風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

熊本・天草へ 1日目

2017-02-08 | 小さな旅
2月初旬
早朝5時45分にタクシー予約。
羽田を8時過ぎに出発し、熊本に向かう。
熊本・天草への旅は、お天気に恵まれた4日間だった。

                            
1日目
熊本空港からリムジンに乗って、熊本市街には11時頃に到着。
ホテルに荷物を預けて、すぐに予約しておいた馬刺し店に直行


ランチメニューの中で馬刺しが一番多いという「馬刺し定食」を注文(2800円)
ヒレやタテガミなどの珍しい刺身が5種と、馬肉と野菜の煮物などのセット。
馬刺しの中では、ヒレが柔らかくて私好みで、タテガミも不思議な食感。
昼間なのでアルコールなしだったのがちょっと残念。

                            
熊本城
まず、熊本城の全貌を見たいと、お城を見渡せる市役所14階の展望室へ行った。


最初に目に入ったのは、一本の隅石で辛うじて倒壊を免れた飯田丸五階櫓の痛々しい姿。
(現在は鉄骨の仮受構台で支えられている)

それに、市役所展望室の大部分が被災届けの受付所になっていて、順番待ちの人たちの列が出来ていることも、
まだまだ地震被災の状態から抜け出せていない熊本の姿を見た気がした。

その後はいよいよ城内へ・・・と思いきや、その殆どへは立ち入り禁止
8年ほど前に復元完成したばかりの本丸御殿大広間(西南戦争で焼失されていた)だけは大丈夫だろうと思っていたけれど、
それも被災して見学出来ず。
近くにある旧細川刑部邸も見学不可能・・・
ふっこう割引きも終わった今、観光に来ている日本人は少なく、
春節も重なって、その多くは外国人ばかりのようで・・・

 
二の丸駐車場からの熊本城入口も閉鎖されていて、その先には石垣が崩れて悲惨な情景が・・・

 
どこに行っても、立ち入り禁止の先には崩壊した石垣や建造物が・・・


大天守と小天守は、屋根瓦も鯱鉾も崩れ落ちた無残な姿だが、
案内してくれたガイドさんの話では、
「石積みの部分は崩れているが天守閣自体は2年後くらい先には修復できるので見学可能になるだろう」とのこと。
崩壊の大きさを目の当たりにしてショックを受けていたが、少し先に希望の明かりが見えた気がした。

が、全体の修復は20年も30年も先になるとか・・・
その話を聞いた時、夫と思わず顔を見合わせ
「その頃は私達、生きていないよね」と、同じことを呟いた。

                        
    

五高の英語教授として熊本に住んだ夏目漱石の旧居
ここも地震被害のために見学不可能で、庭先から観るだけ。  


同じく五高の教授だった小泉八雲の旧居
ここは、見学時間を僅か5分過ぎていたために見学出来ず・・・
因みに、今までここを3回訪ねたのに、時間外だったり休館日だったりで入館出来ずじまい。
よほど私、縁がないらしい・・・

                            


熊本名物の太平燕(タイピーエン)
具沢山ちゃんぽんのようだが、麺ではなく春雨が入っている。
ランチを食べ過ぎて夕食時にお腹が空かないので、これで十分だった。