【佐原の大祭-秋祭り】
「佐原の大祭」は夏の八坂神社、秋の諏訪神社と二回に分かれて
行われる。秋祭りは14地区から14基の山車が町中を進む。
関東三大山車祭りと言われる、秩父の夜祭・川越祭りと佐原の大祭
である。山車に乗るお囃子(下座連)が哀愁帯びた音色を響かせる。
神田囃子・京都祇園囃子と並ぶ日本三大囃子と言われる。
山車の前では女子連による手踊りが披露され祭りに花を添え、
勇壮な「のの字廻し」が見る人たちを楽しませてくれる。
古い町並みの中心を流れる小野川、川沿いを山車が進んで行く。
山車人形は「浦島太郎」天幕は金箔のしめ縄、彫り物は歌川国芳
の水滸伝をかたどる見事な山車である。
山車に乗り込んだ下座連(お囃子)の奏でる演奏が川面に流れる。
鮮やかな衣装を身にまとい手踊りが始まった。
小野川に浮かぶ小舟に乗って祭り見物・・・風情があるね~
小野川に架かる橋の上は人だかり、たわわになった柿の実の先に
仁徳天皇の山車が進んで行く。
いい音色だ!この姿勢で演奏し続けるのも大変だろうな~
東日本大震災で崩れ落ちた屋根も修復された。古い町並みも元の姿に
戻ってきたが、あちこちで震災の爪痕が残っていた。
でも、この写真を見るときっと記憶に残ると思います。江戸時代の街並みと雰囲気が漂う街、佐原。写真からはお囃子の音色や人々の歓声が聞こえて来る、そんな気がします。中島誠之助が見たら、きっと「いい仕事してますね」というでしょうね。