたのだ。
それも数に限りがあるので早めに行く方がいいと言うことも。
で、男性陣は泊ったホテルで借りることができたが(サイズの大きい物しかなかった)
女性陣も現地で無事に借りることが出来た



沼めぐりに出発する前に、「ヒグマ情報センター」で10分ほどのレクチャーを受け、いよいよ出発。
(レクチャーは主にクマに対しての注意事項)

 
この高原沼は、1年前に行った雨竜沼と同じく、沼と言いながらもその場所は標高が高い所にあるので
階段あり、木道あり、丸太状の細い橋あり、沼の中を歩く所あり、登り道は半端なく続き・・・
辿り着くまでが大変


最初に現れた≪バショウ沼≫ と ≪土俵沼≫
過酷な登山のあとに現れたので、その美しさに感動!
どちらの沼も、水草が太陽の光を反射してキラキラ


≪滝見沼≫
名前から考えると近くに滝でもあるのだろうか??
周囲を見渡しても滝は見えず・・・
きっと以前は見えていたものが、木の成長と共に見えなくなったのかもしれない。

 
≪緑沼≫
食事出来る場所は、この緑沼と、大学沼、高原沼の3カ所のみなので、
ここでお弁当などを食べる人が多い。


≪湯の沼≫から≪鴨沼≫へと登る途中、ふと見上げたら澄みきった青い空に紅葉の木々が美しく、
しばし足を止めて「わ~すご~い!」とひとり呟きながら見とれた。


≪湯の沼≫だったか・・?≪鴨沼≫だったか・・?
この辺りでは周囲の紅葉ばかりに目が行って、沼の名前の記憶が曖昧

  
≪えぞ沼≫
風が無かったので、水面に鏡のように映り込む紅葉。
隣に立っていた女性が「感動して涙が出るわ」と話しかけてきた。
この女性は、銀泉台から赤岳に行く仲間と別行動して1人で来たそうだが、
「こちらに来てよかった」と何度も言っていたが、確かに私もそう思った。


次の≪式部沼≫に登る途中に一休みしながら、たった今行った≪えぞ沼≫を上から眺めた。
上から観ると周囲の森林が今まさに紅葉まっ盛りの状態がよく分かる。


≪式部沼≫
この辺りも風がやんで、沼に紅葉が映って2倍の美しさに!

 
≪大学沼≫
ここで休憩していたら、Y新聞社カメラマンが
「笑顔で手を振ってくださ~い」
「新聞に載りますよ~」
と声を掛けてきたので
「本当に載るの?」と訊いたら
「本当に載ります!」と応えたので、わざわざ立って笑顔で両手を振ったのに・・・
次の日の新聞には私達の写真はなく、他の場所の写真が載っていた。
まったく、もう


≪高原沼≫
最初は、沼の2~3カ所を観られたらいいと思っていたのに、
こんな遠くの10番目(小さな沼は除いて)の高原沼まで来ることが出来た。
夫も、沼に辿り着くたびに「もう此処で引き返す」と言っていたのに、
途中で出会う人ごとの
「せっかく此処まで来たのだから、次の沼こそ見事なので行かなくては勿体ないですよ」
と言う言葉に乗せられて此処まで頑張った。

が・・・引き返す頃から、今度は私の右膝が痛み始めた
膝を曲げると痛いものだから、とにかく歩くのに時間がかかる
同じ頃に引き返したお友達から遅れること1時間ほどでやっとスタート場所の「ヒグマ情報センター」に到着。
到着した時間は午後3時を少し回っていて、
この時間はヒグマ遭遇の危険回避のために下山しなければならないギリギリの時間だった。

疲れた~
でも過酷な登山の努力は報われ、次々に姿を見せる沼の美しさは、もう見事だった


帰りの車の中では、さっきまで観た紅葉の美しさの話で盛り上がりっぱなし
4人共の一押し沼は≪緑沼≫と≪式部沼≫
それに私は≪えぞ沼≫をプラス
美しい紅葉を4人の仲間で観ることができ、同じ思い出が出来たことも幸せなことだった